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太古の昔から人々を魅了した玉虫色の光を、インターホンパネルに。【3/16〜3/25「課題のデザイン展」レポート#2】

2019.03.20 UP

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*前半の概要

3月16日から3月25日までの期間、能作本社内NOUSAKU CUBEでは、高岡の伝統産業に携わる事業者の方々が新しく開発したプロダクトやパネルなどを展示する「課題のデザイン展」を開催しています。

前半では、参加企業の1つ、小泉製作所さんにお話を伺いました。

高岡の伝統技術から生まれた、斬新な音響クラフト。【3/16〜3/25「課題のデザイン展」レポート#1】

https://bunkasouzou-takaoka.jp/blog/2019/03/18/kadaidesign_report1/

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小泉製作所さんに続き、「螺鈿インターホンパネル」をデザインした、(株)ナガエの今岡正和さんを訪ねました。

(株)ナガエは「ダイカスト」という鋳造方法を得意とする金属加工メーカーで、美術工芸品から工業部品まで、幅広い製品を一貫生産しています。今岡さんは同社でデザイナーとして活躍。「課題のデザイン」の研究会への参加は、主催者である高岡市デザイン・工芸センターさんからお声がけいただいたのがきっかけでした。「今までデザインの仕事が好きで続けてきたけど、そういう培ったものを生かして、もっと他の方に喜んでいただく働きがしたい。組織の中で仕事をしているので、組織の中での納得できる落とし所を見つけたい」と、参加を決意したのだそうです。

研究会で掲げたテーマは、「地域と関わるデザインの仕事」。誰と組んで、何を作っていくかを見つける最初の半年間が一番大変だったといいます。そしてタッグを組んだのが、同じく研究会に参加していた青貝塗師(螺鈿職人)の武蔵川義則さん(武蔵川工房)でした。

「研究会のなかで、武蔵川さんから『金属に螺鈿の魅力をうつす』という課題を聞いていたので、改めてお話を伺いに工房に行きました。そこで、金属ということもあるけれど、いろんな新しい分野にチャレンジされたいのだな、という意図を感じて、美術工芸品ではなく建材というのもありだと思い、武蔵川さんと検討しながら進めてきました」。

研究会が始まって約半年後の2017年11月、最終的に決まった方向性が「インターホンパネル」でした。実は以前も武蔵川さんの螺鈿技術を活かした商品開発をしたこともあった今岡さんですが、そのときは木材をベースとした現代仏壇でした。インターホンパネルは同社ですでに商品がありますが、伝統工芸を取り入れたインターホンパネル、あるいは建材はこれまでまだ商品化されていません。

(左)以前に今岡さんがデザインした、螺鈿の装飾を施した現代仏壇。(右)武蔵川さんによる貝貼りの様子

 

それから研究会で、安次富さん(研究会の監修者)にもアドバイスをいただきながら、約3ヶ月後の2018年2月に試作用のデザインや点数を決定。そして翌月には、3つのプロトタイプ(試作品)が完成しました。

左から、全面に螺鈿を入れた「天の川」、約半分の面積に螺鈿を入れた「啄木鳥(きつつき)」、そして室番のみ螺鈿を入れたシンプルなもの

 

アートパネルのような雰囲気を出し、室番がゆったり入るサイズを考慮した正方形のパネルで、マンションの屋内廊下に面した各室の内玄関での設置を想定しています。エントランスの照明に映え、キラキラ自然な輝きを放ってくれそう。1つ1つ手作業での装飾なので、一品ごとに仕上がりが異なるだけでなく、たとえばマンションの地名に関するマークを入れるなど、装飾もカスタマイズが可能です。

試作品の出来栄えは社内でも評判がよく、実際に目にした人は大概、螺鈿の放つ光の美しさに感嘆の声を上げるそうです。「螺鈿は、写真で見るのと現物を見るのでは全然その魅力の伝わり方が違うと思うんです。見る角度によっても光りかたが違いますし。貝の装飾品って太古の昔からあるじゃないですか。太古からそうやって人間を魅了してきたものは、誰が見てもすごいんだな、と思います」(今岡さん)。

