山町筋重要伝統的建造物群保存地区では、商家であった「旧谷道邸」をリノベーションし、複合商業施設「山町ヴァレー」として来春のオープンを目指すプロジェクトが進んでいます。旧谷道邸の建物は、明治時代に建てられ、その後昭和4年に北陸初の木造3階建ての洋館として改修された和洋折衷の歴史的建造物で、数年前まで文房具製造・卸販売を営んできました。
現在、大小3つの空間と5つの土蔵に出店する事業者を募集しています。施設の中央にはイベントもできる中庭があり、まちの人や観光客が気軽に集える場としての検討もされています。
テナントの詳細やリノベーションの進捗状況は、下記URLをご覧ください。
◎「山町ヴァレー」およびテナントスペースについての詳細はこちら
http://yamacho-valley.strikingly.com/
◎リノベーション進捗状況はこちら
http://ameblo.jp/tsuka-ds/theme-10099098745.html
■問合せ先:
㈱町衆高岡 「山町ヴァレー準備室」(担当:清水)
TEL:0766−20−0555
携帯:070-2644-1490
Eメール:machisyutakaoka★gmail.com(★を@に替えてください)
「活動する人」のページにて、昨年東京から移住し、そこに暮らす魅力的な「人」を通して地域や伝統の魅力を伝える事業を展開している、山崎慶太さんのインタビュー記事を公開しました。
山崎さんが高岡に強く惹かれた理由と、現在の事業を営む背景とは。
詳細は記事をご覧ください!
※肩書は取材当時のものです
高岡の鋳物メーカー「能作」が今年創業100周年を迎えることを記念し、高岡が誇る100名の職人が、各々の技術や創意工夫で「そろり」を製作しました。「そろり」とは伝統的な茶席の花入れで、能作の代表的な製品の一つでもあります。
高岡のものづくりの中心となっている金工・漆工は、研磨、着色、彫金など、それぞれの工程に秀でた職人たちの分業によって成り立ち、多様な加工技術の集積によって、素晴らしい製品が数多く生み出されています。今回の「そろり」製作においては、すべての職人が同じ舞台に立って1人1点を担当し、各自が得意とする手業を生かした作品を仕上げています。
これら100本の「そろり」が、この夏からの福岡・大阪に続き、12月に富山、1〜2月に東京でも展示されます。作品は受注販売されるほか、すべての「そろり」の特徴や製作の背景を紹介した書籍も同会場で販売されます。
高岡のものづくりの多様さと厚み、そして今を生きる職人たちの意識と技巧を切り取った展示を、ぜひご覧ください。
■展示日程と会場
・2016年12月21日(水)〜27日(火) 富山大和アートサロン
・2017年1月18日(水)〜24日(火) 松屋銀座7階 遊びのギャラリー
・2017年2月15日(水)〜28日(火) 日本橋三越本館5階 スペース#5
■お問合せ
株式会社 能作 TEL 0766-63-5080 E-mail:info★nousaku.co.jp ※★は@に置き換えてください
◎株式会社能作 www.nousaku.co.jp
日本遺産に認定された高岡のものがたり(>>関連リンク)の英語版・簡体字版パンフレットが完成しました。表面で高岡のものがたりを紹介し、裏面にはイラストマップや実用的なトラベル情報を掲載しています。
高岡市の観光施設や新高岡駅・高岡駅に設置していますので、ぜひお知り合いの外国の方などにお渡しください。
また、ご希望の方は下記までご連絡ください。
■お申込み・お問合せ
高岡市経営企画部広報統計課 広報係 Tel 0766-20-1331
今秋、3つの企業の商品が国際的な賞を獲得しました。
1つは、(有)四津川製作所のkisen cupシリーズ。2016年アジアデザイン賞(香港デザインセンター主催)のプロダクト&工業デザイン部門において銅賞を受賞 しました。
また、台湾政府主催の2016金点設計奨(ゴールデン・ピン・デザインアワード)プロダクトデザイン部門では、(株)能作の「風鈴スリム」「ブラスブロック」「KAGOスクエア」「LASSO」および(株)山口久乗の「てのりん」「どありん」「こころりん」がゴールデン・ピン受賞作品として選ばれ、さらに(株)能作の「LASSO」および(株)山口久乗の「こころりん」が特別賞ベスト オブ ゴールデン・ピンの最終候補に選ばれました。
詳しくは、下記のアドレスからご覧ください。
■お問合せ
・四津川製作所 Tel:0766-30-8108 メール:info★kisen.jp.net
・能作 Tel:0766-63-5080 メール:info★nousaku.co.jp
・山口久乗 Tel:0766-22-0993 メール:info★kyujo.co.jp
(メールを送る際は、★を@に変えてください)
◎四津川製作所 http://www.kisen.jp.net/
◎能作 http://www.nousaku.co.jp/
◎山口久乗 http://www.kyujo-orin.com/
◎アジアデザイン賞 http://www.dfaa.dfaawards.com
◎金点設計蒋 http://www.goldenpin.org.tw/en/
(画像;上/kisen cupシリーズ、右下/LASSO、左下/こころりん)
日本時間の12月1日午前2時過ぎ、「高岡御車山祭の御車山行事」を含む「山・鉾・屋台行事」33件が、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。高岡御車山祭は国の重要有形・無形民俗文化財両方に指定されているとともに、「日本遺産」に認定された高岡市のストーリーの構成文化財でもあり、これらに続き世界でも認められたことになります。
