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高岡駅前「Hokugin Art Gallery」で、鉄作家・澤田健勝さんの作品展開催(3/29(金)まで)

2019.02.19 UP

 

2019年1月25日(金)~3月29日(金)の期間、北陸銀行高岡駅前出張所内「Hokugin Art Gallery」にて、高岡在住の金工作家・澤田健勝さんの作品展が開催されています。

「工芸と共にある高岡の暮らし」をテーマに高岡や富山県内の若手工芸作家さんたちの作品展示をシリーズで展開するHokugin Art Gallery。

 Vol.6は、高岡出身の鉄作家・澤田健勝さんの作品が展示されています。2003年より高岡市で工房を立ち上げ、装飾金物から日用品など、幅広い領域で鉄の魅力を伝える作品づくりを行っている澤田さん。今回は、花器やうつわなどの作品を中心に、日々の暮らしを個性的に彩る数々を展示します。「鉄も人と同じように一生がある存在。鉄の一生をどう形にして生かすか」を模索し生み出された作品の数々。足をとめてごらんになってはいかがでしょうか。

 

※作品は予約販売可能です。

※Hokugin Art Gallery:高岡駅前「sorae高岡(ソラエたかおか)」にあるギャラリースペース。2017年10月31日より、”工芸と共にある高岡の暮らし”をテーマに、高岡や富山県内の若手工芸作家の作品展示をシリーズで展開。Vol.1は高岡在住の 金工作家・尾崎迅、Vol.2はガラス作家・梶原朋子、Vol.3は漆芸作家・畦地拓海、 Vol.4は陶芸作家・梅田かん子の作品を紹介。Vol.5は「高岡のしつらえ:おもてなしの工芸展」として高岡の旧家の工芸品を展示

 

Hokugin Art Gallery「高岡のしつらえ:おもてなしの工芸展」  

◆会期: 2019年1月25日(金)~3月29日(金)

◆場所:北陸銀行 高岡駅前出張所 内 (高岡市下関町185-11 sorae高岡1F)

◆営業時間:平日 9:00~15:00※夜間(21:00まで)および休業も店舗外から鑑賞できます。

◆TEL:0766-23-0007

【更新情報:活動する人】高岡で活動する“旅の人”、加納亮介さんのインタビュー記事を公開しました!

2019.02.14 UP

「活動する人」のページにて、東京工業大学の大学院生でありながらゲストハウス「ほんまちの家」の管理人を立ち上げ時から務めてきた、加納亮介さんのインタビュー記事を公開しました。

高岡とのご縁の経緯や、まちとの関わりを通して今思う自分らしい暮らしなどについてお話を伺いました。

 

詳細は記事をご覧ください!


>>該当記事はこちらから

 

※肩書は取材当時のものです

著名なゲストのトークも。GEIBUN 10 ―富山大学芸術文化学部 大学院芸術文化学研究科 卒業・修了研究制作展―2/7〜24開催!

2019.02.04 UP

二上山のふもとのキャンパスで、芸術文化の社会展開を通じた課題解決や新しい価値づくりを目指す富山大学芸術文化学部。

2月9日(土)〜24日(日)の期間、高岡市美術館にて、芸術文化学部の卒業生112名と大学院研究科修了生9名による卒業・修了制作作品と論文が展示されます。

学生が主体となって開くこの展覧会では、絵画や工芸、メディア芸術、デザイン、建築、景観研究、まちづくり研究などなど、総作品数121点の卒業・修了研究制作を一堂に展示します。

総合大学の中にある芸術系学部ならではの多角的視点をもった、若さ溢れる多様な作品群は、見る人の思考の枠を超え、新たな視点を与えてくれるかもしれません。

MdN編集長の本信光理氏や日本画家の千住博氏など、多彩な講師を招いての講演会や公開プレゼンテーションなど、様々なイベントも数多く開催されます。

>>チラシはこちら http://www.e-tam.info/img/2018/g10.pdf

 

また、芸術文化学部のホームページには、「GEIBUN10」に向けて研究制作を進める学生のみなさんのインタビューが掲載されています。展覧会とあわせて覗いてみると、より理解が深まるかもしれません。