また、今岡さんは「これからは、ただ経済のためだけにものづくりをするのではなく、SDGs(持続可能な開発目標)のような考え方にも意識を寄せたものづくりをしていきたいですね」といいます。たとえば、近年は里山の放置竹林が日本各地で問題となり、竹材の有効利用が求められていますが、その竹を活用した商品をデザインし、最近リリースしたそうです。竹材の商品は今回の「課題のデザイン展」とは別ですが、今後も課題解決と市場がマッチした素敵な商品をデザインしてくださるのが楽しみですね。

室内で物干しポールを着脱するフック。先端は木材のように見えるが、実は竹材を組み合わせたもの

 

螺鈿インターホンパネルの実物は昨年10月からの試験販売では展示されていなかったので、3月16日からの「課題のデザイン展」が初めての一般公開となります。気になる商品化ですが、今はまさに品質試験を含め、どう流通に載せるかという課題に取り組んでいるところだそう。それでも、「研究会で求められていることの1つの答えを出すことができたのではないか」と今岡さんは安堵の表情を浮かべます。実物を見るからこそ伝わる美しい輝きを、ぜひ現地に見に行ってみてください!

「課題のデザイン展」では、他にも(株)竹中銅器・(株)桜井鋳造による「素材の発見を活かしたデザイン」という課題を解決した、鋳肌で食材をおろす「おろし板」、宮越工芸(株)による「塗装技術の新分野展開」という課題を解決した意匠塗装の展示パネルなど、約20点を展示しています。

 

期間は3月25日(月)まで。能作のカフェIMONO KITCHENに立ち寄りがてら、覗いてみてはいかがでしょうか。

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「課題のデザイン展」

・日 時  平成31年3月16日(土)~25日(月)10:00~18:00

・会 場  ㈱能作 本社内 NOUSAKU CUBE(高岡市オフィスパーク)

・内 容

 新クラフト産業・デザイン育成事業「課題のデザイン」平成29・30年度における開発品、パネルなどの展示。 一部商品は、㈱能作 本社ロビーにて販売。

・参加企業 12社(14名)

 (株)秀正堂、宮越工芸(株)技術課、(株)小泉製作所、(株)駒井漆器製作所、(株)桜井鋳造、(株)竹中銅器デザイン室、(株)小泉製作所、(有)武蔵川工房、(株)ナガエ、(株)はんぶんこ、(株)大野屋、(株)砺波商店、sky visual works inc.     

・監 修 安次富 隆[プロダクトデザイナー、多摩美術大学教授]

・主 催 高岡市デザイン・工芸センター

 

 

 

 

 

高岡の伝統技術から生まれた、斬新な音響クラフト。【3/16〜3/25「課題のデザイン展」レポート#1】

2019.03.18 UP

3月16日から3月25日までの期間、能作本社内NOUSAKU CUBEでは、高岡の伝統産業に携わる事業者の方々が新しく開発したプロダクトやパネルなどを展示する「課題のデザイン展」を開催しています。

すでに昨年10月から先行して、能作本社のロビーにて一部展示販売が行われてきましたが(下記参考記事参照)、今回の展示は「課題のデザイン」に携わって商品開発研究を進めてきた方々の成果を総括して展示するものとなります。

 


●参考記事:

伝統産業に携わる企業のコラボで新商品続々!19種55点を展示販売中(2018.11.09)

伝統産業に携わる企業のコラボで新商品続々!19種55点を展示販売中(2019年3月24日まで)

https://bunkasouzou-takaoka.jp/blog/2018/11/09/kadai_design/


 

そもそもこの商品開発は高岡市デザイン・工芸センターの「新クラフト産業・デザイン育成事業」として行われてきたもの。平成29年度から定期的に研究会が開かれ、参加者の皆さんは監修者であるプロダクトデザイナー安次富隆(あしとみ・たかし)氏の指導も受けながら、新製品開発に取り組んできました。

