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祝!藤子・F・不二雄先生 生誕90周年 ~ふるさとギャラリーやドラえもんトラムで記念事業がスタート~

2023.11.30 UP

 

『ドラえもん』や『キテレツ大百科』の作者として有名な、日本を代表するまんが家

藤子・F・不二雄先生は、高岡市で生まれ、20歳で上京するまでを高岡市で過ごしました。

先生が令和5年12月1日に生誕90周年を迎えることを記念して、

高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーや万葉線ドラえもんトラムで、様々な記念事業を実施します。

藤子・F・不二雄先生の作品の魅力や世界観を楽しめる、おすすめ企画をご紹介します。

 

〇藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーでの記念事業

◆ 生誕90周年記念 藤子・F・不二雄原画展「SF(すこしふしぎ)のエッセンス」

時代を問わず子どもたちに親しまれる先生の作品の魅力を、特徴的なモチーフとテーマから3期にわたって紹介します。

 

第1期 「おじゃまします! ふしぎな居候たち」 令和5年12月1日(金)~令和6年3月31日(日)

第2期 「ぼくがヒーロー!?」 令和6年4月2日(火)~令和6年7月28日(日)

第3期 「ふしぎな道具」 令和6年7月30日(火)~令和6年11月27日(水)

 

常設展示のカラー原画も、『パーマン』や『T・Pぼん』、『新オバケのQ太郎』など、ふるさとギャラリー初展示の原画に入れ替わります。さらに、オリジナルショートムービーが新しくなり、「ドラえもん&Fキャラオールスターズ『すこしふしぎ超特急(エクスプレス)』」を上映します。

 

また、先生やたくさんのキャラクターたちと一緒に写真が撮れる生誕90周年特別仕様のフォトスポットも設置されますので、来館の際は、記念の1枚を撮影してみてはいかがですか。

 

 

原画展開催期間中には、ご来館者全員に、キャラクタースタンプを押印できるオリジナルスタンプカードをお渡しします。スタンプのデザインは期ごとに3種類あるので、いろんな作品の原画を見て、スタンプを集めてください!

(スタンプカードの受取りには、ご入館(有料)が必要です。)

 

 

高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー

【住所】高岡市中川1-1-30 高岡市美術館2F

【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)

【休館日】月曜日※月曜日が祝・休日の場合は開館し、翌平日に休館。年末年始(12月29日~1月3日)

【ホームページ】https://fujiko-artgallery.jp/

【お問合せ】0766-20-1170

 

 

〇ドラえもんトラムでの記念事業

高岡市と射水市を結ぶ路面電車 万葉線では、ドラえもんの生誕100年前(2012年9月3日)を記念して、内装・外装ともにドラえもんをイメージした「ドラえもんトラム」を運行しています。

12月1日(金)から、ドラえもんトラムの車両に生誕90周年記念ステッカーを貼付して運行します。生誕90周年を記念した特別なドラえもんトラムに乗って、市内の先生ゆかりのスポットを巡ってみてください。

 

また、生誕90周年を記念したオリジナルデザインの「万葉線1日フリーきっぷ」と「ドラえもんペーパークラフト」も数量限定で販売されますので、こちらもぜひお買い求めください。

【販売期間】令和5年12月1日(金)~令和6年11月30日(土)

【販売場所】万葉線本社、万葉線オンラインショップ、万葉線車内(フリーきっぷのみ)

【販売価格】フリーきっぷ:大人用900円、小人用450円、ペーパークラフト:330円

【販売部数】 フリーきっぷ:大人用1,000部、小人用500部、ペーパークラフト:1,000部

【問合せ先】 万葉線株式会社 TEL 0766-25-4139

【公式HP】  https://www.manyosen.co.jp/

 

 

〇ドラえもんポストの記念消印デザイン

高岡駅1階に設置しているドラえもんポストでは、投函された郵便物に記念デザインの消印が押印されるサービスを実施しています。

この記念消印のデザインが、12月1日から「藤子・F・不二雄 生誕90周年記念」デザインになります。

今だけの特別な消印が押されたお手紙を、大切な方に送ってみてはいかがですか。

 

 

高岡市のHPでは、市内の先生ゆかりのスポットをご紹介しています。

この機会にふるさとギャラリーや各スポットを訪れていただき、

藤子・F・不二雄先生の生誕90周年をみんなでお祝いしましょう!