 

>>富山大学芸術文化学部 CAMPUS LIFE http://geibun-campus.tumblr.com/

 

【概要】

 ■GEIBUN 10 ―富山大学芸術文化学部 大学院芸術文化学研究科 卒業・修了研究制作展―

・会期:2019年2月9日(土)〜2月24日(日)9:30〜17:00(入館は16:30まで)

・休館日:2月12日(火)、2月18日(月)

・観覧料:無料

・会場:高岡市美術館(高岡市中川1-1-30)

・主催:富山大学芸術文化学部卒業・修了制作展実行委員会

         (富山大学芸術文化学部、公益財団法人高岡市民文化振興事業団・高岡市美術館)

・共催:高岡市、高岡市教育委員会

・後援:富山県、富山県教育委員会

・協賛:高岡短期大学・富山大学芸術文化学部同窓会「創己会」

 

【関連プログラム】

□オープニング・セレモニー

 ・日時:2月8日(金)15:00~

 ・会場:高岡市美術館 地階 ビトークホール

 ・概要:セレモニーと併せて、Geibun Prize 2019授賞式(本展に出展された

     作品及び論文の中から優れたものに与えられます)、GEIBUN10の

     見どころ紹介と内覧会を行う

 

□プライズ・トーク

 ・日時:2月10日(日)13:00~14:30

 ・会場:高岡市美術館 企画展示室、市民ギャラリー

 ・概要:Geibun Prize 2019受賞作についての、武山良三学部長と受賞学生に  

     よるギャラリー・トーク

 

□ゲストトーク

 ・会場:高岡市美術館 地階 ビトークホール(聴講無料、当日先着順80席)

 ・概要:各界の著名なゲストを迎えたバラエティに富んだトーク・ミーテ

     ィング。スケジュールは以下の通り;

 (1)2月 9日(土)13:30〜 
   本信光理(MdN編集長)「過去の自分と未来で出会うこと‐雑誌編集という仕事‐」 

 (2)2月11日(月祝)13:30〜 
   千住 博(日本画家)「美術作品は語る」

 (3)2月16日(土)13:30〜 
   篠原資明(哲学者、詩人、美術評論家)「交通線上のアート」 

 (4)2月17日(日)13:30〜  
   大森謙一郎(プロダクト・デザイナー)「私の発想の種の拾い方」

 (5)2月23日(土)13:30~  
   塚本由晴(建築家、東京工業大学教授)「資源的人の建築」 

 

□公開プレゼンテーション

(1)GEIBUNの粋-大学院特別研究最終発表会

  ・日時:2月10日(日) 9:30~12:00、14:30~16:30

      ・会場:高岡市美術館 地階 ビトークホール

      ・概要:大学院芸術文化学研究科の学生による公開プレゼンテーション

(2)豊かさのかたち

  ・日時:2月14日(木)~15日(金) 10:00~16:30

      ・会場:高岡市美術館 地階 ビトークホール

      ・概要:デザイン工芸コースの学生による公開プレゼンテーション

(3)私たちが創り出した「こたえ」

  ・日時:2月14日(木) 13:00~16:00

      ・会場:高岡市美術館 企画展示室、市民ギャラリー

      ・概要:デザイン情報コースの学生による公開プレゼンテーション

 

□院生展

 ・日時:2月7日(木)~19日(火) 11:00~17:00 ※2月13日(水)は休廊

 ・会場:芸文ギャラリー (高岡市御旅屋町90-1 KMビル1F)

 ・概要:大学院芸術文化学研究科1年生による成果展示

 

【問合先】富山大学芸術文化学部総務課

     〒933-8588 富山県高岡市二上町180番地

     TEL 0766-25-9139  FAX 0766-25-9104

     E-mail info@tad.u-toyama.ac.jp

       http://www.tad.u-toyama.ac.jp

【更新情報:工場・工房】新たに2つ、ものづくりの現場紹介を追加しました!(梶原製作所・四津川製作所)

2019.01.31 UP

高岡に集積する、数多くのものづくり企業や工場・工房。当サイトの「工場・工房」ページでは、そのいくつかをピックアップしてご紹介しています。今回、新たに「株式会社 梶原製作所」「有限会社 四津川製作所」の2つを追加しました。

このページで紹介している工場・工房では、工場見学やショールーム見学、体験などを受け付けているところもあります(要事前連絡)。ぜひチェックしてみてください!

