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2月13日は日本遺産の日!高岡市の2つのストーリーの魅力がつまったタブロイド紙「高岡発瓦版:総集編」で日本遺産を学ぼう

2022.02.10 UP

 

2月13日は、2(にほん)13(いさん)の語呂合わせから、「日本遺産の日」とされています。日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化や伝統を語るストーリーを文化庁が認定するものです。高岡市では2つのストーリー「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡―人、技、心―」、「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」が認定されています。

この「日本遺産の日」に合わせ、高岡市では「高岡発瓦版:総集編」を新たに作成しました。総集編は、前作の町民編、職人編、伏木・北前船編に続く4作目。本市の2つのストーリーの魅力を1つの冊子にまとめた内容となっています。

 

▼高岡発瓦版 前作はこちらからご覧いただけます

町民編:

https://www.toyama-ebooks.jp/actibook_data/20160129_takaokakawarabanM/HTML5/sd.html#/page/1

職人編:

https://www.toyama-ebooks.jp/actibook_data/20160330_takaokakawaraM/HTML5/sd.html#/page/1

伏木・北前船編:

https://www.toyama-ebooks.jp/actibook_data/20200210_fushiki2/HTML5/pc.html#/page/1

 

 前作同様、総集編では2つのストーリーの概要や見どころを、カラフルなイラストと写真で分かりやすくご紹介。特集記事では、高岡のものづくりやお祭りなど、歴史を深く読み解くうえで欠かせないコンテンツに焦点を当て、掘り下げています。

また、まち歩きに最適な市中心部エリアと北部エリアのマップも掲載。おいしいお店やお楽しみスポットなどをめぐる新たなモデルコースも掲載しています。この1冊があれば高岡をもっと楽しめるはず。

 

新しくなって読み応えたっぷりな「高岡発瓦版:総集編」。ぜひ、お手に取ってご覧ください!

 

〇高岡発瓦版:総集編

【配布場所】市役所本庁舎、各支所、新高岡駅観光交流センター、高岡駅観光案内所、道の駅 万葉の里 高岡、道の駅 雨晴、構成文化財等

【配布開始日】 令和4年2月11日(金)

 ※WEB版はこちら(前半 / 後半)からご覧いただけます。

 

 

また、高岡駅観光案内所や道の駅、主な日本遺産構成文化財等に新しいデザインののぼり旗を掲出しました。

瓦版に登場する2つのストーリーをイメージしたキャラクターやイラストを使用し、高岡の古い町並みに合ったデザインとなっています。

〇日本遺産新デザインのぼり旗

【掲出場所】市役所本庁舎、各支所、新高岡駅観光交流センター、高岡駅観光案内所、道の駅 万葉の里 高岡、道の駅 雨晴、構成文化財等

【掲出開始日】 令和4年2月11日(金)

 

 2月13日は日本遺産の日。この機会に、高岡の歴史のおもしろさを再発見してみてはいかがでしょうか。

 

★高岡市の2つの日本遺産ストーリー全文

「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡―人、技、心―」

https://www.city.takaoka.toyama.jp/bunsou/story.html

「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」

https://www.city.takaoka.toyama.jp/bunsou/kitamae.html

 

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オンラインパフォーマンス「高岡時空舞台」~歴史都市・文化創造都市高岡の魅力を動画で配信中!~

2022.02.08 UP

高岡の歴史ある文化資産やまち並み、景勝地を新たなステージの場として、市内のアーティストが伝統芸能や音楽、ダンスなどを披露するオンラインパフォーマンス動画「高岡時空舞台」をYouTube文化創造都市高岡公式チャンネルで公開しています。

歴史と文化が融合した趣のあるステージとなっており、見応えのある作品ばかり!

今回は、その3つの作品をご紹介します。

 

①勝興寺の月あかりに舞う

【撮影場所】勝興寺

【内容】洋舞、箏曲

【出演】可西舞踊研究所(洋舞)、生田流正絃社 かたかご会(箏曲)

高岡市伏木で「ふるこはん」として親しまれている勝興寺。令和3年3月、23年間におよぶ「平成の大修理」を終え、江戸時代さながらの壮麗な姿がよみがえりました。

この動画では、歴史ある勝興寺を舞台に、可西舞踊研究所による華やかなバレエと、生田流正絃社かたかご会による美しい箏の音色が、夜の勝興寺を彩ります。

江戸期から今日まで、時代を超えて多くの人々が支え、守り続けてきた勝興寺。そして、大切に受け継ぎながらも新たな魅力も合わせて表現を磨き上げてきた踊りや演奏。これらの歴史と文化が重なり合う、高岡だけの舞台に魅了されます。

 

 

▼動画「勝興寺の月あかりに舞う/オンラインパフォーマンス「高岡時空舞台」作品」

 

 

②鋳物師(いもじ)のまちに華やぐ伝承の舞

【撮影場所】金屋町(千本格子の家並み、金屋町ポケットパーク、金屋緑地公園)、有礒正八幡宮

【内容】民踊、民謡

【出演】民踊・舞踊 華の会、佐藤松子流 松博会、弥栄節保存会

開町当時の様子が残る歴史的なまち並みとして、重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けている金屋町。高岡市内では、山町筋、吉久のまち並みが同指定を受けています。市内に3つの重要伝統的建造物群保存地区があるのは、全国では本市を含め4市しかありません。

