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100人の職人による、100通りの意匠。「100のそろり展」、7月8日(日)まで開催中!

2018.06.01 UP

1916年創業の鋳物メーカー、能作が創業100周年を記念して実施した「100のそろりプロジェクト」。高岡の金工・漆工を軸としたものづくりは400年の歴史があり、現在ではおよそ600名の職人が高岡で活動しています。

このプロジェクトでは、この高岡の技術の粋を形として残そうと、能作が作るシンプルな花器「そろり」をキャンバスに、高岡の工芸を担う100名の職人たちがそれぞれ得意とする手業を生かし、100通りのそろりが完成しました。

富山市のD&DEPARTMENT TOYAMAにてこの100作品が5月10日(木)より7月8日(日)まで展示されています。100年後もこの技術が培われていくよう願いを込めて。

6月16日(土)には、本展のキュレーターである株式会社山田写真製版所の熊倉桂三氏と、ゲストに株式会社能作の能作克治社長を迎え、トークイベントが開催されます。能作のこれまでの取り組みや、伝統産業とデザインの関わり、高岡がもつ技の魅力、そして能作やものづくりのまち高岡について、能作社長が考える未来のあり方について話される予定です。

追記6月12日:トークショーは、諸般の事情により中止となりました。

ご参加を予定されていた皆さまには、突然の中止のお知らせとなり、ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。

 

また、能作を代表する風鈴や酒器といった、真鍮・錫製の鋳物の器・道具の数々を紹介する「NIPPON VISION MARKET 富山 能作の錫の道具と器」も「100のそろり展」にあわせて7月8日(日)まで開催されます。

 

<開催概要>

・会期:2018年5月10日(木)〜7月8日(日)

・会場:D&DEPARTMENT TOYAMA(富山市新総曲輪4-18 富山県民会館1F)

・営業時間:10:00〜19:00

・入場料:無料

・休日:富山県民会館の休館日に準じる

・TEL:076-471-7791

 

<関連イベント>

■NIPPON VISION MARKET 富山 能作の錫の道具と器

 ・日時:5月14日(月)〜7月8日(日) 10:00〜19:00(最終日は16:00まで)

 ・問合せ:076-471-7791(D&DEPARTMENT TOYAMA)

 

◎D&DEPARTMENT TOYAMA(100のそろり展紹介ページ)

 http://www.d-department.com/jp/archives/sights/55586

◎100のそろりプロジェクトについて  

 http://www.shopnousaku.com/shopbrand/100sorori/

 

 

 

 

5ヶ年の歳月をかけ、ついに完成。平成の御車山、高岡御車山会館で公開中!

2018.06.01 UP

ユネスコ無形文化遺産にも登録された高岡御車山祭の「高岡御車山」は、400年の歴史と職人たちの高い工芸技術、そしてまちの人たちの富や誇りを体現する高岡の貴重な財産です。毎年5月1日には、まちごとに装飾の異なる7基の山車がまちを練り歩きます。この御車山の現代版「平成の御車山」を、今の時代の市民の力を集めて一から創り、若手の技術継承の場にもしようと、平成25年(2013年)度から5ヶ年にわたって制作が進められてきました。

時を経て、今年4月30日(月)に完成披露された「平成の御車山」は、もともと一般公募で集まった意見に基づいてデザインされ、総制作費の約3分の1は寄付によって集められました。人間国宝の大澤光民氏が監修し、高岡地域を中心とした伝統産業技術者で組織する「高岡地域文化財等修理協会」が制作の大部分を担当しました。制作には、多くの若い職人の方々も修行の一環として関わりました。

 

>>「平成の御車山」のデザイン説明はこちらから(P2)<<

 

現在、この「平成の御車山」は高岡御車山会館で一般公開されており、今年8月下旬までは企画展「『平成の御車山』制作の軌跡—染織・金工編—」も開かれています。高岡城跡(高岡古城公園)の四季を表す幔幕(まんまく)の図案や織下絵、飾り金具の図案などを展示。今後も、御車山の上部を飾る鉾留や人形の図案などを企画展第二弾で公開を予定しています。

高岡の先人たちによる技の粋だけでなく、現代の職人たちの技のすばらしさを見に、高岡御車山会館を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

◎高岡御車山会館 https://mikurumayama-kaikan.jp/

・開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)

・観覧料:一般(高校生以上)300円、団体(20名以上)240円

・休館日:火曜日(祝日のときは翌平日)、年末年始

 

 

 

 

明治の名工から現代の人間国宝まで。高岡の優れた金工・漆芸作品を見に行こう!