 

ある日の研究会の様子。中央は小泉製作所の中島健太朗さんで、その向かって右が小泉俊博社長

 

新しく始まったNOUSAKU CUBEの展示では、12社・14名による成果品約20点が展示されますが、その開発の裏にどんなプロセスや思いがあったのか?が知りたくて、そのうち2社の担当者を訪ねてみました。

まず訪れたのは、小泉製作所さん。銅合金の鋳造および加工を行う企業で、特に音響クラフト製品の開発を得意とされています。

 

小泉製作所のショールーム。机の上にはユニークでおしゃれな音響クラフト製品が並ぶ

 

もともと明治22年創業時は主に美術工芸品の鋳造を手がけていた同社。以後も様々な工業製品や美術工芸品、銅器、仏具などを製造してきました。時代の変化に伴って仏具なども多様化するなかで、「仕事を待つだけの受け身の態勢ではなく、こちらから商品を提案していきたい」と、地元仏具問屋さんと新しい「おりん」づくりに取り組んだのが2004年のこと。そのなかで「りん[たまゆら]」が、見事翌年グッドデザイン賞を受賞し、以後音響クラフトの開発に力を入れるようになります。

 

>>りん[たまゆら]について

 http://www.g-mark.org/award/describe/30878?locale=ja

 

「価格競争に巻き込まれるのではなく商品の付加価値を上げ、楽しいものを世の中に出していきたい」「商品開発力を高めることに注力したい」と小泉俊博社長は言います。「課題のデザイン」の研究会に参加したのも、そういった考えからでした。

さてそんななかで、「課題のデザイン展」に出展する商品の1つが、この「kanpai bell」。

すでに2017年6月から販売を開始していて、国際特許も取得している。オリジナルの刻印が可能で、2個1セットで税別15,000円

 

とあるフレンチレストランで、バカラのような高級グラスで乾杯するお客様を心配そうに見守るお店のスタッフを見て、「もっと乾杯を楽しめるグラスが作れないか?」と思ったタイミングと、デザイナーさんから「鳴るコップが作れないか?」と相談を受けたタイミングが重なり、開発に至ったとのこと。

高さ約8cm・容量約20mlの、真鍮製のグラス。グラスを合わせて「乾杯」すると、その場も清めてくれるような心地よい音が鳴り響きます。綺麗な音色を実現するため、真鍮にシリコンを入れ、より金属を硬くしているのだそう。今年4月には「ミラノデザインウィーク」にも出展するそうで、今後海外への販路も広がっていきそうです。

 

小泉製作所さんからはもう1つ。「課題のデザイン」監修者の安次富さんがデザインした「kicca」という益子焼のプロダクトを基に、音が鳴る機能性を付加したオブジェ。

天板の上に載せて叩くと、水琴窟のような独特の音が鳴る

 

元のデザインは陶器製だったものを精密鋳造で金属におきかえたという、菊の花をかたどった美しい形のそれは、そこに在るだけで特別な存在感を出してくれそうです。

「チャレンジすることで会社は育つと考えています。難しいことに敢えてチャレンジする、という精神でこのプロダクト開発に取り組んでいます」と語る小泉社長。機能性よりも形の美しさ、音の美しさを追求しているというこの製品ですが、まだ未発売で、課題のデザイン展ではプロトタイプを展示するとのこと。

「kanpai bell」と「kicca」。ぜひ課題のデザイン展で音色を試してみてください!

 

続いて、高岡漆器の伝統技術「青貝塗」のインターホンパネルを開発した(株)ナガエの今岡さんを訪ねました。こちらは後編【3/16〜3/25「課題のデザイン展」レポート#2】(下記リンク)でどうぞ!