 

【高岡市HP】  https://www.city.takaoka.toyama.jp/bunka/bunsou/dora/matome.html

【問合せ先】 高岡市生活環境文化部文化振興課

【TEL】 0766-20-1255

【FAX】 0766-20-1666

 

©Fujiko-Pro

【高岡、秋のクラフトイベントは続く。】「工芸都市高岡の秋。2023(クラフト展)」と「ツギノテ」が開催されます! (11月3日〜5日)

2023.10.24 UP

 

ものづくりのまち高岡で、毎年秋に行われているクラフトの祭典。9月に行われた「市場街」「ミラレ金屋町」に引き続き、11月3日(金・祝)〜5日(日)の間、以下のイベントが開催されます。

 


 

工芸都市高岡の秋2023。クラフト展 11月3日(金・祝)〜5日(日)

 

1986年にはじまり今年で36回目を迎える、「工芸都市高岡クラフトコンペティション(https://www.ccis-toyama.or.jp/takaoka/craft/)」。

伝統工芸の銅器・漆器やアルミ産業をはじめとした、ものづくりのまち高岡で行われているこのコンペティションは、優れた「もの」を評価することに加え、個性的なものづくりをしている作家たちが繋がりあえる機会となることを目的に、毎年、全国からクラフト作品を募集しています。

今年は「とびこえる」をテーマに作品を募集。

応募総数222作品の中から、9作品が入賞作品として選ばれました。

そんな「工芸都市高岡クラフトコンペティション」で選出された優れた作品を展示するのが、「工芸都市高岡クラフト展」です。会場では入賞の9作品に加え、入選作品も多数展示されます。

全国から集まった金属、漆、ガラス、陶磁器、家具など多様な分野の作品が一堂に会す展示は見応え十分。

また、作品は会場にて予約購入が可能です。

 

「工芸都市高岡の秋。2023」の締めくくりに、全国のすばらしい作家たちの技に触れてみてはいかがでしょうか。

 

◆工芸都市高岡2023クラフト展 開催概要

期間:11月3日(金・祝)〜11月5日(日)10:00~18:00(※初日は11:00から、最終日は15:00まで)

会場:御旅屋セリオ2階特設会場

公式HP: https://www.ccis-toyama.or.jp/takaoka/craft/

Facebook:https://www.facebook.com/takaoka.craft/

Instagram:https://www.instagram.com/takaoka_craft/

問合わせ先:工芸都市高岡クラフトコンペ実行委員会

高岡商工会議所 0766-23-5002

高岡市産業企画課 0766-20-1395

 

 


 

クラフトフェア「ツギノテ」 11月3日(金・祝)・4日(土)

 

 

11月3日(金・祝)・4日(土)の2日間、高岡のまちを一望できる高岡駅前の立体駐車場にて、富山県を中心に普段は出会えない100以上の全国のクラフト作家とものづくり企業が一堂に会するクラフトフェア「ツギノテ」が初開催されます。

 

鋳物産業や漆器による職人技術が支えてきた伝統工芸の産地高岡市で、作り手・売り手・使い手を繋ぎ、ものづくりを次の時代へ継ないでいく“新しい場”を創出することを目指すイベントで、若手職人による鋳物体験をはじめ、クラフト好きからファミリーまで1日かけて楽しめる“本格的なものづくり体験”が多数開催されます。

 

主なエリアは以下の3つ。

 

1.「産業技術展示エリア」

2日間限りの1坪型工業団地が出現します。51のものづくり企業が集合し、鋳造、研磨、着色、彫金、漆芸などの職人技を目の前で見ることができる職人の実演展示に加え、さまざまなワークショップが開催されます。ものづくりの次の手を探る「ツギノテトーク」や野村小学校ウインドアンサンブルの生演奏(11/3 12:00~)もお聴き逃しなく。

 

2.「マーケット&フードエリア」

県内外のデザインショップやフードショップ、計 38ブースが出店。お買い物からお食事まで、ゆっくりと楽しめます。

 

3.「ワークショップ体験エリア」

子供も大人も楽しめるワークショップ、計 16ブースが出店。漆のお箸づくりや蒔絵体験、ろくろでの器作り、アクセサリー作り、錫ワークショップにサウナ体験など、個性豊かなワークショップが満喫できます。

 

新たな出会いやアイデアで、それぞれの「ツギノテ」を見つけに、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

 

 

◆クラフトフェア「ツギノテ」 開催概要

開催日時:2023年11月3日(金)10:30〜16:30、4日(土)10:30〜16:30

開催場所:高岡市営中央立体駐車場 6階-屋上(雨天時:6階)