高岡御車山祭は、加賀前田家二代当主前田利長が1609年に高岡を開町した際、父の利家が豊臣秀吉から拝領した御所車を、高岡の町民に与えたものが始まりと伝えられています。高岡に根付く伝統工芸による装飾をまちごとに競い合った華やかさは、高岡の町民の富と職人の技の結晶といえるでしょう。
今回の登録を記念し、12月16日(金)〜12月25日(日)の期間、東京・日本橋の「日本橋とやま館」で企画展を開催します!工芸品の展示・販売、高岡御車山のPR展示のほか、高岡クラフトの器でのランチ提供や、伝統工芸体験(17・18日のみ)も実施します。
■東京・日本橋での企画展についてのお問合せ:高岡市観光交流課(Tel 0766-20-1301)
◎日本橋とやま館 http://toyamakan.jp/
◎高岡御車山会館 http://mikurumayama-kaikan.jp/
富山大学芸術文化学部3年に在学中の堀内快(ほりうち かい/鋳造作品),川植隆一郎(かわうえ りゅういちろう/油画、立体造形), 4年に在学中の西村賢人(にしむら けんと/イラストレーション、立体造形)によるグループ展が、高岡市御旅屋町にあるgeibun galleryで開催されます。
一般的に存在する“普通(常識の範囲)”を自分の中にインプットし、それぞれが持つ「異形」(=普通ではない形)に対する概念を通して再構築するというプロセスで制作された作品を展示します。
3作家による計10点強の絵画、鋳造作品、イラストレーション作品などが展示されるほか、オリジナルのトートバッグや鋳物のクラフト作品など、多少の物販も予定しています。会期中の12月3日(金)には、ライブペイントなども含めたレセプションパーティーも予定されており、誰でも参加できます。
■会期:2016年12月1日(木)〜12月11日(日)<水曜定休>
■場所:geibun gallery(芸文ギャラリー)
■開館時間:11:00〜19:00(最終日は18:00まで)
■観覧料:無料
◎geibun gallery(芸文ギャラリー) www.geibungallery.jp
富山大学芸術文化学部では11月から来年1月まで、今年度の特別講義「芸術文化探求」を実施しています。これは一般の方も無料で聴講できるもので、表現の方法にかかわらず、創造的行為を社会に展開していく上で共通に必要となる発想法、思考法、実践方法について、芸術文化分野で活躍する講師たちから学ぶものです。
講師陣は、まちづくりコーディネーターや造園家、造形作家など様々。すでに3回の講義が終了していますが、12/6から来年1/17まで残り4回の講義が公開予定です。芸術文化に関わる方も、そうでない方も、この機会にキャンパスをのぞいてみては?
■今後の予定(一般公開分のみ)
04「場づくりから、まちづくりへ」
日時/平成28年12月6日(火)18:15~19:45(開場18:00)
講師/明石 博之 氏(場づくり・まちづくりコーディネーター)
05「漆に魅せられて」
日時/平成28年12月13日(火)18:15~19:45(開場18:00)
講師/スザーン・ロス 氏(漆芸家)
06「不完全の美」
日時/平成28年12月19日(月)18:15~19:45(開場18:00)
講師/筒井 紘一 氏(茶道資料館副館長、今日庵文庫長)
07「景観から見た日本の心」
日時/平成29年1月17日(火)18:15~19:45(開場18:00)
講師/涌井 雅之 氏(造園家)
■会場:富山大学芸術文化学部(高岡キャンパス)講堂
(高岡市二上町180)
■お問い合わせ:芸術文化学部 総務課 総務・研究協力チーム
Tel/0766-25-9138
E-mail/ shougai★adm.u-toyama.ac.jp
※★は@に置き換えてください。
◎富山大学芸術文化学部 http://www.tad.u-toyama.ac.jp
伝統とは何なのか、革新はいつ起こるのか———。
高岡400年の伝統技術を背景に、アイディアと努力で新たなヒット商品を生み出していくストーリーを描いた映画、『デンサン』。革新の繰り返しによって伝統をつなぎ、未来へと向かう高岡のものづくりの姿を映し出したこの作品は、今年9〜10月に撮影され、現在は来年5月の公開を目指して編集作業が進められています。
監督/脚本は、高岡市で映像制作会社を営む金森正晃氏。大学卒業後、テレビ局でカメラマンとして活躍するなか、伝統産業やものづくりに関する取材をしたことがきっかけとなり、高岡の伝統産業に携わる方々の情熱やその技術の高さに感銘を受けたのだそうです。
今回の映画は、金工作家・青木有理子さんのアイディアを(株)能作が製品化したという、実際にあった開発の軌跡を踏まえ、それをオマージュした物語になっています。映画の制作には、高岡の職人たちはもちろん、多くの高岡市民が協力しています。 映画をただ広く県内外に公開するだけでなく、地元の小・中学生の教材としても活用してもらえたら、と願う金森さん。地元で何が起きていて、高岡の何がすごいのかをこの映画を通じて伝え、次世代を担う地域の子どもたちに、伝統とは何か、そして高岡が秘める大きな可能性や魅力、そこに夢があることなどを感じてほしい——そんな思いが、この映画には込められています。その第一弾の取り組みとして、完成後は、地元の中学3年生を上映会に無料招待することも企画しています。
現在、11月25日(金)まで、クラウドファンディングサイト「Ready for?」を通じて一般の出資者を募っています(>>プロジェクトページはこちら)。調達資金は制作費や上映会の費用に充てられる予定で、返礼品として試写会ペアチケット、オリジナルパンフレット、映画DVD、撮影で使った小道具等が用意されています。