2月13日は日本遺産の日!高岡が織りなす2つの日本遺産ストーリーを学ぼう
地域のもつ歴史や文化をわかりやすく伝える物語として文化庁が認定する「日本遺産」。現在全国で104件の「日本遺産」が認定されており、そのうち2件が高岡にまつわる歴史・文化の物語です。
高岡市各所には、これらの物語をより深く理解するための文化財が多くあります。高岡市では、日本遺産の日にちなみ、2つのイベントを開催します。
1)「写真家 中西学が写す日本遺産」(場所:山町ヴァレー)
2)日本遺産の文化財を巡ってオリジナルシールを集めよう(場所:市内各所の文化財)
それぞれの説明の前に、まずはこの2つの物語について簡単にご紹介しましょう。
開町直後の最悪のピンチを最高のチャンスに変えた、奇跡的な大転換
1つは、「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡―人、技、心―」。高岡のまちは約400年前に前田利長が築城したことによって開かれましたが、開町まもなくお殿様は他界し、さらに一国一城令によって高岡城が廃城されるというピンチに見舞われました。
そのピンチをどのように乗り越え、発展していったのか。時のお殿様の英断と町民たちの心意気を伝える物語です。
▼詳細はこちら
https://www.city.takaoka.toyama.jp/bunsou/story.html
北前船は荒波を漕ぎ進む「動く総合商社」だった!
もう1つは、「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 〜北前船寄港地・船主集落〜」。高岡市伏木は、江戸・明治期には北前船の寄港地・船主集落として大いに賑わいました。北海道と大阪を結び、一往復で現在の一億円に相当する利益を上げたとも言われる北前船は、物資だけでなく多彩な文化や情報を運びました。これは、動く総合商社と言われた北前船の歴史と、地域の近代化に与えた影響を伝える物語です。
▼詳細はこちら
https://www.city.takaoka.toyama.jp/bunsou/kitamae.html
写真家・中西学氏が最高画質で撮影した高岡の歴史・文化遺産
土蔵造りのまちなみ、山町筋にある商業施設「山町ヴァレー」で、日本遺産に関する写真展示を行います。
四季の美しさに彩られた高岡市の歴史・文化遺産をテーマに、その魅力を写真家・中西学氏独自の切り口でお届けするものです。
作品は、令和2年2月に東京「富士フイルムイメージングプラザ」で、12月から令和3年1月にかけて「ミュゼふくおかカメラ館」にて開催された写真展「躍動~Takaoka’s History and Culture~」の作品の一部。
氏の写真を通して、本市の日本遺産をどうぞ、お楽しみください。
・会期:2021年2月13日(土)〜3月2日(火)
・会場:山町ヴァレー(富山県高岡市小馬出町6)
・時間:10〜18時
▼中西氏の作品は動画でもご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=rr3aUHNaYkU
【中西 学氏 プロフィール】
1976年岡山県生まれ。風景写真を元々専門で撮影をし、近年はドローン写真家としても活動。2016年に行われた伊勢志摩サミット開催時には、三重の空撮写真(ドローン)のみの写真展をソニーストア名古屋とイギリスの日本大使館で開催。写真家目線での動画撮影、編集も数多く手がけている。
まだ行ったことのない高岡の文化財へ、ぜひこの機会に!
日本遺産にまつわる市内の文化財の一部では、上の写真右のイベント情報紙「iku・cha!」を持参するか、iku・cha!のPDF(▶リンク)を提示すると、入館した人に各文化財のオリジナルシールをプレゼント。シールは全部で6種類なので、全種類制覇に挑戦してみては。(iku・cha!は各対象施設に配置)
・配布期間:2021年2月13日(土)〜4月7日(水)
・対象の施設(対象の文化財/料金/休館日/住所):
- 高岡市立博物館(高岡城跡・古城公園/無料/月曜〔祝・休日の場合は翌平日〕/高岡市古城1−5)
- 高岡御車山会館(御車山祭/高校生以上 450円→360円〔iku・cha提示による割引料金〕/火曜〔祝・休日の場合は翌平日〕/高岡市守山町47−1)
- 高岡市鋳物資料館(金屋町/高校生以上 300円/火曜〔祝・休日の場合は翌平日〕/高岡市金屋町1−5)
- さまのこ屋(吉久/無料/月・火曜/高岡市吉久2丁目3−14)
- 雲龍山勝興寺(勝興寺/高校生以上 500円/無休/高岡市伏木古国府17−1)
- 雅楽の館(菅笠問屋の町並み/無料/月・火曜〔祝・休日の場合は翌平日〕/高岡市福岡町福岡1208)
【参考】
◎勝興寺
現在、平成の大修理によって江戸時代後期の状態に復元された書院が公開中。宝物展を行っています。
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/323109
◎高岡市立博物館
「またまた発見!渋沢栄一書簡」〔2月13日(土)~4月11日(日)〕
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