住所:〒933-0021 富山県高岡市下関町6丁目11

入場料:無料 ※入場時にウェブ上での登録が必要です。https://teket.jp/8014/27715

主催:高岡伝統産業青年会

問い合せ先:クラフトフェア ツギノテ 事務局

E-mail tsuginote@gmail.com

公式HP https://tsuginote.jp 

 

チラシはこちら

茶道裏千家淡交会総本部参事・高岡支部支部長の在田吉保さんのインタビューを公開しました。

2023.10.16 UP

 

「釜にお湯を沸かす音が、なんとも良い音なんです。泡がぽっと浮いてはすっと消えながら湧いてくるような音がね。お茶の世界では『松風(まつかぜのおと)』と呼ぶ、あの音を聞いていると、何とも心休まります。自分が好きな『この瞬間』『この感覚』を深めていくと、お茶はもっと楽しいし、いろんなことが見えてくると思うんです。」

建材業を営む一方で、お茶の先生方のサポート、京都から家元を呼んで行う研究会の実施など、淡交会・高岡支部としての活動を行う、茶道裏千家淡交会(ちゃどううらせんけたんこうかい)・高岡支部長の在田吉保さんに、お話を伺いました。

こちらからお読みください。

 

※肩書は取材当時のものです

高岡の伝統工芸を学ぼう!「高岡漆器探究 1Dayツアー」参加者募集中!

2023.10.10 UP

 

高岡市デザイン・工芸センターでは、「ものづくりのまち高岡」が誇る伝統工芸技術の継承と工芸産業の振興を目的に、次代を担う人材を養成するため、第一線で活躍する職人・作家が講師となり、デザインから造形までトータルな工芸技術を習得できる「高岡市伝統工芸産業人材養成スクール」を開講しています。

 

この養成スクールは、令和4年度から5年度までの2か年コースですが、この度、高岡地域地場産業センター(ZIBA)と伝統工芸高岡漆器協同組合との共催で、1日限りの限定講座「高岡漆器探求 1Dayツアー」を開催します。ツアーでは、バスで市内3か所の漆器工房を見学し、地場産業センターの工房で、箸と小皿に色漆(本漆)で模様をつけて作品を制作するなど、1日を通して、高岡漆器について学ぶことができます。

 高岡の伝統工芸に興味がある方は、ぜひご参加ください!

 

【高岡漆器探求 1Dayツアー】

〇日時 令和5年11月4日(土)9:00~17:00

〇集合場所 高岡地域地場産業センター工房(高岡市御旅屋町101 御旅屋セリオ2階)

〇参加費 3,300円(材料代含む)

〇行程 9:00~12:00 ワークショップ

    ※昼食は各自でお取りいただきます。

    13:00~15:00 工房見学

    15:30~17:00 ワークショップ

〇内容 ワークショップ 本漆を用いて、箸・小皿に色漆で模様をつける制作体験

    工房見学(見学予定工房 柴田漆器店、武蔵川工房、源謙次工房)

〇申込期限 令和5年10月18日(水)

〇申込方法 電話、メールで「氏名・住所・電話番号」をお伝えください。

      高岡市デザイン・工芸センター 

      TEL:0766-62-0520 メール:tdcc@suncenter.co.jp

※申込多数の場合、抽選のうえ受講決定をご案内いたします。

※本漆を使用するため、漆が肌についた場合等に肌がかぶれることがあります。

※実技で制作した作品は、漆の乾きを確認し、約2週間後のお渡しとなります。

※昼食は各自でご準備ください。

 


 

また、令和6年3月には、令和4・5年度の本スクール受講者による「高岡市伝統工芸産業人材養成スクール第28期修了制作展」を開催します。本展では、金工や漆工、3D造形を学んだ修了生に加え、各コースの講師陣の作品を展示します。2年間の集大成を、ぜひご覧ください。

 

【高岡市伝統工芸産業人材養成スクール第28期修了制作展】

〇日時 令和6年3月8日(金)~3月10日(日)9:30~17:00(最終日は16:00まで)

〇会場 高岡市美術館市民ギャラリー(高岡市中川1-1-30)

〇入場料 無料

〇お問合せ 高岡市 デザイン・工芸センター(富山県高岡市オフィスパーク5番地)

      TEL 0766-62-0520 FAX 0766-62-0521

 

 

大伴家持ゆかりの地・高岡で感じる万葉の秋。~高岡市万葉歴史館 秋の特別企画展「万葉植物と色の世界」&高岡万葉まつり「万葉集全20巻朗唱の会」~

2023.10.03 UP

 

