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人間国宝として現在唯一富山県内で活躍する作家・大澤光民氏の、軌跡と挑戦に触れる大規模回顧展、高岡市美術館で開催中!(〜10/18)

2020.09.18 UP

高岡には、富山県内で現在唯一活躍する人間国宝(重要無形文化財保持者)の作家がいます。それが、大澤光民氏。高岡を代表する金工作家です。

 

 高岡市美術館で開催中の「大澤光民の世界 -人間国宝としての歩み-」は、人間国宝認定後、10年余りの軌跡を含めた初めての回顧展。若き日の作品も含め、宇宙や生命の根源など、壮大で人間愛あふれるメッセージが込められた多彩な作品を鑑賞することができる特別な機会です。

 

1941年に高岡市下伏間江に生まれた大澤氏は、高岡銅器の伝統技法の1つ、焼型鋳造技法(※1)に習熟し、1980年に「鋳ぐるみ」技法(※2)という独自の金属の鋳造技法を考案。2004年に「現代の名工」として表彰されたのち、2005年に鋳金の人間国宝に認定され、高岡の伝統工芸全体を牽引してきました。

大澤光民氏(2020年7月撮影)

 

 大澤氏の作風は、「鋳ぐるみ」技法によってもたらされる、偶然性でできた模様が奏でる有機的な温かさと、現代的で洗練された美しさの共存が何よりの特徴。

 

<<鋳ぐるみ花器「宙擁(ちゅうよう)」>>2015年 個人蔵

 

《鋳ぐるみ鋳銅花器「地から宙(そら)から」》2014年 高岡市鋳物資料館蔵

 

《鋳ぐるみ鋳銅花器「大宙(おおぞら)」》2018年 個人蔵

 

 特に今回の展示で注目したいのは、大澤氏がこの展覧会に合わせて若い職人とともに制作した最新作。大澤氏の尽きない創作意欲と新たな挑戦を知ることができます。また、大澤氏が監修を務め、5年の歳月をかけて2018年に完成した「平成の御車山」の制作についても紹介されています。

 

当展にあわせて制作された最新作

 

1つ1つの作品の奥から感じられる深遠な世界と、金属工芸に向き合い続けてきた大澤氏という人物の魅力を、ぜひこの回顧展から感じてみてください。

 

 

★新作制作の取組みの様子は高岡市デザイン・工芸センターのニュースレター最新号に掲載されています。大澤光民氏のインタビューのほか、ともに制作に取り組んだ若い職人たちの声も紹介。こちらもあわせてご覧ください。 https://www.suncenter.co.jp/takaoka/movin/pdf/newsletter6.pdf

 

★当企画展は、地域の特色を生かし、「日本の美」を体現する内容として国内外に発信するものにふさわしいと認められ、大型国家プロジェクトである「日本博」の認証を受けています。
富山県内では、「大澤光民の世界ー人間国宝としての歩みー」と「山口千代子 万葉衣装展」の2つ(いずれも高岡市で開催)が展覧会として県内初の認証となりました。

https://japanculturalexpo.bunka.go.jp/

 

※1.「焼型鋳造法」とは、真土(まね)と呼ばれる土で鋳型を作り、約900℃で焼いたのち、約400℃に冷ましてから溶解した金属を流し込む技法。  

※2. 鋳型に予めステンレス線や銅線などの金属線を釘で固定し、溶けた金属を注ぎ込む。焼型鋳造によって鋳型を焼き上げるときに、打ち付けた金属線が動いたり膨張したり金属の種類によって地金に溶け込んだりするため、象嵌(ぞうがん)とは異なる偶然の味わいをもつ文様を創り出すことができる。これにより、大澤氏は鋳金の世界に新たな加飾表現を生み出した。

 

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チューリップテレビ開局30周年記念

「大澤光民の世界 -人間国宝としての歩み-」

【開催概要】

・会期:2020年9月11日(金)~10月18日(日)

・場所:高岡市美術館(高岡市中川1−1−30)

・開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30まで)

・休館日:月曜日 ※9月21日(月祝)・22日(火祝)開館、9月23日(水)休館

・料金:一般1,000円、高校・大学生500円、中学生以下無料

・お問い合わせ 高岡市美術館 ℡0766-20-1177 fax0766-20-1178

 

