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日本の伝統産業×アート×先端技術。「工芸の未来」を提案するハッカソンが今秋高岡で開催!ただいま参加者募集中

2017.08.04 UP

「ハッカソン」とは、もともと、ソフトウエア開発者が短期間にプログラム開発やサービスの考案などの共同作業を集中的に行い、その技能やアイデアを競う催しで、hack(ハック)marathon(マラソン)を組み合わせた造語です。

近年、予測を超えた成果を生み出す手法のひとつとして注目され、今各地で様々な「ハッカソン」が行われています。

今回、400年以上の歴史をもつ金工や漆芸のまち・高岡で実施する「工芸ハッカソン」は、富山県内の職人・工芸作家と、国内の多様なジャンルのアーティストや専門家でチームを組み、工芸の価値や課題をあらためて探りながら、未来につながるコラボレーションを生み出そう、という試みです。

まずは9月の2日間〔923日(土)・24日(日)〕、高岡市の伝統産業ツアーにはじまり、参加者同士でディスカッションを行い、チームを組んでアイデアを深めていきます。その後11月までの自主活動期間を経て、11月の2日間〔1118日(土)・19日(日)〕では実際のプロトタイプ(試作品)を制作し、公開プレゼンテーションを経て最優秀賞などを決定します。

今回の試みは、エンジニアや研究者、アーティストなど、これまで工芸が出会ったことのない異分野の方たちとの対話を通じて、工芸の新しい未来を探るということだけでなく、異分野の方たちも古くて新しい価値観や技術に出合うことで、広く日本のクリエイティブ業界にとっても未来の革新につながっていくことを目指しています。

現在、この「工芸ハッカソン」の参加者を827日(日)まで募集しています。ハッカソンに参加しない一般の方も、11月の公開プレゼンテーションや、その後の巡回展によって、新たなアイデアに出合うことができるはず。

詳細はホームページをご参照ください。

◎「工芸ハッカソン」特設ページ https://kogeisummit.jp/hackathon/

このイベントは、北陸の工芸の魅力を世界に発信するために今年初めて富山県で開催する、「国際北陸工芸サミット https://kogeisummit.jp 」〔コア開催期間:20171116日(木)~1123日(木・祝)〕の関連事業です。

川原町の町家〜元鋳物工場として使われていた未完成の家〜

2017.08.02 UP

 

「まちっこ不動産バンク」さんから情報をいただきました!

かつて鋳物工場として使われていた、未完成の家。細い路地や趣を感じる昔ながらの家々、下町らしさが残る川原町にあり、自分でDIYして暮らしをつくりたい人や、事務所や店舗を探している人におすすめの物件です。

〜こんな人におすすめ〜

・新しく店舗や事務所を探している人
 ・古いまちなみでの暮らしを送りたい人
 ・複数人でシェアして利用したい人
 ・自分でDIYして暮らしをつくりたい人

※改修について・・・壁や設備などのDIYについては所有者の方と要相談となります。
 ※共同利用について・・・所有者の方と要相談となります。

詳細はこちら→  http://ameblo.jp/machicco-project/entry-12287687594.html

 


◼︎お問い合わせ 高岡まちっこプロジェクト  
・メール:machicco.project★gmail.com (★を@に変えてください)  
・電 話:0766-25-2676(担当:かのう)
※まちなかの物件探しや改修の相談、起業やDIYの相談なども上記まで!


◎高岡まちっこプロジェクト Facebookページ  <リンクはこちら> 
◎まちっこ不動産バンク Facebookページ    <リンクはこちら>

 

 

おしゃれなカフェ・ショップを併設し、鋳物制作体験や工場見学も可能。観光客も地元民も楽しめる能作新社屋は高岡の必訪スポット!

2017.06.29 UP

今年4月27日(木)に、「産業観光」をコンセプトにオープンした(株)能作の新社屋をご存知でしょうか。

約4,100坪の敷地に建設されたこの建物のなかには、製造工場だけでなく、ぐい呑やトレーなど、6種類の鋳物制作体験ができる「NOUSAKU LAB」、本社限定アイテムを含む、デザイン性の高い品々を揃えた「FACTORY SHOP」、能作の器で地元食材を使った料理がいただけるカフェ「IMONO KITCHEN」などが併設され、開放的な空間となっています。

製造工場は見学も可能で、案内人の解説を聞きながら職人たちの作業工程を見ることができます。ガラス越しでなく、職人と同じ目線に立つことで、高岡鋳物の伝統技術を間近に感じることができます。

また、「富山の観光のハブ的役割に」との思いから設けられた観光案内スペースも必見で、ここには、能作社員がおすすめする県内スポットを能作「産業観光部」メンバーが独自の切り口で取材してまとめた情報カードが設置されています。有名スポットから地元目線ならではのスポットまで紹介された、これら約200種類のカードは、自由に持ち帰ることもできます。

◼工場見学—FACTORY TOUR
 ・受付 ;事前予約制(無料)
 ・休業 ;日曜・祝日・年末年始(土曜は月により休業の場合あり)
 ・詳細 ;www.nousaku.co.jp/main/tourism/tour/