太古の昔から人々を魅了した玉虫色の光を、インターホンパネルに。【3/16〜3/25「課題のデザイン展」レポート#2】

 

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「課題のデザイン展」

・日 時  平成31年3月16日(土)~25日(月)10:00~18:00

・会 場  ㈱能作 本社内 NOUSAKU CUBE(高岡市オフィスパーク)

・内 容

 新クラフト産業・デザイン育成事業「課題のデザイン」平成29・30年度における開発品、パネルなどの展示。 一部商品は、㈱能作 本社ロビーにて販売。

・参加企業 12社(14名)

 (株)秀正堂、宮越工芸(株)技術課、(株)小泉製作所、(株)駒井漆器製作所、(株)桜井鋳造、(株)竹中銅器デザイン室、(株)小泉製作所、(有)武蔵川工房、(株)ナガエ、(株)はんぶんこ、(株)大野屋、(株)砺波商店、sky visual works inc.    

・監 修 安次富 隆[プロダクトデザイナー、多摩美術大学教授]

・主 催 高岡市デザイン・工芸センター

 

 

 

自由で独創的なアートに心惹かれる。「気の実 生のまま アール・ブリュット◎高岡」開催!(3/9〜3/17 高岡市美術館にて)

2019.03.08 UP

衝動のままに表現された、自由で独創的な作品の数々。障がいのある方々が生み出す、どこか不思議だったり、素敵だったり、カオスだったり・・・といった「アール・ブリュット(※)」の作品たちを展示する「気の実 生のまま アール・ブリュット◎高岡」が3月9日(土)から3月17日(日)まで開催されます。

↓↓↓作品の例↓↓↓

※アール・ブリュット・・・
フランス語で「生の芸術」を意味し、英語ではアウトサイダー・アート(outsider art)と称されていますが、文化的潮流や伝統、教育などの影響を受けず、作者の内側から湧き出る固有の衝動や創意に基づいた芸術作品を指しています。 

 

展示では、富山ほか、全国各地の18名の作品のほか、自薦・他薦等で持ち込み出品を事前に受け付けた方々の作品を高岡市美術館市民ギャラリーにて展示します。

4回目となる今年は、展覧会に併催して、ドキュメンタリー映画「地蔵とリビドー」も、展示会場向かいの高岡文化ホールにて、3月13日(水)に上映されます。障がいのあるアーティストたちのユニークな日常と唯一無二の表現の源や魅力について、対話やインタビューで探る映像作品です。

 

純粋な表現欲求とエネルギーにあふれた作品群に触れてみませんか?

 

>>チラシ1

>>チラシ2

 

 

【概要】

 ■気の実 生のまま アール・ブリュット◎高岡

・会期:2019年3月9日(土)〜3月17日(日) ※3月11日(月)休館

・時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)

・会場:高岡市美術館 地下1階 市民ギャラリー

・入場料:観覧無料

・主催:高岡市

・共催:NPO法人障害者アート支援工房ココペリ、東海・北陸ブロック障害者芸術文化活動広域支援センター

 

【関連プログラム】

□ドキュメンタリー映画「地蔵とリビドー」上映会およびトークショー

 ・日時:2019年3月13日(水)18:45〜

 ・会場:高岡文化ホール 小ホール

  ・チケット購入など問い合わせは「ばーと◎とやま」まで

    beart.toyama☆gmail.com(☆を@に替えてください)

 

【問合先】

 NPO法人障害者アート支援工房ココペリ  npococopelli@gmail.com

 

◎NPO法人障害者アート支援工房ココペリhttps://npococopelli.jimdo.com/news-schedule/

◎「ばーと◎とやま」https://bearttoyam.jimdofree.com/

 

バルーンアートに音楽ライブ、工作体験。風情ある空間でひなまつりを楽しもう! 3/10(日)は「ひなフェスin山町ヴァレー」へ。(入場無料)

2019.03.01 UP

 

重要伝統的建造物群保存地区山町筋(小馬出町)に2017年オープンした、町民文化を発信する観光交流拠点「山町ヴァレー」。昨年度に引き続き、今年もひなまつりを祝うイベント、「ひなフェスin山町ヴァレー ーArs nova 音楽の祭典ー」が開催されます。