2018.05.17 UP

毎年初夏に高岡市美術館で開催されている、高岡の金工・漆芸のコレクション展が今年も5月11日[金]〜6月10日[日]まで開催されます。

金工と漆芸の歴史と伝統をもつ高岡では、人間国宝をはじめとして現在も多くの作家が活躍しており、各地で様々な賞を受賞しています。この展覧会では、輸出工芸が盛んであった明治時代の作品から、現代の実力ある作家までをカバーする高岡市美術館のコレクションから選りすぐり、高岡ゆかりの工芸作品22点が展示されます。

同時開催となる「第57回 日本伝統工芸富山展」(5月25日[金]〜6月10日[日])は、金工・漆芸に限らず、陶芸や染織、木竹工など計7部門にわたり、全国の工芸作家の賛助出品と、一般から公募した入選・入賞作品約200点が展示されます。会期中には、作家自身による列品解説も行われます。

 

<コレクション展 高岡の金工・漆芸>

・会期:2018年5月11日(金)〜6月10日(日)※月曜休館

・観覧料:無料

・パンフレットは >>こちらから<<

・出品リストは>>こちらから<<

 

<第57回 日本伝統工芸富山展>

■会期:2018年5月25日(金)〜6月10日(日)※月曜休館

■観覧料:800円(65歳以上640円、大学生500円、高校生以下無料。前売り・団体割引あり)

・パンフレットは>>こちらから<<

 

■関連行事

 「手わざ -伝統工芸- 村上館長と日本工芸会富山支部会員のトークショー」

 6月1日(金) 午後2時〜3時

 御旅屋セリオ6階特設会場(高岡大和)

 (問合せ:0766-27-1850)

 

<2展共通>

・場所:高岡市美術館(高岡市中川1-1-30)

・開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)

 

◎高岡市美術館 http://www.e-tam.info/index.html

 

(画像)

上:山﨑立山≪洋犬蒔絵衝立≫(1957年) 高岡市美術館蔵

下:般若保≪吹分花器≫(2016年) 高岡市美術館蔵

【更新情報:活動したい人】「4月27日申込締切!第26期高岡市伝統工芸産業人材養成スクール 新規受講生を募集中。」を掲載しました

2018.04.25 UP

「活動したい人」ページにて、以下の情報を更新しました。

高岡のものづくり技術に興味のある方、ものづくりにより深く関わってみたい方は、ぜひご覧ください。

 

↓リンクはこちら↓

4月27日申込締切!第26期高岡市伝統工芸産業人材養成スクール 新規受講生を募集中。

 

 

◎関連記事:

↓リンクはこちら↓

高岡の伝統技術を未来につなぐ、スクール生の作品から講師の作品まで。「高岡市伝統工芸産業人材養成スクール50周年修了制作展」3/9〜11開催!

“演じる天才”・”踊る天才” が表現するモーツァルト。ゴールデンウィークはTAKAOKA春の音楽祭へ!