【関連行事】

☆いずれも事前申込制・聴講無料

①記念講演会「大澤光民氏と村上隆館長による対談」

9月26日(土)

 〔第1部〕午後2時~午後3時30分≪満員御礼≫

 〔第2部〕午後3時45分~午後4時45分

 

②担当学芸員が語る「大澤光民の世界」

10月10日(土)午後2時~午後3時

 ※申し込みは電話にて、住所・氏名・電話番号を美術館へ。

 

◎特設サイト

https://www.tulip-tv.co.jp/oozawa/

 

◎高岡市美術館

https://www.e-tam.info/

 

 

全国の高校生が三十一文字を競い合う「第5回高校生万葉短歌バトルin高岡」、熱戦の模様をYouTubeで配信中!

2020.09.14 UP

日本最古の歌集「万葉集」の代表的歌人である大伴家持は、奈良時代、国守として高岡に在任し、この地で多くの歌を詠みました。これにちなみ、高岡市では「万葉のふるさと」として様々な万葉関連イベントを開催しています。

毎年夏に全国の高校生が短歌の腕を競い合う「高校生万葉短歌バトル in高岡」もそのひとつ。第5回となった2020年8月23日(日)の本戦は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、予選を勝ち抜いた全国8チーム24人がオンラインで対戦を行いました。

「オンライン対戦は初の試みでしたが、滞りなく開催できて一同安堵しています」と大会実行委員会事務局。応募締め切りが6月で全国の学校が休校になっているなかでも、熱心に応募してきた高校生のみなさんの作品は、いずれも例年に比べてハイレベルであったとのこと。予選の作品は世相を反映し、新型コロナウイルスについて詠む歌が多かったそうです。

本選には、地元高岡から高岡向陵高校のチームが出場。試合は3人で1チームとなり、かつて平安時代の貴族の間で流行した「歌合(うたあわせ)」を現代風にアレンジしたルールで行われました。先鋒・中堅・大将がそれぞれ1対1で、テーマ(1回戦「夢」、準決勝「月」、決勝「挑む」)に基づいて作った短歌を朗唱し、チームメイトが仲間の歌の特徴を説明したのち、対戦相手の歌を批評しあうという流れです。

 

今回は、この試合の模様をYouTubeで配信しています。

 

https://youtu.be/Ka9H3AOzM4M

 

高校生たちのみずみずしい感性がぶつかりあう大会の様子を、ぜひご覧ください。

 

 

 

◎公式ホームページ「高校生万葉短歌バトル in高岡」

https://www.kouko-tanka.jp/

 

◎高岡市ホームページ(「万葉のふるさと高岡」紹介ページ)

https://www.city.takaoka.toyama.jp/bunsou/furusato-manyo.html

 

★昨年の記事

古式ゆかしい「歌合(うたあわせ)」の方式での、高校生たちの短歌バトル!8月23日(金)11時〜、ウイング・ウイング高岡で開催

 

 

どこからでも高岡とつながれる!今年の「高岡クラフト市場街」はオンラインで参加しよう(開催:10/17、10/18、10/24、10/25)

2020.08.27 UP

国内有数の工芸都市である高岡市では、毎年秋に「工芸都市高岡の秋」と題して、いろいろなイベントを開催しています。

その中のひとつ「クラフト市場街」は、高岡の伝統産業を背景にしながら、現代の産業や生活に寄り添い、クラフトと気軽に触れ合うことのできる機会として、県内外の幅広い世代の方々に愛されてきたイベントです。クラフトそのものはもちろん、クラフトの制作を支える職人や地域の方々との交流、歴史ある風景に出逢えるまち歩き、北陸の幸が詰まった食の文化と結びつけた企画などが楽しめます。

今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、リアルな場での開催は中止となりましたが、「高岡クラフト市場街 #市場街TV(いちばまちてれび)」として、初のオンライン開催が行われることになりました。

 