「neji neji music」によるミュージックバルーンショーや、「状況劇団パッチ」の美術と音楽を組み合わせた即興演奏、「石橋あつみ(Robin’s Egg Blue)」によるミュージカル楽曲など、5グループの音楽ライブに加え、甘酒やコーヒー、高岡産チューリップなどの販売、工作コーナーや楽器体験コーナーと、親子で楽しめる内容がもりだくさん。

春の訪れを感じる3月初旬の日曜日。風情漂う山町ヴァレーで、新しい形でひなまつりを祝ってみてはいかがでしょうか。

 

《音楽ライブのスケジュール》

12:20- neji neji music/楽しい音楽に乗せて作るミュージックバルーンショー

13:10- 高岡西部中学校吹奏楽部/最高の演奏をせんまいけ!1、2年生21名の演奏

13:50- 状況劇団パッチ/美術と歌のお遊戯会へようこそ

14:40- 高岡西高校合唱部/誰でも知っているなじみのある曲をのびやかな歌声で

15:10- 石橋あつみ(Robin’s Egg Blue)/子どもから大人まで楽しめるミュージカル楽曲

 

※時間は予定であり、変更になる可能性があります。

※3月9日、10日の両日、山町筋では「山町筋のひなまつり」が開催されています。あわせてお楽しみください。

 

 

「ひなフェスin山町ヴァレー ーArs nova 音楽の祭典ー

・日時:2019年3月10日(日)12:00ー16:00

・場所:山町ヴァレー(高岡市小馬出町6)

・アクセス:高岡駅から徒歩15分 または 万葉線「片原町」電停から徒歩5分

 ※お車でお越しの方は高岡市営駐車場(御旅屋駐車場)をご利用ください。ただし、駐車台数に限りがあります。

・問い合わせ先:高岡市市長政策部文化創造課

TEL:0766-20-1255 / FAX:0766-30-7299 /

Email: bunsou@city.takaoka.lg.jp

プロのオーケストラと地元高校生が共演!「オーケストラ×吹奏楽の祭典」 、3/21(木・祝)富山県高岡文化ホールにて。

2019.02.26 UP

日本初のプロの室内オーケストラとして設立し、30周年を迎えた「オーケストラ・アンサンブル金沢」と、地元高岡工芸高等学校・高岡高等学校の吹奏楽部が共演する演奏会が、3月21日(木・祝)に高岡で開催されます。

指揮を務めるのは、国内外のオーケストラで活躍しテレビ・ラジオ等にも多く出演する藤岡幸夫氏です。第1部では、オーケストラの演奏のみでべートーヴェンの「エグモント」序曲・交響曲第5番「運命」を演奏。続く第2部で、地元高校生との共演により、ジブリやワーグナーなどの有名楽曲を演奏します。

オーケストラと吹奏楽では、それぞれ使われる楽器にも違いがあります。これらが一緒になって作り出す、一層華やかなサウンドに包まれてみませんか?

 

*プログラム詳細 http://www.takaoka-bunka.com/events/event/orchestra/

>>チラシはこちら(http://www.takaoka-bunka.com/wp_tcf18/wp-content/uploads/2018/04/20181226130532-0001.jpg

 

【概要】

 ■TAKAOKA冬の音楽祭「オーケストラ×吹奏楽の祭典」

・日時:2019年3月21日(木・祝)14:00開演(13:30開場)

・会場:富山県高岡文化ホール 大ホール

・出演:藤岡幸夫(指揮)/オーケストラ・アンサンブル金沢(管弦楽)/

    富山県立高岡工芸高等学校吹奏楽部、富山県立高岡高等学校吹奏楽部

    (吹奏楽共演)

・入場料:全席自由/一般3000円・学生1000円 ※一般のみ当日500円高

・プレイガイド:(公財)高岡市民文化振興事業団事業課(電話予約できます

        0766-20-1560)、 高岡市生涯学習センター、Uホール、高岡

        大和、アーツナビ(富山県高岡文化ホール、富山県民会館、 富 

        山県教育文化会館、新川文化ホール)、アスネットカウンター、

        石川県立音楽堂チケットボックス

 