2018.04.25 UP

4月30日・5月1日・5月2日の3日間、国宝瑞龍寺および高岡市生涯学習センターホールにて、「Ars nova —音楽の祭典— TAKAOKA 春の音楽祭」が開催されます。

今年のテーマはモーツァルト。国宝瑞龍寺大茶堂の荘厳な空間のなかで音楽に耳を傾ける「モーツァルトと3人のミューズたち」(4月30日14:00開演)、音楽とともに俳優・西村まさ彦の「音楽ひとり語り」を楽しむ「モーツァルトの内緒話」(5月1日19:00開演)、世界的ダンサー・田中泯がモーツァルトの曲とともに踊る「モーツァルトを踊る!」(5月2日19:00開演)の3公演が開催されます。

好評につき、5月2日の公演は完売となっていますが、4月30日、5月1日の公演はまだ間に合います! モーツァルトが大好きな方も、普段クラシックを聴かない方も、気軽に音楽を楽しんでみませんか?

 

 

<概要>

 【4月30日(月・祝)13:30開場/14:00開演】※残席わずか※

 ・公演名:〜ウィーンの風に乗って〜「モーツァルトと3人のミューズたち」

 ・会場:国宝瑞龍寺大茶堂

 ・出演:武部薫(メゾソプラノ・高岡市出身)、多田由実子(フルート)、平尾祐紀子(ハープ)

 

 【5月1日(火)18:30開場/19:00開演】※チケット販売中※

 ・公演名:俳優・西村まさ彦の音楽ひとり語り「モーツァルトの内緒話」

 ・会場:高岡市生涯学習センターホール(ウィング・ウィング高岡4階)

 ・出演:西村まさ彦(俳優・富山市出身)、西田宏美(クラリネット・富山市出身)、坂口昌優(第1ヴァイオリン)、竹田樹莉果(第2ヴァイオリン)、高田愛子(ヴィオラ・富山市出身)、ルドヴィート・カンタ(チェロ)

 ・入場料:全席指定/一般3000円(高校生以下1000円)※当日500円高

 

 【5月2日(水)18:30開場/19:00開演】※チケットは完売しました※

 ・公演名:世界的ダンサー・田中泯「モーツァルトを踊る!」

 ・会場:高岡市生涯学習センターホール(ウィング・ウィング高岡4階)

 ・出演:田中泯(ダンサー)、稲垣絢子(ソプラノ)、西澤和江(ヴァイオリン)、米谷昌美(ピアノ)

 

<プレイガイド>

高岡市民文化振興事業団 事業課(電話予約できます;0766-20-1560)

 

<お問合せ先>

(公財)高岡市民文化振興事業団 事業課 TEL.0766-20-1560 FAX.0766-20-1562

 

◎チラシダウンロードは>>こちらから<<

 

 

 

 

 

 

 

 

4月27日申込締切!第26期高岡市伝統工芸産業人材養成スクール 新規受講生を募集中。

2018.04.25 UP

今年度で第26期となる、高岡市伝統工芸産業人材養成スクールが今年も開講! 

このスクールは、高岡の伝統工芸技術である、優れた金工・漆工の技術継承と工芸産業の振興を目的に開催されているもので、昨年度50周年を迎えた歴史あるスクールです。これまで、重要無形文化財保持者をはじめ、伝統工芸士やクラフト作家など、多くの人材を輩出してきました。伝統工芸士の方をはじめ、第一線で活躍する職人・作家の方々が講師・助手として指導にあたります。

今年度も、デザインから造形まで、トータルな工芸技術の習得を通して、次代を担う人材を養成します。 初めて受講する方が選べるのは、金工3コース(鋳造コース、精密鋳造コース、彫金・基礎コース)、漆工2コース(塗りコース、加飾コース)、3D造形1コース(3D造形コース)の計6コース。

 

技術継承・工芸産業の振興を目的としているので、たとえば金工の鋳造コースであれば年16回で24,000円、漆工の加飾コースであれば年26回で35,000円と、費用もリーズナブルです。

 

申込締切は4月27日(金)までと締切間近ですが、ものづくりにより深く関わってみたい方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

◎募集要項・申込書はこちらから 

http://www.suncenter.co.jp/takaoka/pdf/yousei_schoolvol.30.pdf

 

◎問合せ先

高岡市デザイン・工芸センター

TEL 0766-62-0520  FAX 0766-62-0521

e-mail: tdcc@suncenter.co.jp