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「福岡町芸術文化協会 会長/福岡宝生会 代表」蓑 厚行さんのインタビューを公開しました。

2021.11.29 UP

「能の魅力は、若いうちには絶対に到達できない境地があることです。やってもやっても奥があり、簡単には体得できない。そのうちに、身体の機能は衰え、たとえば面をつけてその場で回ることも難しくなっていきます。でもね、そうなってはじめて、滲みでるものがあるんですよ」

高校2年生より能をはじめ、趣味として数十年にわたり能の修練を積んできた、福岡町芸術文化協会 会長であり能楽「福岡宝生会」代表の、蓑 厚行(みの あつゆき)さんにお話を伺いました。

こちらからお読みください。

 

※肩書は取材当時のものです

高岡市万葉歴史館の展示室がリニューアルオープン!「令和」の典拠となった万葉集に親しもう!

2021.11.15 UP

(画像:万葉体感エリア)

高岡市万葉歴史館は、常設展示室が「万葉体感エリア」に、企画展示室が「万葉学習エリア」となってリニューアルオープンしました。この改修により、幅広い世代の人が万葉の世界を体感し、楽しみながら万葉集を学んでいただけるようになりました。

 

万葉学習エリア

 

「万葉体感エリア」は、3方向の大型スクリーンによる大迫力のプロジェクションマッピングが見ものです。大伴家持が越中へ赴任した際に詠んだ歌と、高岡の四季折々の自然の美しさが、包み込むような映像で映し出され、万葉の世界を体感することができます。

 

「万葉学習エリア」は、万葉集の基礎知識や歌の魅力、越中国などについて、万葉になじみのない方にもわかりやすく展示しています。また、新たに設けた体験コーナーでは、子どもから大人まで万葉に親しみながら楽しく学ぶことができます。

 

●万葉集句組合せあそび

 

●万葉仮名で名刺を作ろう

 

さらに、斬新な「顔出しパネル」も新登場しました。

富山県を代表する景勝地・雨晴海岸(女岩)になることも、大伴家持になることもできます。

ぜひ、記念写真をどうぞ!

 

 

また展示室リニューアルに合わせ、秋の特別企画展「万葉のふるさと 憧れの万葉故地へ」を開催中です。(~12月20日まで)日本各地に広がる万葉故地の魅力を紹介する内容となっています。

 

「万葉体感エリア」と「万葉学習エリア」がリニューアルし、さらに魅力が増した高岡市万葉歴史館。施設がある伏木エリアは、雨晴海岸や勝興寺など見所がいっぱいです。この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

【開館時間】4月~10月…午前9時~午後6時 11月~3月…午前9時~午後5時(入館は閉館の45分前まで)

【休館日】火曜日(火曜日が祝休日の場合はその翌日)・年末年始

【観覧料】一般300円、中学生以下無料、65歳以上240円、団体(20名以上)240円

【HP】https://www.manreki.com/

【お問合せ】0766-44-5511

※最新の開館状況をホームページ等でご確認のうえ、お出かけください。

~勝興寺でアートを楽しむ~「誰でも創作体験!まぜまぜ・わーくしょっぷin勝興寺 アール・ブリュット◎TAKAOKA7」を開催します!

2021.11.04 UP

 

皆さんは「アール・ブリュット」というアートをご存知ですか?

「アール・ブリュット」とは、障がいのある人が、伝統や教育などに左右されず、思いのままに表現した芸術のことです。

 

高岡市では、毎年、アール・ブリュットの作品展示やワークショップを開催しています。7回目となる今回は、11月7日(日)に、重要文化財 勝興寺において、「まぜまぜ・わーくしょっぷ in 勝興寺」を開催します!