【関連プログラム】

□指揮者・藤岡幸夫による地元吹奏楽クリニック(一般公開)

 ・日時:2019年3月11日(月)13:00〜17:00

 ・会場:高岡市生涯学習センター ホール(ウィング・ウィング4階)

  ※見学無料/事前申込要

 

【問合先】

 (公財)高岡市民文化振興事業団事業課(高岡市生涯学習センター3階)

0766-20-1560

 

高岡駅前「Hokugin Art Gallery」で、鉄作家・澤田健勝さんの作品展開催(3/29(金)まで)

2019.02.19 UP

 

2019年1月25日(金)~3月29日(金)の期間、北陸銀行高岡駅前出張所内「Hokugin Art Gallery」にて、高岡在住の金工作家・澤田健勝さんの作品展が開催されています。

「工芸と共にある高岡の暮らし」をテーマに高岡や富山県内の若手工芸作家さんたちの作品展示をシリーズで展開するHokugin Art Gallery。

 Vol.6は、高岡出身の鉄作家・澤田健勝さんの作品が展示されています。2003年より高岡市で工房を立ち上げ、装飾金物から日用品など、幅広い領域で鉄の魅力を伝える作品づくりを行っている澤田さん。今回は、花器やうつわなどの作品を中心に、日々の暮らしを個性的に彩る数々を展示します。「鉄も人と同じように一生がある存在。鉄の一生をどう形にして生かすか」を模索し生み出された作品の数々。足をとめてごらんになってはいかがでしょうか。

 

※作品は予約販売可能です。

※Hokugin Art Gallery:高岡駅前「sorae高岡(ソラエたかおか)」にあるギャラリースペース。2017年10月31日より、”工芸と共にある高岡の暮らし”をテーマに、高岡や富山県内の若手工芸作家の作品展示をシリーズで展開。Vol.1は高岡在住の 金工作家・尾崎迅、Vol.2はガラス作家・梶原朋子、Vol.3は漆芸作家・畦地拓海、 Vol.4は陶芸作家・梅田かん子の作品を紹介。Vol.5は「高岡のしつらえ:おもてなしの工芸展」として高岡の旧家の工芸品を展示

 

Hokugin Art Gallery「高岡のしつらえ:おもてなしの工芸展」  

◆会期: 2019年1月25日(金)~3月29日(金)

◆場所:北陸銀行 高岡駅前出張所 内 (高岡市下関町185-11 sorae高岡1F)

◆営業時間:平日 9:00~15:00※夜間(21:00まで)および休業も店舗外から鑑賞できます。

◆TEL:0766-23-0007

【更新情報:活動する人】高岡で活動する“旅の人”、加納亮介さんのインタビュー記事を公開しました!

2019.02.14 UP

「活動する人」のページにて、東京工業大学の大学院生でありながらゲストハウス「ほんまちの家」の管理人を立ち上げ時から務めてきた、加納亮介さんのインタビュー記事を公開しました。

高岡とのご縁の経緯や、まちとの関わりを通して今思う自分らしい暮らしなどについてお話を伺いました。

 

詳細は記事をご覧ください!


>>該当記事はこちらから

 

※肩書は取材当時のものです

著名なゲストのトークも。GEIBUN 10 ―富山大学芸術文化学部 大学院芸術文化学研究科 卒業・修了研究制作展―2/7〜24開催!