開催は、2020年10月17日(土)・18日(日)/24日(土)・25日(日)の2週連続。富山大学芸術文化学部とも連携し、オンラインだからこそ見学が可能となる工場でのものづくりの様子や、職人との交流会など、高岡の技術や職人に触れられるコンテンツが予定されています。

配信はYouTube等を使って行われるので、これまでなかなかイベント会場まで足を運べなかった方も、この機会に覗いてみてはいかがでしょうか。

詳細は、今後順次公式ウェブサイト(https://ichibamachi.jp/)で紹介されますが、内容の一部を紹介します。

 

高岡クラフツーリズモ

高岡伝統産業青年会の企画・撮影によるディープな工房ツアー。漆器、鋳物など、400年以上続く歴史や技術を持つ、富山県高岡市の”伝統産業のリアル”を感じることができるプログラムです。

今回はオンラインだからこそ実現できる、これまで未公開だった工房のツアーや、現場の職人の視点からの技術解説などが楽しめます。

 

 

 

どこでも職人バー 〜高岡の職人と繋がろう〜

職人として、商人として伝統工芸の技を紡ぐ人々と酒を片手に語り合う『職人バー』も“オンライン飲み”で。出演者同士の対談、視聴者からの質問コーナー等を通して、普段知る事の無い伝統工芸に携わる人々の仕事や生き方、おもしろ裏話などを紹介し、寡黙に見えて実はにぎやかな素顔に迫ります。

 

 

市場街ナイト

高岡の古き良き街並みの中で実施される音楽ライブイベント。

今年は、2018年夏に配信された「三途のリバーサイド」でSpotifyの『バイラルトップ50(日本)』にて1位を獲得した「ザ・おめでたズ」をメインアーティストに迎えます。ほかにも富山県にゆかりのあるアーティストが多数出演予定です。オンライン配信ならではの企画もお見逃しなく!

 

 

【概要】

高岡クラフト市場街 #市場街TV

 ・開催期間 : 2020年10月17日(土)・10月18日(日)、10月24日(土)・10月25日(日)

 ・開催内容 : オンライン配信による工場・工房見学、職人との交流会、音楽ライブ等(詳細については公式サイトで随時お知らせいたします)

 ・公式サイト:http://ichibamachi.jp/

・お問い合わせ窓口 : 高岡クラフト市場街実行委員会 ichibamachi@gmail.com

 

★関連記事(2019年)

秋のクラフトイベントまもなく開催!9/21〜23の連休は工芸都市・高岡を楽しみに、おでかけしませんか?

 

 

 

 

Creators Meet TAKAOKA 2020 参加クリエイター募集!

2020.08.24 UP

400年以上続く銅器・漆器などの伝統産業から近代産業にいたるまで、日本海沿岸を代表するものづく りのまちとして発展してきた富山県高岡市。2019年から始まったのが、「ものづくりまち高岡」の魅力を県外のクリエイターに伝える「Creators Meet TAKAOKA」です。昨年は、東京でのPRイベントおよびクリエイターを招いた「高岡体験モデルツアー」を実施し、参加者から多くの好評の声をいただきました。今年は、高岡の工房とクリエイターの皆さんが協働し、共に新たな商品や作品を創り出し発信する、さらなる展開を目指すことになりました。

高岡からは意欲に満ちた8社の工房・職人等から参加の手が上がっています。彼らと一緒に新たな価値の創造に取り組むクリエイターを募集します!

高岡の魅力は、鉄、銅合金、錫、アルミ、漆、菅(すげ)など様々な素材とそれらを扱う高い技術力があり、自在にものづくりができること。そして何より、ものづくりにかける職人たちの心意気です。高岡で一緒に日本の手わざを未来につなげる取組みに挑戦してみませんか?