「万葉集」の代表的歌人である大伴家持(おおとものやかもち)は、越中国守として、高岡に5年間赴任し、越中の美しい自然の中で数多くのすぐれた歌をこの地で詠みました。「万葉のふるさと」として知られる高岡市には、「万葉集」や「大伴家持」について楽しみながら学ぶことができる「高岡市万葉歴史館」や多くの家持像、万葉歌碑があります。

この秋、高岡で、万葉の魅力を体感できるおすすめ企画をご紹介します。

 

〇高岡市万葉歴史館 秋の特別企画展「万葉植物と色の世界」

万葉集に登場する約160種類の植物は万葉植物と呼ばれます。これらの植物の草木染めによって生み出された日本の伝統色も多く、聖徳太子が制定した冠位十二階では、地位や身分を色によってあらわすなど、古くから日本人の文化に大きな影響を与えています。

本展では、万葉時代に育まれ、現代の日本人にも深く根付いている「色の世界」を、万葉草木染めコレクションや万葉衣装コレクションを通じて、万葉歌とともに紹介しています。

また、特別展示室では、「牧野富太郎 幻の『万葉植物図譜』の歌世界2」を開催中です。NHK連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなった牧野富太郎博士と万葉集の関わりを、練馬区立牧野記念庭園の全面協力のもと、秋冬の万葉植物を中心とした植物図の複製原画とともに紹介しています。

 

 会  期 ~令和5年11月27日(月)

 場  所 高岡市万葉歴史館(高岡市伏木一宮1-11-11)

 開館時間 4月~10月 9:00~18:00、

11月~3月 9:00~17:00(入館は閉館の45分前まで)※火曜日休館

 観 覧 料 一般300円、中学生以下無料、65歳以上240円

 問合せ先 0766-44-5511

 公式HP https://www.manreki.com/

 

 

〇高岡万葉まつり「万葉集全20巻朗唱の会」

 毎年秋に開催する「高岡万葉まつり」のメインイベント「万葉集全20巻朗唱の会」では、全国から応募のあった参加者たちが、万葉集全4516首(全20巻)すべての歌を3日間かけてリレー形式で歌い継ぎます。34回目を迎える今年は、10月6日(金)から8日(日)にかけて、現地と動画配信の両方で開催します。

 

 

日中は会場(古城公園水上舞台)での朗唱、夜間は事前に応募いただいた朗唱動画を高岡ケーブルネットワーク9チャンネル、YouTubeチャンネルで放映します。夜間には、今年の3月に「お出かけ・どこでも朗唱」として国宝・勝興寺で撮影された朗唱動画も放映されます。

 

【イベント概要】

第43回高岡万葉まつり・第34回万葉集全20巻朗唱の会

 開催日:令和5年10月6日(金)~8日(日)

 場所:高岡古城公園(中の島特設水上舞台)

 

昨年の朗唱の様子はこちらから!

【高岡万葉まつり 万葉集全20巻朗唱の会YouTubeチャンネル】

https://www.youtube.com/channel/UCtiylCE6dq_KsZP3bi_KeAA

 

【お問合せ】

 高岡万葉まつり実行委員会事務局(高岡市観光交流課内)

  高岡市御旅屋町101番地 御旅屋セリオ5階

 TEL:0766-20-1301  FAX:0766-20-1496

 ◆高岡万葉まつりHP(https://www.takaoka.or.jp/manyo/

 

 

〇万葉衣装で国宝勝興寺―万葉衣装行列―

11月には、国宝勝興寺において、古代衣装研究家の山口千代子さんが制作した万葉衣装を着用して、万葉衣装行列を行うイベントを開催します。勝興寺は大伴家持が国守として5年間務めた越中国庁があったとされる場所で、国庁への出勤を模して、伏木駅から勝興寺まで万葉びとになりきって歩きます。現在、参加者を募集中ですので、ぜひご参加ください!

 

開催日  令和5年11月23日(木・祝)

参加料金 1名1,500円(親子2名でのご参加は2,500円)

募集締切 令和5年10月30日(月)(先着順)

問合せ先 0766-44-5511(高岡市万葉歴史館)

 

 

今年の秋は、万葉をテーマにした企画が目白押しです!当時の人々が何を考え、何を感じたのか。様々な体験を通して万葉文化の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

【どこでもステージ事業】 オンラインパフォーマンス「高岡時空舞台」~歴史都市・文化創造都市高岡の魅力を動画で配信中!~

2023.09.28 UP

 

YouTube文化創造都市高岡公式チャンネルでは、高岡の歴史ある文化資産やまち並み、景勝地を新たなステージの場として、市内のアーティストが伝統芸能や音楽、ダンスなどを披露するオンラインパフォーマンス動画「高岡時空舞台」を公開しています。

現在公開中の5作品に加え、今回新たに、岸渡川(がんどがわ)(福岡町)の桜並木を舞台に、雅楽の演舞を披露した作品を制作・公開しました!