 

今回のアール・ブリュット展の見どころは、今年3月に大改修を終えた勝興寺の大広間における作品展示と、大人から子どもまで、誰でも気軽に参加できる6種類のワークショップ。

ワークショップでは、勝興寺にちなんだ消しゴムはんこを使ったポストカードづくりや、絵馬板に来年の干支であるトラを描く「飾り絵馬づくり」、廃棄物を活用してアート作品を生み出す「再生アート」などが体験できます。

 

はんこでポン!カードづくり

 

「イロドリアソビ」では、ビニールシートに来場者が好きなカラーシールを貼り、大きなタペストリーを完成させます。勝興寺で作成したこの作品は、12月の障害者週間に合わせ、高岡市役所1階のロビーでも展示されるので、お楽しみに!

 

昨年度のアール・ブリュット◎TAKAOKA6の会場の様子

 

このほか、越中総鎮守一宮射水神社に毎年奉納される、縦横180cmもの大きさを誇る大絵馬の公開制作(冒頭の丑の絵は昨年度のもの。今年は寅の絵を制作)や、三昧琴ライブも開催されます。

 

 東京2020オリンピック・パラリンピックで多くの感動を味わった今だからこそ、障がいのある人も、ない人も、大人も子どもも、それぞれが自分で自分を表現する楽しさ、そして人と人とがつながることで生まれる心の温かさを、勝興寺の荘厳な雰囲気の中で、ぜひ感じてみてください。

 

「誰でも創作体験! まぜまぜ・わーくしょっぷ in 勝興寺 アール・ブリュット◎TAKAOKA 7」

◆日時      2021年11月7日(日)10時~16時(入場は15時30分まで)

◆会場      重要文化財 雲龍山 勝興寺(富山県高岡市伏木古国府17-1)

◆文化財協力金  大人500円(400円)、中高生200円(150円)、小学生100円(70円)

        ( )内は20人以上の団体料金。障害者手帳の提示により、本人のみ団体料金。

         ※ワークショップには、別途参加費が必要なものもあります。

◆主催      障害者アート支援工房ココペリ

 

【詳しくはこちら!】

npococopelli.jimdo.com

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、内容が変更となる場合があります。

最新情報を上記ホームページでご確認の上、おでかけください。また、ご来場の場合は、マスク着用、手指の消毒などのご協力をお願いいたします。

 

【こちらも必見!】

高岡で活動する芸術家 障害者アート支援工房COCOPELLI 米田 昌功さん

米田昌功

「おべんとうカフェにじのこや/ふしき坂ノ上ヴィレッヂ」牧野友香さんのインタビューを公開しました。

2021.10.29 UP

「都心には都心の制約がある。この場所だから、やりたいことがやりたいようにできるんです」。

地元の食材を用いた彩り豊かで体にやさしいお弁当が評判。さまざまなイベントを企画したりしながら地域とのつながりを大切にする、高岡市・伏木「おべんとうカフェにじのこや/ふしき坂ノ上ヴィレッヂ」の牧野友香さんにお話を伺いました。

 

こちらからお読みください。

クラフトを楽しむ高岡の秋の恒例イベント、まもなく開催。10/22(金)〜24(日)の3日間は、まちなか&オンラインで、ものづくりの街・高岡を堪能!(一部イベントは16日から)

2021.10.14 UP

 

いよいよ今年も、毎年秋恒例ものづくりの街・高岡を存分に味わえるクラフトイベントの開催が近づいてきました。

2021年は10月22日(金)から10月24日(日)までの3日間、「工芸都市高岡2021クラフト展」と「市場街(いちばまち)」の2つのイベントが行われます。(※一部イベントは16日(土)からスタート)

注目コンテンツをピックアップしてご紹介します。

 

※「工芸都市高岡2021クラフト展」「市場街」の概要はこちら。

市街地で、オンラインで。クラフトを楽しむ高岡の秋の恒例イベント、日程速報!