 

>>詳細はこちら

音楽好きは高岡に集合!2/2「堀正文と2人のミューズたち」・2/3「Kikare〜ma そこたらじゅうライブ」開催!

2019.01.24 UP

2月最初の週末、高岡のまちなかでは、クラシックやポップス、ジャズなど様々なジャンルのライブが開催されます。

2月2日(土)は、高岡市出身で長くNHK交響楽団のコンサートマスターを務めたヴァイオリニスト、堀正文氏のコンサート「堀正文と2人のミューズたち」が開催。(公財)高岡市民文化振興事業団が主催となり、高岡市生涯学習センターホール(ウイング・ウイング高岡4階)で行われます。ピアノとチェロの若手実力演奏家2人とともに、モーツァルトやショパン、クライスラーなどの名曲を演奏する圧巻のステージです。

日本クラシック界を代表する堀正文氏

>>「堀正文と2人のミューズたち」詳細はこちら

 

また、2月3日(日)は、地元を中心としたミュージシャンたちが高岡市内の飲食店など12会場で同時多発的にライブを行う「Kikare〜ma そこたらじゅうライブ」が開催。「音楽を通してのまちづくり」をコンセプトに活動を行う「ホームタウン実行委員会」が主催となり、毎年行われているものです。ジャンルはJ-POP、洋楽、ロック、ジャズなど様々。入場無料で聴けるものや、お店の1オーダーで聴けるものなど、気が向いたときにふらりと立ち寄れるものもあり、入ったことのないお店を知るきっかけにもなりそうです。

 

昨年開催の様子(公式Facebookページより)

 

音楽を聴くのが好きな方はもちろん、最近生の音楽に触れていないという方も、気軽に楽しんでみては?

 

【概要】

 ■「堀正文と2人のミューズたち」

 (Ars nova音楽の祭典/TAKAOKA 冬の音楽祭 高岡が生んだ天才演奏家たち)

・日時:2019年2月2日(土)15:00開演(14:30開場)

・会場:高岡市生涯学習センターホール(ウイング・ウイング高岡4階)

・出演:堀正文(ヴァイオリン・高岡市出身)、三又瑛子(ピアノ)、香月麗(チェロ)

・入場料:全席自由 一般3000円(学生1000円)※一般のみ当日500円高

・プレイガイド:(公財)高岡市民文化振興事業団事業課(TEL予約可/0766-20-1560)、高岡市生涯学習センター3階、Uホール、アーツナビ(富山県高岡文化ホール、富山県民会館、新川文化ホール、富山県教育文化会館)

 

■「Kikare〜ma そこたらじゅうライブ」

・日時:2019年2月3日(日)12:00〜23:00(会場によって異なる)

・会場:高岡市内飲食店等12箇所

  ※出演者、会場、入場料等の詳細はホームページ、Facebookにて

 http://takaoka.hometown.jp/299

 https://www.facebook.com/hometown.tk/

 

この形がこの字なの?!高岡市立博物館の「初めての古文書教室」に参加してみた【「初めての古文書教室」レポート】

2019.01.17 UP

以前にこのサイトでもご紹介しましたが、高岡市立博物館では、博物館や地域に所在する未調査資料の調査・整理を地域の人々の手で行うことを目的に、「高岡古文書ボランティア」が2015年に創設されました。

これに先立つ2012年、「高岡古文書ボランティア」の設立を目指して、古文書調査・整理はまったく未経験だけど興味がある!という方に向けた、「初めての古文書教室(年6回)」が始まり、以降毎年開講されています。

 


 

  • 参考記事(2016.11.10):

その時代の一端を活き活きと見せてくれる“歴史の証言者”、古文書解読に挑戦しよう!「初めての古文書教室」、参加者受付中。/高岡市立博物館

その時代の一端を活き活きと見せてくれる“歴史の証言者”、古文書解読に挑戦しよう!「初めての古文書教室」、参加者受付中。/高岡市立博物館


 

今回、この「初めての古文書教室」第5講(2018/11/8実施)に参加してみましたので、その様子をレポートします!