◼鋳物製作体験—NOUSAKU LAB
 ・受付 ;事前予約制(有料・小学生500円〜、大人800円〜)
 ・休業 ;年末年始
 ・詳細 ;www.nousaku.co.jp/main/tourism/nousaku_lab/

◼カフェ—IMONO KITCHEN
 ・営業時間 ;10〜18時(17時30分ラストオーダー)
 ・休業 ;年末年始
 ・詳細 ;www.nousaku.co.jp/main/tourism/imono-kitchen/

◼ショップ—FACTORY SHOP
 ・営業時間 ;10〜18時(17時30分ラストオーダー)
 ・休業 ;年末年始
 ・詳細 ;www.nousaku.co.jp/main/shops_info/factory_shop/

◎能作 公式ホームページ www.nousaku.co.jp
   ◎能作 Facebookページ      www.facebook.com/nousaku1916/

東京・虎ノ門「旅する新虎マーケット」、高岡出展最終日(6/30)はスペシャルな1日。高岡の3つのショートムービーも放映!

2017.06.21 UP

2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックの際の、選手村とスタジアムを結ぶ重要な道路の一部として位置付けられた「新虎通り」。

ここで2月から始まった、日本全国の「ヒト」「モノ」「コト」の魅力を発信する「旅する新虎マーケット」では、高岡市が最初の出展自治体の1つとして、伝統工芸品やクラフト、食、そして昨年ユネスコ無形文化遺産登録を果たした高岡御車山祭などを紹介してきました。

高岡の展示最終日となる6月30日(金)は、「旅するポップアップ 高岡の日」として、高岡のものづくりを中心に、職人による実演・体験や、作家・事業者による展示・販売などを行うほか、高岡で近年制作された3つのショートムービー(※)を放映します。

※3つのショートムービー;  

「すず」(2013年、監督:菱川勢一)<画像左>  

「日本遺産のまち 高岡」(2016年、脚本・監督:滝田洋二郎)<画像右上>  

「ライバルはご先祖様 feat.ayako」(2017年、監督:羽田純)<画像右下>

 

都内近郊にいらっしゃる皆様、ぜひお立ち寄りください!

 

◼日時:  6月30日(金)11時〜

◼場所・内容(予定・変更可能性あり):  

●虎ノ門ヒルズアトリウム(>>リンク<<) 錫イラスト打ち体験、鋳物体験、クラフト展示販売、クラフトイベントPR、 映像放映

●旅するストア(>>リンク<<)  螺鈿の実演  

●バイシクルコーヒー(>>リンク<<)  映像放映

  >>「旅するポップアップ 高岡の日」詳細はこちらから<<

 

◎旅する新虎マーケット 公式ホームページ https://www.tabisuru-market.jp/

高岡の金工・漆芸も、全国の工芸も。初夏の高岡市美術館で名工のわざに出合おう!

2017.05.30 UP

現在、高岡市美術館では、「コレクション展 工芸への誘(いざな)い 2017 -高岡の金工・漆芸-」(〜6月9日[金])、「第56回 日本伝統工芸富山展」(〜6月4日[金])の2つの展覧会が開催中です。

「コレクション展 工芸への誘(いざな)い 2017 -高岡の金工・漆芸-」では、明治期から現在に至るまでの高岡の名工たちの手による作品27点が並びます。第1回内国勧業博覧会に出品し鳳紋賞を受賞した「武人文大香炉」(二代横山彌左衛門、1877年)や、勇助塗の代表作「山水花鳥図茶棚」(初代石井勇助、明治時代)をはじめ、風格ある名品たちの美しさや芸術性に、間近でふれることができます。

「第56回 日本伝統工芸富山展」は、昭和36年に始まった展覧会で、金工・漆芸・木竹工・陶芸・染織・人形・諸工芸の7部門の公募・受賞作品に加え、人間国宝を含む全国の著名作家の賛助出品を、計約160点展示しています。高岡からは、人間国宝・大澤光民氏の作品のほか、金工・漆芸・陶芸・染織・人形の作家作品が23点出品されています。

<コレクション展 工芸への誘(いざな)い 2017 -高岡の金工・漆芸->
 ◼︎会期:2017年5月9日(火)〜6月9日(金)※月曜休館
 ◼︎観覧料:無料
 ※パンフレットは  >>こちらから<<
 ※出品リストは     >>こちらから<< 

<第56回 日本伝統工芸富山展>
 ◼︎会期:2017年5月18日(木)〜6月4日(日)※月曜休館
 ◼︎観覧料:800円(65歳以上640円、大学生500円、高校生以下無料。団体割引あり)
 ※パンフレットは  >>こちらから<<

<2展共通>
 ◼︎場所:高岡市美術館(高岡市中川1-1-30)※「コレクション展」は地階市民ギャラリーで開催
 ◼︎開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)

 

◎高岡市美術館 http://www.e-tam.info/index.html

 <画像>
 (左)初代 石井勇助<<山水花鳥図茶棚>>(明治)高岡市美術館蔵
 (右)金森映井智<<象嵌鋳銅花器>>(1984)高岡市美術館蔵