動画の舞台となる金屋町は、高岡の町を開いた前田利長公が産業振興のために7人の鋳物師(いもじ)を呼び寄せ住まわせた、高岡鋳物発祥の地です。「さまのこ」と呼ばれる千本格子と石畳のコントラストが美しく、全国から多くの観光客が訪れます。

そんな美しい町並みの金屋町で、民踊・舞踊 華の会、佐藤松子流 松博会、弥栄節保存会が、富山県内で歌い継がれてきた有名な民謡「越中おわら」(富山市八尾地域)、「といちんさ」(南砺市五箇山地域)、「こきりこ節」(南砺市五箇山地域)、「帆柱起こし祝い唄」(高岡市伏木地域)、「弥栄節」(高岡市金屋町)の踊り・演奏を披露します。

 

 

▼動画「鋳物師(いもじ)のまちに華やぐ伝承の舞/オンラインパフォーマンス「高岡時空舞台」作品」

 

 

③時代と文化を繋ぐ

【撮影場所】瑞龍寺、雨晴海岸(道の駅雨晴)

【内容】日舞

【出演】花川紀久(花川流)、富山高等専門学校射水キャンパス日本舞踊同好会

動画の1つ目の舞台となるのは国定公園・雨晴海岸。海越しに3,000m級の立山連峰を望むことができる絶景の地として、多くの人が訪れます。奈良時代には、この絶景に感動した大伴家持が多くの歌を詠み、のちには松尾芭蕉の「おくのほそ道」に登場する風景地として、国の名勝に指定されています。

このように昔から人々の心を魅了してきた美しい雨晴海岸で、富山高等専門学校射水キャンパス日本舞踊同好会の学生が「菊づくし」「羽根つき」「長崎の蝶々さん」の3曲を踊ります。着物と小道具が鮮やかに彩る日本舞踊の美しいステージです。

2つ目の舞台となるのは、国宝・瑞龍寺。高岡の開祖・前田利長公の菩提寺として知られる、曹洞宗の寺院です。3代利常公によって、約20年もの歳月を費やし造営されました。仏殿をはじめ、法堂、山門が、近世寺院建築の傑作として国宝に指定されています。

歴史ある瑞龍寺を舞台に、花川流 花川 紀久氏が日舞「島の千歳(せんざい)」を踊ります。荘厳な雰囲気が漂う中、洗練された柔らかく美しい所作の舞いをご覧ください。

この動画は、富山大学大学院芸術文化学研究科の水島 加央瑠氏が企画・制作・編集を担当しました。若い感性と、プロさながらのカメラワークや編集技術にもご注目ください。

 

 

▼動画「時代と文化を繋ぐ/オンラインパフォーマンス「高岡時空舞台」作品」

 

 

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どの動画も、高岡市の歴史的資産や文化、それぞれの見どころが合わさり、新しい魅力が発見できる作品です。

YouTubeの文化創造都市高岡公式チャンネルでは、約30分の本編と約4分のダイジェスト版がご覧いただけます。

普段、ホールでご覧いただく演技や演奏とはまた違った作品を、いつでもどこでも、ゆっくりとお楽しみください。

 

チラシはこちら

陶工房と喫茶「さまのこ屋」草島誠一さん・陽子さんのインタビューを公開しました。

2021.12.24 UP

「はやるか?なんて全然心配しませんでした。はやることしか考えてなかった。笑。ずっと喫茶の仕事がしたかったので、チャンスだ!って(陽子さん)」。

2020年12月に重要伝統的建造物群保存地区(以下重伝建)に選定された高岡市北部のまち、吉久で、地区内唯一の喫茶兼ギャラリーとして、地域の人たちに憩いの場を提供する「陶工房と喫茶 さまのこ屋」の草島誠一さん・陽子さんに、お店づくり、まちづくりについて、お話を伺いました。

こちらからお読みください。

伏木の有力廻船問屋の仕切書の内容は?館蔵品展「仕(し)切(きり)書(しょ)にみる北前船交易~堀田家・八坂家文書から~」高岡市立博物館で開催中(~R4.1/10)

2021.12.10 UP

(画像)釧路昆布仕切書〔明治10年(1877)10月9日〕 函館・井村利平⇒(堀田家持船)徳衆丸儀助

高岡市立博物館では、本展初公開となる伏木の有力な廻船問屋・堀田家・八坂家両家の仕切書を展示し、北前船交易の一端を紹介する特別展「仕切書にみる北前船交易~堀田家・八坂家文書から~」を開催しています。

北前船とは、江戸時代中期から大正期にかけて、大阪と北海道間を日本海回りで結び、あちこちの寄港地で商品を売り買いしていた商船のことです。荒波を越え、動く総合商社として巨万の富を生み、各地に繁栄をもたらしました。

 

 