2019.02.04 UP

二上山のふもとのキャンパスで、芸術文化の社会展開を通じた課題解決や新しい価値づくりを目指す富山大学芸術文化学部。

2月9日(土)〜24日(日)の期間、高岡市美術館にて、芸術文化学部の卒業生112名と大学院研究科修了生9名による卒業・修了制作作品と論文が展示されます。

学生が主体となって開くこの展覧会では、絵画や工芸、メディア芸術、デザイン、建築、景観研究、まちづくり研究などなど、総作品数121点の卒業・修了研究制作を一堂に展示します。

総合大学の中にある芸術系学部ならではの多角的視点をもった、若さ溢れる多様な作品群は、見る人の思考の枠を超え、新たな視点を与えてくれるかもしれません。

MdN編集長の本信光理氏や日本画家の千住博氏など、多彩な講師を招いての講演会や公開プレゼンテーションなど、様々なイベントも数多く開催されます。

>>チラシはこちら http://www.e-tam.info/img/2018/g10.pdf

 

また、芸術文化学部のホームページには、「GEIBUN10」に向けて研究制作を進める学生のみなさんのインタビューが掲載されています。展覧会とあわせて覗いてみると、より理解が深まるかもしれません。

 

>>富山大学芸術文化学部 CAMPUS LIFE http://geibun-campus.tumblr.com/

 

【概要】

 ■GEIBUN 10 ―富山大学芸術文化学部 大学院芸術文化学研究科 卒業・修了研究制作展―

・会期:2019年2月9日(土)〜2月24日(日)9:30〜17:00(入館は16:30まで)

・休館日:2月12日(火)、2月18日(月)

・観覧料:無料

・会場:高岡市美術館(高岡市中川1-1-30)

・主催:富山大学芸術文化学部卒業・修了制作展実行委員会

         (富山大学芸術文化学部、公益財団法人高岡市民文化振興事業団・高岡市美術館)

・共催:高岡市、高岡市教育委員会

・後援:富山県、富山県教育委員会

・協賛:高岡短期大学・富山大学芸術文化学部同窓会「創己会」

 

【関連プログラム】

□オープニング・セレモニー

 ・日時:2月8日(金)15:00~

 ・会場:高岡市美術館 地階 ビトークホール

 ・概要:セレモニーと併せて、Geibun Prize 2019授賞式(本展に出展された

     作品及び論文の中から優れたものに与えられます)、GEIBUN10の

     見どころ紹介と内覧会を行う

 

□プライズ・トーク

 ・日時:2月10日(日)13:00~14:30

 ・会場:高岡市美術館 企画展示室、市民ギャラリー

 ・概要:Geibun Prize 2019受賞作についての、武山良三学部長と受賞学生に  

     よるギャラリー・トーク

 

□ゲストトーク

 ・会場:高岡市美術館 地階 ビトークホール(聴講無料、当日先着順80席)

 ・概要:各界の著名なゲストを迎えたバラエティに富んだトーク・ミーテ

     ィング。スケジュールは以下の通り;

 (1)2月 9日(土)13:30〜 
   本信光理(MdN編集長)「過去の自分と未来で出会うこと‐雑誌編集という仕事‐」 

 (2)2月11日(月祝)13:30〜 
   千住 博(日本画家)「美術作品は語る」

 (3)2月16日(土)13:30〜 
   篠原資明(哲学者、詩人、美術評論家)「交通線上のアート」 

 (4)2月17日(日)13:30〜  
   大森謙一郎(プロダクト・デザイナー)「私の発想の種の拾い方」

 (5)2月23日(土)13:30~  
   塚本由晴(建築家、東京工業大学教授)「資源的人の建築」 

 

□公開プレゼンテーション

(1)GEIBUNの粋-大学院特別研究最終発表会

  ・日時:2月10日(日) 9:30~12:00、14:30~16:30

      ・会場:高岡市美術館 地階 ビトークホール

      ・概要:大学院芸術文化学研究科の学生による公開プレゼンテーション

(2)豊かさのかたち

  ・日時:2月14日(木)~15日(金) 10:00~16:30

      ・会場:高岡市美術館 地階 ビトークホール

      ・概要:デザイン工芸コースの学生による公開プレゼンテーション

(3)私たちが創り出した「こたえ」

  ・日時:2月14日(木) 13:00~16:00

      ・会場:高岡市美術館 企画展示室、市民ギャラリー

      ・概要:デザイン情報コースの学生による公開プレゼンテーション

 