くずし字の解読に挑戦するのは全くはじめてな筆者はやや緊張。受付で、教材として使用されている古文書(※)のコピーが渡されます。

 

※ちなみに、「古文書」とは、基本的に江戸時代以前の紙に墨で書かれた古い手紙のことを言いますが、高岡市立博物館の古文書ボランティアおよび古文書教室では、広く近代の古記録等も含めた歴史資料全般のことを指しています。

 

そっと一番後ろの席に座り、いざ聴講開始。

平日にもかかわらず、広い教室でたくさんの方が熱心に講義を受けています

 

今回解読を進めたのは、文政四年(1821年)に出され、天保三年(1832年)に写されたとされる「御定書」の一部。村の農民たちへの「戒め」として書かれたものです。講師の仁ヶ竹主査学芸員によると、この写本は村の肝煎(「きもいり」。リーダー的な役割をしていた人)によるもので、この写本じたいが、当時のこどもたちの書道の手本にもなっていたそうです。

 

実際の写本のコピーと、楷書で打ち直した資料がセットになっています

そう、当時の人は楷書ではなくくずし字を習ったのだとか。中世の「青蓮院(しょうれんいん)流」という書体を徳川家が採用したので、「御家(おいえ)流」ともいわれました。江戸時代には公私や身分を問わず広まった書体です。

それにしても、1つの漢字でも何通りものくずし方があることにまず驚きます。昔の人は、一人で何通りもくずしていたのか?どんなくずし方でも読めたのか?などなど、いろいろ興味が広がります。

渡された資料に添付されていた、代表的なくずし字の例

講義では、1文1文、1単語1単語ゆっくりと解読と解説が進められていきます。この形はこの文字なの!?という驚きとともに、「筋目」(=血筋・家計)、「頭振り」(=自分の田畑をもたない人)、「慮外」(=常識では考えられない)など、現代の普段の生活では使わない単語に出会って意味を知るのもまた興味深いです。

今回解読した文章は、たとえばこんな具合です。


 

  • 諸奉行ニかきらす何レ江対シ候而も、慮外成躰、且又不作法仕間敷事

=諸奉行や侍に対し、常識では考えられないようなこと、かつまた不作法なことをしてはならない。

 

  • 切支丹宗門御吟味ニ逢候末々之者、出生之者、或ハ養子聟嫁妻子与出来之者候は、早速可及案内候、死去跡之儀、可断筋目まがい不申様ニ可仕事

=キリスト教の宗門取り締まりにあった子孫や養子、婿、嫁、妻子などは速やかに上に報告しなさい。血筋が混じらないようにしなさい。

 


 

実際の古文書をゆっくり読み解くなかで、「士農工商」や「キリスト教の弾圧」など、歴史の授業で習ったことに通じるような内容に出会うと、教科書で読むのとは異なる、リアルな歴史に少し触れられたような感覚。

今回の講座で読んだのは、実際に博物館にすでに展示されているものですが、古文書の読み方への学びを深めてボランティアとして地域の未整理資料の解読に関わっていると、地域の歴史文化の知られざる魅力が発見できるかもしれません。もしかしたら、歴史的新発見につながることも!?

2018年度の「初めての古文書教室」は終了してしまいましたが(次回は2019年9月以降開講予定)、「高岡古文書ボランティア」は2019年1月19日(土)、2月16日(土)、3月16日(土)に、引き続き高岡市立博物館にて実施予定です。初心者の方も見学可能とのこと。

少しでも気になる方は見学から始めてみてはいかがでしょうか?

 


 

■問い合わせ先

高岡市立博物館

 〒933-0044 富山県高岡市古城1-5

  電話0766-20-1572/FAX 0766-20-1570

  メールアドレス info@e-tmm.info

 

◎高岡古文書ボランティア設立趣意書

http://www.e-tmm.info/tkb.pdf

 

◎「初めての古文書教室」(2018年度チラシ)

http://www.e-tmm.info/komonjyo30.jpg