◉対象:クリエイター・アーティスト(デザイン・美術・建築・音楽・写真・映像・ダンス等)、エンジニア、科学者・研究者(人工知能・情報技術・ロボット・新素材等) など

高岡の参加工房と協働で、伝統工芸に新たな価値を付加する創作活動(作品制作/商品開発/素材開発/ブランディングなど)に取り組むことができる方。
202012月上旬までに、何らかの成果品(プロトタイプ、試作品可)を提出することとします。
年齢・国籍・プロ・アマは問いません。ただし、基本言語は日本語です。
チームや会社単位での参加も可能です。

応募多数の場合は、事務局によって職種・専門分野・年齢等のバランスを考慮して参加者を決定させていただきます。 あらかじめご了承ください。
※事業期間中に、高岡や職人の魅力をSNS等で積極的に発信していただける方。

◉定員:4組
◉参加料:無料 *ただし、移動経費等は自己負担
◉応募方法:専用応募フォームから必要事項を記載のうえご応募ください。
◉応募締め切り:2020年9月11日(金)
◉応募特典:
①開発経費の補助:作品制作、素材開発にあたっての実費経費(材料費、試作品制作費)を補助いたします。上限30万円まで。
②広報:全国メディアへのプレスリリース配信、当サイトでの紹介などを通じたPRを行います。

◉主催:富山県高岡市
◉参加工房紹介
①企業名/②工芸種類/③企業紹介/④担当者から一言/⑤参考リンク


株式会社能作
②銅器
③大正5年(1916)創業。創業当時は仏具、茶道具、花器を中心に、現在ではテーブルウェアやインテリア雑貨、照明器具や建築金物なども手掛ける。「伝統は守るものではなく、攻めるもの」をキーワードに革新し続けてきた能作では、昔からの技術を継承しつつも、常に新しいことや面白いことに挑戦する気持ちを大事にしている。特に錫を使った曲がる器「KAGO」シリーズは大きな反響を呼び、高岡を代表する鋳物メーカーとして全国から注目を集める。熱して溶けた金属を鋳型に流し込み、製品を成型する方法を鋳造という。能作では、生型(なまがた)鋳造法を中心に、自硬性鋳造法、ロストワックス鋳造法、シリコーン鋳造法などの鋳造法を使い分け、多品種少量生産を実現する。また、創業より培った職人の技法と現代の技術を融合させることで、企画から製造までを請け負い、高品質な製品を安定的に供給できる生産体制を構築している。

2017年には産業観光をコンセプトにした新社屋をオープン。職人目線で体感できる工場見学や体験スペースでの鋳造体験が特徴的だ。製品では錫の抗菌性などを生かし医療分野に展開、また高岡の他の職人とのコラボ企画など挑戦的なスタンスを崩さない。

主な受賞歴:「第1回三井ゴールデン匠賞」グランプリ受賞、「第5回富山県ものづくり大賞」優秀賞受賞、「第13回産業観光まちづくり大賞」経済産業大臣賞受賞

④新商品開発は常に力を入れています。
https://www.nousaku.co.jp/



株式会社竹中銅器
②銅器
③竹中銅器の特徴は、伝統技法及び金属加工に熟達した職人・技術者との幅広い連携を基に、テーブルウェアや文鎮から大型モニュメントまで、顧客のニーズに合わせたモノづくりチームをコーディネイトできることである。伝統工芸品だけでなく、世界で活躍するデザイナーや建築家・芸術家といったクリエーターの鋭い感性による斬新なモノづくりの要望に対しても、このチーム力で応え、高岡銅器の可能性を広げ続けている。銅像をはじめ、日常的に目にするものも多く、その商品は全国に展開しており、実績は非常に多い。

特にfine.(ファイン)というデザイナーズブランドでは今日の多様なライフスタイルに向き合い、そこに美しく豊かな時間を届けることを念頭に、素材とデザインにこだわり、デザイナーとの一対一でのコラボ商品の開発に努めてきた。様々な日常のシーンを心地よく演出するシリーズとして展開している。

主な受賞歴:プロダクトデザイナー澄川伸一氏とのコラボ商品「aquarium Dumbbell」が2012年レッドドット・デザイン賞を受賞、同じく澄川伸一氏デザインの「aquarium シューホーン(くつべら)#003」が2004年グッドデザイン賞を受賞

④新分野での販路開拓に向け、クリエイターとの今までにない商品開発を目指しています。
http://www.takenakadouki.co.jp/index.html