□院生展

 ・日時:2月7日(木)~19日(火) 11:00~17:00 ※2月13日(水)は休廊

 ・会場:芸文ギャラリー (高岡市御旅屋町90-1 KMビル1F)

 ・概要:大学院芸術文化学研究科1年生による成果展示

 

【問合先】富山大学芸術文化学部総務課

     〒933-8588 富山県高岡市二上町180番地

     TEL 0766-25-9139  FAX 0766-25-9104

     E-mail info@tad.u-toyama.ac.jp

       http://www.tad.u-toyama.ac.jp

【更新情報:工場・工房】新たに2つ、ものづくりの現場紹介を追加しました!(梶原製作所・四津川製作所)

2019.01.31 UP

高岡に集積する、数多くのものづくり企業や工場・工房。当サイトの「工場・工房」ページでは、そのいくつかをピックアップしてご紹介しています。今回、新たに「株式会社 梶原製作所」「有限会社 四津川製作所」の2つを追加しました。

このページで紹介している工場・工房では、工場見学やショールーム見学、体験などを受け付けているところもあります(要事前連絡)。ぜひチェックしてみてください!

 

>>詳細はこちら

音楽好きは高岡に集合!2/2「堀正文と2人のミューズたち」・2/3「Kikare〜ma そこたらじゅうライブ」開催!

2019.01.24 UP

2月最初の週末、高岡のまちなかでは、クラシックやポップス、ジャズなど様々なジャンルのライブが開催されます。

2月2日(土)は、高岡市出身で長くNHK交響楽団のコンサートマスターを務めたヴァイオリニスト、堀正文氏のコンサート「堀正文と2人のミューズたち」が開催。(公財)高岡市民文化振興事業団が主催となり、高岡市生涯学習センターホール(ウイング・ウイング高岡4階)で行われます。ピアノとチェロの若手実力演奏家2人とともに、モーツァルトやショパン、クライスラーなどの名曲を演奏する圧巻のステージです。

日本クラシック界を代表する堀正文氏

>>「堀正文と2人のミューズたち」詳細はこちら

 

また、2月3日(日)は、地元を中心としたミュージシャンたちが高岡市内の飲食店など12会場で同時多発的にライブを行う「Kikare〜ma そこたらじゅうライブ」が開催。「音楽を通してのまちづくり」をコンセプトに活動を行う「ホームタウン実行委員会」が主催となり、毎年行われているものです。ジャンルはJ-POP、洋楽、ロック、ジャズなど様々。入場無料で聴けるものや、お店の1オーダーで聴けるものなど、気が向いたときにふらりと立ち寄れるものもあり、入ったことのないお店を知るきっかけにもなりそうです。

 

昨年開催の様子(公式Facebookページより)

 

音楽を聴くのが好きな方はもちろん、最近生の音楽に触れていないという方も、気軽に楽しんでみては?

 

【概要】

 ■「堀正文と2人のミューズたち」

 (Ars nova音楽の祭典/TAKAOKA 冬の音楽祭 高岡が生んだ天才演奏家たち)

・日時:2019年2月2日(土)15:00開演(14:30開場)

・会場:高岡市生涯学習センターホール(ウイング・ウイング高岡4階)

・出演:堀正文(ヴァイオリン・高岡市出身)、三又瑛子(ピアノ)、香月麗(チェロ)

・入場料:全席自由 一般3000円(学生1000円)※一般のみ当日500円高

・プレイガイド:(公財)高岡市民文化振興事業団事業課(TEL予約可/0766-20-1560)、高岡市生涯学習センター3階、Uホール、アーツナビ(富山県高岡文化ホール、富山県民会館、新川文化ホール、富山県教育文化会館)

 

■「Kikare〜ma そこたらじゅうライブ」

・日時:2019年2月3日(日)12:00〜23:00(会場によって異なる)

・会場:高岡市内飲食店等12箇所

  ※出演者、会場、入場料等の詳細はホームページ、Facebookにて

 http://takaoka.hometown.jp/299

 https://www.facebook.com/hometown.tk/