 


 

【高岡市街地で開催】

工芸都市高岡2021クラフト展

1986年にはじまり、今年で34回目を迎えた「工芸都市高岡クラフトコンペティション」。地域発の総合コンペとしてこれまでに数多くの若い才能・作家を発掘・発信してきました。そんな本コンペティションの入賞・入選作品を展示するのが、「工芸都市高岡クラフト展」です。

2021年は「手間」をテーマに作品を募集。金属、漆、ガラス、テキスタイル、家具など、多様な素材の魅力をデザインの力で一層引き立たせた素晴らしい作品が並びます。展示会ではお気に入りの作品を購入することも可能。ぜひお気に入りの一品を探してみてください。

◆日時:2021年10月22日(金)〜10月24日(日)10:00~18:00(最終日15:00まで)

◆会場:御旅屋セリオ 2階正面エレベーター前(特設会場)

https://ichibamachi.jp/event/craftten

 

 

高岡クラフトストア by 作家のひきだし展

今年34回を迎える「工芸都市高岡クラフトコンペティション」の歴代の入賞・入選作品が展示販売される「高岡クラフトストアby作家のひきだし展」。多数の才能を世に輩出してきた本コンペティションですが、歴代作家の作品が揃うのは今年が初めて。この貴重な機会に、ぜひお見逃しなく!

◆日時:10月22日(金) ~24日(日)11:00 – 18:00

◆場所:高岡市内 塩谷ビル 高岡クラフトストア

https://ichibamachi.jp/event/craftstore

 

 

Creators Meet TAKAOKA Exhibition @市場街

高岡市が2019年度から取り組んでいる、伝統産業の工房とクリエイターの出会いによって日本の手わざの新たな価値創造と関係人口作りを目指す事業「Creators Meet TAKAOKA(クリエイターズ・ミート・タカオカ)」。

 

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これまでのCreators Meet TAKAOKAの取り組みは、当サイトでもご紹介しています。詳しくは以下をご覧ください。

—産地の技の集積を知る Creators Meet TAKAOKA 2020 キックオフツアーレポート

産地の技の集積を知る Creators Meet TAKAOKA 2020 キックオフツアーレポート

—人がいて「もの」が生まれる、うねりと波長 Creators Meet TAKAOKA 2020 経過報告

人がいて「もの」が生まれる、うねりと波長 Creators Meet TAKAOKA 2020 経過報告

—技と経験値と発想の出会い Creators Meet TAKAOKA プロトタイプ発表

技と経験値と発想の出会い Creators Meet TAKAOKA プロトタイプ発表

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2020年には高岡の鋳造技術を生かしたプロダクト、新素材と漆の組み合わせによるアクセサリー、仏具のおりんの音を使ったアンビエント音楽などが開発されました。

2021年以降も、佐野政製作所×芳村朗(shy shadow)の立体国旗〈View Point〉ウェブメディアで紹介されたり、漆器くにもと×三井化学MOLpのアクセサリーが、三井化学のオープン・ラボラトリー活動「そざいの魅力ラボ –MOLp®-」の展示会で発表されたりと、ますます注目度が高まる取り組みです。

今回は、市場街のプログラムの一環として、Creators Meet TAKAOKAで誕生したプロダクトを国の重要文化財に指定されている土蔵造りの商家「菅野家」で展示。制作過程が分かる原型の展示や音楽作品のサウンド・インスタレーションなどとともに、伝統産業の魅力と可能性をご紹介します。

◆日時:10月21日(木)~24日(日) 10:00 – 17:00

◆場所: 山町筋・菅野家

https://preview.studio.site/live/1Va6eveJq7/event/suganoke

 

 

【オンラインで開催】

職人の手仕事を定点カメラで生配信「定点観職」スペシャル

職人の手仕事を定点カメラで生配信する、市場街の人気オンラインプログラム「定点観職」 。第二弾となる今回は、「シマタニ昇龍工房」の島谷好徳氏がおりんを鍛金する様子をバーチャルスタジオから生配信。後半にはサウンドクリエイター若狭真司氏による、おりんの音を使用した音楽作品のインスタレーションライブも行われるそう。職人の技と、最先端の映像投影技術の融合は、必聴・必見です。

◆日時:10月23日(土)18:00–18:40

◆市場街TVチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCSQ4smO-sAGDjkekLStefxw

 

 