有限会社佐野政製作所
②銅器
③前身である佐野為鋳造所では、鉄やアルミなどを鋳造していたが、そこから業務を引き継ぎ、現在では主に企業のオーダーメイド品の受注製作や仕上げの加工(研磨やアッセンブリなど)、仏具の数珠掛けの製作を行っている。同時に、人気の高いオリジナル商品の自社製作にも注力。特に受注製作においては、各工程の熟練職人の手によって最高の技術が施される分業制の中で、コンセプトから企画立案・開発・生産・製品化までをワンストップで取りまとめる役割を担う。オーダー品を製作するにはいろいろなスタートの方法があるが、顧客はラフスケッチからなら50%、図面からでも70%程度のイメージで工房を訪れる。打合せでその残りを埋め、各工程のエキスパートの協力企業様とチームを組みながら120%での納品を目指す。各工程での専門的な知識や技術を持つ職人たちと仕事をすることで、自社だけでは思いつかない工夫の提案を受けることが多い。そしてそれは自社にノウハウとして蓄積し、現在は強みになっている。最近では異素材との組み合わせなど新しい取り組みも数多く進めている。

④衰退の流れにある生型鋳造で作る鉄鋳物で何かできないかと考えています。もう一度、素材や技術などを見つめなおすことで、技術、事業の継続ができると確信しています。また弊社の主力商品「御念珠掛け」という数珠をかけておくための製品は、現在、需要が徐々に減少しています。こちらも、素材や技術、デザインなどを見つめなおし新しいものが作れたらと思っています。
https://www.sanomasa.net/


高岡民芸株式会社
②菅笠
③菅笠とは竹で作った笠骨に、菅を縫い合わせた縫い笠である。通気性が良く、腐りにくい。日除け、雨除けに使用され、雪に対しても強く、昔は蓑や合羽と併用して労働や道中にも使われた。現在は基本的に農作業を中心に使用される。生まれたのは京都の禅僧から伝えられたという菅笠の技法に、もともと福岡の地に自生していた菅を用いたなど諸説ある。江戸時代に発展をとげ、九州・関東・東北地方まで販売先を広げ、現在も全国シェア90%以上をほこる。ただ菅笠製作は、農閑期の副業として行われてきた時代背景もあり、工賃が安く、後継者不足が深刻な問題になっている。

そんな中、2015年、中山煌雲氏が越中福岡の菅笠製作の後継者として立ち上がる。これまで菅笠製作は、分業制であり、菅の制作、笠骨製作、菅の縫い付けと、別の職人が行うことがほとんどであった。しかし、すべてを一貫して行うことで、品質の向上とストーリーの見える商品を作りを可能にした。商品は実用品としてだけではなく、作品としての菅笠を提案。菅笠の可能性を広げた。

主な受賞歴:第3回菅笠コンテストにて新人賞受賞  ( 作品「小雪」)、全国三大コンペティション、高岡クラフトコンペ奨励賞受賞(作品 六方)、越中福岡の菅笠製作技術保持者として認定

④「菅笠」は大変魅力のある商品であるものの、主に農作業や祭礼での使用にとどまり、現代の生活様式には取り入れられにくいため認知度が低い状況です。菅自体を、菅笠以外のものに活用し、日々の暮らしに身近に取り入れて頂けるような商品を開発し、「菅」「菅笠」の認知度向上を図りたいと考えています。
https://takaokamingei.co.jp/ko-wn/


有限会社北辰工業所
②銅器
③高岡銅器で鋳造の工程を担う工房で、銘板や看板、記念碑、定礎板、各種記念品からテーブルウェアまで幅広く対応できる。他の工房ではあまり対応しない一品物も引き受けている。(東京地方裁判所の銘板はここで鋳造した物である。)依頼内容はオーダー製作、業務用製品だけでなくオリジナル商品もあり、鋳造における技術的アドバイスもしている。銅鋳物は重いが、切削加工や部品組み立てである程度軽量化できるなど、幅広い案件をこなしてきたことによる充実したノウハウがある。