高岡市の伏木地区には、最盛期には大小30軒ほどの廻船問屋があり、北前船の寄港地として栄えました。高岡市立博物館には、伏木の有力な廻船問屋「七軒問屋」の筆頭である堀田家(鶴屋)、及びその親戚の廻船問屋の八坂家(車屋)それぞれの古文書が収蔵されています。

本展では、北前船主と各地の問屋が商品を売買する際に発行された文書である「仕切書」に着目。初公開となるこれら両家の仕切書から、各地の特産品や各家が主にどのような商品を取り扱ったのかなどを読み解き、北前船交易の一端を紹介しています。

 

また、港町「伏木」を中心とした市内の文化財は、平成30年5月、日本遺産ストーリー「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に、認定されています。

・高岡市ホームページ(高岡の北前船の日本遺産ストーリーについてもっと詳しく)

花形航路であった北前船で、物流の一大拠点であった伏木の廻船問屋が何を運んだのか。ぜひ、高岡市立博物館でご覧ください。

 

【会 期】令和3年11月20日(土)~令和4年1月10日(月・祝)

【場 所】高岡市立博物館 新館企画展示室(高岡市古城1-5)

【休館日】月曜日(月曜が祝・休日の場合は開館し、翌平日に休館)、年末年始(12/29~1/3)

【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)

【入館料】無料

【H P】https://www.e-tmm.info

【お問合せ】0766-20-1572

 ※最新の開館状況をホームページ等でご確認のうえ、お出かけください。

高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーで新企画展がスタート!原画展「時間旅行(タイムトラベル)~過去・未来~」を開催中(〜2022年11月27日)

2021.12.03 UP

 

過去と未来…もしもタイムトラベルができるとしたら、みなさんはどの時代に行きたいですか?高岡市出身のまんが家 藤子・F・不二雄先生の作品には、様々な「時間」を移動するシーンが多く登場します。

 

高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーでは、「時を旅する」ことをテーマにした原画展「時間旅行(タイムトラベル)~過去・未来~」を開催中。代表作「ドラえもん」を中心に、「パーマン」「チンプイ」「T・Pぼん」「ポコニャン」などから、楽しくて不思議な「時間」に関する原画を厳選して展示しています。

 

何が起きるか分からない「時間旅行」。思わぬ出来事や人・動物・物などに遭遇することも…?「ワクワク…」「ドキドキッ!」がいっぱいの旅を、ドラえもん達と一緒にぜひお楽しみください!

 

また、新しいショートムービー「ドラえもん&Fキャラオールスターズ『月面レースで大ピンチ!?』」の上映がスタートするほか、新企画展に合わせ、オリジナルピンズやポストカードの販売も予定しています。見どころが盛りだくさんのギャラリーをこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

高岡駅南北自由通路に掲示しているふるさとギャラリーの大型タペストリーも、新企画展のデザインとなっています。観光や通勤・通学などで駅を利用される方は必見です!また、高岡駅交通広場のドラえもんポストに投かんされたハガキや手紙に押印される消印も、新しいデザインになっています。お出かけの際には、ぜひ高岡駅にお立ち寄りください!

新しい消印は藤子・F・不二雄先生を思わせるベレー帽をかぶったドラえもんのデザイン ©Fujiko-Pro

 

■藤子・F・不二雄 原画展「時間旅行(タイムトラベル)~過去・未来~」

会期:令和3年12月1日(水)~令和4年11月27日(日)

   (前期)令和3年12月1日(水)~令和4年5月29日(日)

   (後期)令和4年6月1日(水)~令和4月11月27日(日)

   ※会期及び前期・後期の日程は変更になる場合があります。ご了承ください。

●高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー

〔住所〕高岡市中川1-1-30 高岡市美術館2F

〔開館時間〕9:30~17:00(入館は16:30まで)

〔休館日〕月曜日※月曜日が祝・休日の場合は開館し、翌平日に休館 、年末年始(12月29日~1月3日)

〔観覧料〕一般・大学生 500円(400円)、高校生・中学生 300円(240円)、小学生・幼児(4歳以上)200円(160円)、4歳未満 無料

※( )内は20人以上の団体料金。

※障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名まで無料。

※65歳以上の方は400円

〔ホームページ〕https://fujiko-artgallery.jp/

〔お問合せ〕0766-20-1170

 

★チラシはこちらから

「福岡町芸術文化協会 会長/福岡宝生会 代表」蓑 厚行さんのインタビューを公開しました。

2021.11.29 UP

「能の魅力は、若いうちには絶対に到達できない境地があることです。やってもやっても奥があり、簡単には体得できない。そのうちに、身体の機能は衰え、たとえば面をつけてその場で回ることも難しくなっていきます。でもね、そうなってはじめて、滲みでるものがあるんですよ」

高校2年生より能をはじめ、趣味として数十年にわたり能の修練を積んできた、福岡町芸術文化協会 会長であり能楽「福岡宝生会」代表の、蓑 厚行(みの あつゆき)さんにお話を伺いました。

こちらからお読みください。

 

※肩書は取材当時のものです