 

今回の動画の舞台となった岸渡川の桜は、戦後、子どもたちの明るさを取り戻すために植えられたものと伝えられており、「富山さくらの名所70選」に選定されるなど、現在でも人々に親しまれています。

福岡町の雅楽は、神社や寺院の式楽から始まり、約160年の歴史を誇ります。高岡市指定無形文化財に指定されており、雅楽団体「洋遊会」によって、今日まで継承されています。

 

本作品では、「蘭陵王(らんりょうおう)」と「萬歳楽(まんざいらく)」の2種類の演目を披露しています。美しく咲き誇る満開の桜のもと、優雅かつ勇壮に舞われる演舞、そして管楽器と打楽器の格調高い音色をお楽しみいただけます。

演目に合わせて着用される鮮やかな色彩の装束や、意匠を凝らした面や舞具も見どころのひとつです。それぞれの演目ごとに表現される雅楽の世界観にご注目ください。

 

令和5年度制作動画「桜に舞う悠久の雅(みやび)」

【撮影場所】岸渡川(福岡町)

【内容】雅楽

【出演】洋遊会

【演目紹介】

〇蘭陵王

古代中国、北斉(ほくせい)の名将軍、蘭陵王長恭(ちょうきょう)の奮戦の様子を表したものです。長恭は6世紀に実在した将軍で、外見が優しい美男子だったため、戦場では威厳を保つため、恐ろしい面をつけて戦ったといわれています。

源氏物語の「御法(みのり)」の巻にも、満開の桜のもと、蘭陵王が舞われるひときわ華やかなシーンがあります。

 

〇萬歳楽

昔から、国土平安を祈る代表的な舞で、今日でも天皇ご即位の大嘗祭(だいじょうさい)で上演されます。

中国から伝えられた舞で、隋の時代に宮廷の庭で遊んだ鳳凰の姿をもとに作られたという伝説があります。

鳥甲(とりかぶと)という帽子をかぶり、鮮やかな色彩の装束を身にまとった4人の動作は、鳳凰が優雅に羽根を広げたり閉じたりしている姿のようです。

 高岡の地名は、「詩経」の一節「鳳凰鳴けり彼の高き岡に」から引用されており、高岡市に縁の深い演目でもあります。

 

 

これまでに公開した動画はこちら

 

〇山町筋に響く四季のハーモニー

【撮影場所】山町筋(高岡御車山会館、土蔵造りのまち資料館、山町ヴァレー、赤レンガの建物)、末広坂小公園

【内容】合唱

【出演】城東音楽院、女声合唱団「どるちえ」、女声合唱団ヴォーチェ・フォンターナ、合唱団「音楽室」、日本ボーイスカウト高岡第11団ビーバー隊

【合唱曲監修・編曲】松井千代子

 

〇秋の峯に香る音色

【撮影場所】二上山、仏舎利山佛石寺

【内容】尺八、華道

【出演】都山流尺八楽会 大師範 東海煌山(尺八)、華道家元 池坊高岡支部(華道)

 

〇勝興寺の月あかりに舞う

【撮影場所】勝興寺

【内容】洋舞、箏曲

【出演】可西舞踊研究所(洋舞)、生田流正絃社 かたかご会(箏曲)

 

〇鋳物師(いもじ)のまちに華やぐ伝承の舞

【撮影場所】金屋町(千本格子の家並み、金屋町ポケットパーク、金屋緑地公園)、有礒正八幡宮

【内容】民踊、民謡

【出演】民踊・舞踊 華の会、佐藤松子流 松博会、弥栄節保存会

 

〇時代と文化を繋ぐ

【撮影場所】瑞龍寺、雨晴海岸(道の駅雨晴)

【内容】日舞

【出演】花川紀久(花川流)、富山高等専門学校射水キャンパス日本舞踊同好会

 

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どの動画も、高岡市の歴史的資産や文化、それぞれの見どころが重なり合い、新しい魅力が発見できる作品です。

YouTubeの文化創造都市高岡公式チャンネルでは、本編のほか、約4分間のダイジェスト版もご覧いただけます。

ホールでご覧いただく演技や演奏とはまた異なる時空舞台を、いつでも、どこでも、ゆっくりとお楽しみください。