主な受賞歴:2016グッドデザイン受賞(FUKITO-SERIES(アルミ鋳物皿))
④2016年にグッドデザイン賞をとった洋食器皿は、デザイナーとのコラボ商品でした。これまで経験がなかった食器の製作でしたが、鋳物の手作り感がでるテクスチャー(鋳肌)を出すデザインや初期投資が少なく少量生産可能な砂型鋳造での開発など、当社の強みをうまく活かすことができました。結果、鋳肌のデザイン面だけでなく、軽くて錆びない、落としても割れないという機能面やリサイクル素材である再生アルミニウムを使った鋳造という環境面でも評価をいただきました。クリエイターの方ともこのような新たな挑戦を一緒にしていければと思っています。
http://www.hoxsin.com/


シマタニ昇龍工房
②鍛金
③明治42年創業のシマタニ昇龍工房。金槌で叩く鍛金という技法で真鍮から寺社に納めるおりんを製作する工房である。おりん自体の需要が減っていることもあり、手作業でおりんを作れる職人は全国に10人しか残っていないそうだが、そのうちの3人が所属する工房だ。金槌だけで形成していく技術に加え、おりん特有の心地よい音を調整していく技術は非常に希少である。アジア、欧米と日本の伝統工芸を普及するようなイベントにはこれまでも数多く招待されてきた。

近年では鍛金の技術を活かし「すずがみ」という商品開発も行った。錫100%の柔らかさを、圧延と金槌の力加減や回数によって絶妙な曲げを可能にした平皿である。またこのすずがみをさらに発展させ、ボウルに近いようなテーブルウェアや薄い錫製の折り紙を開発するなど、伝統技術を現代のライフスタイルに活かす商品開発に余念がない。

主な受賞歴:伝統工芸士、wonder500、はばたく中小企業・小規模事業者300社、中小企業「元気とやま賞」等
④昨年、Creators Meet TAKAOKA首都圏PRイベントやモデルツアーに参加させてもらいました。今まで知り合えなかった分野の方々とのお話を通し、大変刺激的で良い意見交換をすることが出来ました。マッチングによって、今まで自分達がやってきたのと全く違う、商品開発が出来そうでワクワクします。
www.syouryu.com


漆器くにもと
②漆器
③漆器くにもとでは高岡の伝統工芸品、及びその技術を活かしながら現代のライフスタイルに合致した商品を中心に販売を行っている。産地の問屋というポジションから、商品開発に至るマーケティングや分業制を敷く高岡の工房間の間をつなぐなど多岐に渡る。どの工房がどういった技術に優れているなど、高岡の多くの工房を把握していることから商品開発時の窓口になることも多い。案件毎にどの工房と一緒にやっていくのか、その選択は分業制を敷く高岡において特に重要であり、これまでの実績や工房との関係性などを考慮すれば、高岡において欠かせないポジションを担っている。

また多くの地域の活性化に絡むようなプロジェクトに参画するなどものづくりに加え、まちづくりの面でも高岡を盛り上げている。現在はアウトドアブランドの企画開発や、後継者不足に悩む全国の産地をつなぎ、足りない技術を補い合ってものづくりを行うシステムの構築を目指すなど、幅広い展開をしている。

主な受賞歴:2016年工芸都市高岡クラフトコンペグランプリ

④「モノ」と同時に、「作り方」「売り方」が持続的に機能するカタチを新たな視点から産み出したいと考えています。既成概念にとらわれて新陳代謝していない、産地の非常識な常識を世界のビジネスにも通用するように一新出来たらと思っています。
http://www.kunimoto-japan.com

株式会社柴田漆器店
②漆器
③創業者、柴田治三郎が1925年に彫刻塗工房として開業して以来、漆器づくりに携わってきた工房。現在は自社工房を軸に木地師・青貝師・塗師・蒔絵師と連携し茶道具や酒器、和装小物などの漆器製品の企画・製作を行っている。関わる職人は高岡で培われた精巧で繊細な技術を受け継ぐ、熟練の精鋭たち。扱う商品も日常的に使える小物から、螺鈿や蒔絵の高い技術を施した数十万円もする茶道具や小箱にまで至る。
今後は高岡の伝統技法の1つである螺鈿(らでん)、青貝塗りを中心に展開していく。青貝塗とは「鮑(あわび)」「夜光貝」「蝶貝」「孔雀貝」などを薄く削った材料を使い、絵柄を表現する技法である。貝を細工していくことを総称して螺鈿といい、一般的には約0.3ミリ厚の貝を使うが、高岡漆器では0.1ミリ厚の貝も使い細工する。この特色を生かした製品づくり、また多様な絵柄が求められる酒器揃えなど、職人の技が生きるような商品企画、開発が期待できる。