FOOD × CRAFT in TOYAMA

2021年5月、ミシュランガイド北陸2021特別版で二つ星を獲得した富山県利賀村にある秘境レストラン「L’ évo(レヴォ)」。谷口英司シェフが手がける究極のローカルガストロノミーと、食事を引き立てるこだわりの器を、ドキュメンタリー映像&トークライブで紹介するオンラインイベントです。これまで明かされてこなかった創作過程や、⼀⽫の背景に込められた想いに迫ります。

◆日時:10月24日(日) 16:00 – 17:00

◆市場街TVチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCSQ4smO-sAGDjkekLStefxw

 

 

トークライブ 伝統産業×「  」で未来に続くビジネスを編む

伝統産業を次世代へ繋げるために新しい取り組みを、ここ高岡から生み出し育む3名の女性が「伝統産業のサステナブル」をそれぞれの人生背景や立場からディスカッションするオンラインイベント。

今や高岡を代表する企業「能作」から専務取締役の能作千春氏、日本の伝統を次世代につなぐ会社「和える」から矢島里佳氏、高岡鋳物師7人衆であった金森弥右衛門を祖とする「金森合金」から高下裕子氏を迎えての濃厚な1時間30分です。

◆日時:10月24日(日) 14:00 – 15:30

◆市場街TVチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCSQ4smO-sAGDjkekLStefxw

 

この他にも、紹介しきれない多彩なコンテンツが盛りだくさん。現地でも、オンラインでも、ものづくりのまち・高岡をお楽しみください!

高岡出身の2人の人物から見る西洋美術の新たな魅力。「令和3年度国立美術館巡回展 国立西洋美術館コレクションによる 高岡で考える西洋美術―〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき」高岡市美術館で開催中(~10/31)

2021.10.08 UP

(画像:ベルト・モリゾ《黒いドレスの女性(観劇の前)》1875年、油彩/カンヴァス、 林忠正の旧蔵歴あり、国立西洋美術館)

モネ、ルノワール、ロダン…一度は名前を聞いたことがある人物ばかりではないでしょうか。

高岡市美術館では「令和3年度国立美術館巡回展 国立西洋美術展コレクションによる 高岡で考える西洋美術―〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき」を開催中。普段は東京・上野の国立西洋美術館に展示されている貴重な絵画や彫刻を、ここ高岡で鑑賞することができます。

1900年パリ万国博覧会の事務局長を務めた美術商・林忠正と、留学先で彫刻家・ロダンにめぐりあった本保義太郎。本展では、この高岡出身の2人の先駆者を手掛かりに、国立西洋美術館が所蔵する作品約110点、高岡市美術館が所蔵する作品約20点と、これらに関連する資料をあわせて展示し、近代以降の日本に流入した西洋美術の源流について探ります。高岡を舞台に展示されるからこそ見えてくる新たな西洋美術の魅力を、この機会にぜひ感じてみてください。

「パリで制作中の本保義太郎(1907年頃)」 写真提供:高岡市美術館

 

高岡市美術館では、新型コロナウイルス感染症拡大による臨時休館期間を考慮し、10月31日(日)まで会期を延長して開催しています。

国立西洋美術館は、館内施設整備のため、2020年秋から2022年春(予定)にかけて全館休館しています。今回の展示作品は、このような長期の休館がなければ東京・上野の展示室を離れることはなかったかもしれません。この貴重な機会をお見逃しないよう、お楽しみください。

 

パオロ・ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ)《聖カタリナの神秘の結婚》1547年頃、油彩/カンヴァス、国立西洋美術館

 

●令和3年度国立美術館巡回展 国立西洋美術館コレクションによる 高岡で考える西洋美術―〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき

【会期】令和3年9月14日(火)~10月31日(日)※会期延長

【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)

【場所】高岡市美術館 企画展示室(高岡市中川1丁目1番30号)

【休館日】月曜日

【観覧料】

一般1,200円(団体・シニア900円)/高校・大学生600円(団体480円)/小中学生300円(団体240円)

親子券(大人1名と小中学生2名までのセット券)1,400円

【HP】https://www.e-tam.info/

【お問合せ】0766-20-1177

※最新の開館状況をホームページ等でご確認のうえ、お出かけください。