主な受賞歴:2018 高岡漆器新作展示会 富山県知事賞(グランプリ)、TAKUMI NEXT 2020
④販路開拓、別角度からのデザインなど、これまでになかったものづくりをしたいと考えています。また商品単体よりもテーブルコーディネイトで挑戦していきたいと思っています。
www.shibata-sikki.com

 

 

 



お申し込みはこちら
問合せ先(事務局):一般社団法人富山県西部観光社 水と匠 

担当:林口・山崎
〒933-0397 富山県高岡市内島3550番地
tel.0766-95-5170  fax.0766-95-5171    E-mail. info@mizutotakumi.jp
https://mizutotakumi.jp/

#日本の手仕事 #高岡銅器 #高岡漆器 #越中福岡の菅笠 #伝統と革新 #新素材 #商品開発 #工芸とアート #クリエイターと職人

初公開品を含む約440点の貴重な資料から高岡を再発見!「高岡のお宝展」、高岡市立博物館で開催中(〜10/11)

2020.08.19 UP

国指定史跡「高岡城跡」(高岡古城公園)内に立地する高岡市立博物館は、今年で開館50周年。

これを記念し、日ごろから収集されている高岡の歴史・民俗・伝統産業等に関わる様々な資料を厳選した約440点の「お宝」を8月1日から10月11日(日)まで展示・紹介しています。

たとえば上の写真(提供:高岡市立博物館)。これは「渾天儀(こんてんぎ)」と呼ばれる天体の位置を測定する器具で、この原理を発展させたものが現代のプラネタリュームです。中心の球が地球を表し、江戸後期には太陽と月の動きを説明する器具として利用されていました。支柱に細かな木彫がなされていたり、台座に漆の塗られていたりと丁寧な装飾が施されていますが、これらはすべて高岡の職人たちの手によるもの。高岡市指定文化財にもなっており、高岡の工芸史上においても特筆すべき資料です。

また、高岡初の町絵師・堀川敬周(江戸後期)が俳人・松尾芭蕉を描き、現三重県出身の画家兼俳人が芭蕉の句を書いた合作が今回初公開されています。高岡市出身の算学者・筏井満好(江戸期)が低いところの水を高いところへ登らせる「揚水車」の研究について記した書物「自然登水車(じねんとすいしゃ)」も、県内では初公開です。

このほか、常設展示場では、「高岡ものがたり -楽しく知ろう!ひらめき・ミュージアム-」と題し、高岡市の歴史・民俗・伝統産業などをジオラマ、タペストリー、映像、各種体験コーナーなどで分かりやすく紹介しています。

今の暮らしと昔の様子を展示資料で結びつけることで、新たな気づきや発見があるかもしれません。

 

高岡市立博物館開館50周年記念 特別展「高岡のお宝展」

【概 要】

・会  期:2020年8月1日(土)~10月11日(日)

・開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

・会  場:新館企画展示室

・入 館 料:無料

・休 館 日:月曜日(ただし月曜日が祝・休日の場合は開館し、翌平日に休館)

・チラシ

   表 https://www.e-tmm.info/2020_otakara1.jpg

   裏 https://www.e-tmm.info/2020_otakara2.jpg

 

【会期中のイベント】

<展示説明会>

・日 時:2020年9月5日(土)、10月3日(土) 各日14:00~14:30

・参加無料(申込は電話にて(0766-20-1572)。先着10名)

・申込開始 9月5日(土)〔申込開始:9月1日(火) 9:00から〕

       10月3日(土)〔申込開始:9月29日(火)9:00から〕

 

※新型コロナウイルス感染症拡大の状況により中止する場合があります。

※当日はマスクを必ず着用ください。また、来館時に検温を実施します。高熱等で体調が悪い場合は参加をご遠慮いただく場合があります。

 

◎高岡市立博物館

https://www.e-tmm.info/index.htm