初公開品を含む約440点の貴重な資料から高岡を再発見!「高岡のお宝展」、高岡市立博物館で開催中(〜10/11)

2020.08.19 UP

国指定史跡「高岡城跡」(高岡古城公園)内に立地する高岡市立博物館は、今年で開館50周年。

これを記念し、日ごろから収集されている高岡の歴史・民俗・伝統産業等に関わる様々な資料を厳選した約440点の「お宝」を8月1日から10月11日(日)まで展示・紹介しています。

たとえば上の写真(提供:高岡市立博物館)。これは「渾天儀(こんてんぎ)」と呼ばれる天体の位置を測定する器具で、この原理を発展させたものが現代のプラネタリュームです。中心の球が地球を表し、江戸後期には太陽と月の動きを説明する器具として利用されていました。支柱に細かな木彫がなされていたり、台座に漆の塗られていたりと丁寧な装飾が施されていますが、これらはすべて高岡の職人たちの手によるもの。高岡市指定文化財にもなっており、高岡の工芸史上においても特筆すべき資料です。

また、高岡初の町絵師・堀川敬周(江戸後期)が俳人・松尾芭蕉を描き、現三重県出身の画家兼俳人が芭蕉の句を書いた合作が今回初公開されています。高岡市出身の算学者・筏井満好(江戸期)が低いところの水を高いところへ登らせる「揚水車」の研究について記した書物「自然登水車(じねんとすいしゃ)」も、県内では初公開です。

このほか、常設展示場では、「高岡ものがたり -楽しく知ろう!ひらめき・ミュージアム-」と題し、高岡市の歴史・民俗・伝統産業などをジオラマ、タペストリー、映像、各種体験コーナーなどで分かりやすく紹介しています。

今の暮らしと昔の様子を展示資料で結びつけることで、新たな気づきや発見があるかもしれません。

 

高岡市立博物館開館50周年記念 特別展「高岡のお宝展」

【概 要】

・会  期:2020年8月1日(土)~10月11日(日)

・開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

・会  場:新館企画展示室

・入 館 料:無料

・休 館 日:月曜日(ただし月曜日が祝・休日の場合は開館し、翌平日に休館)

・チラシ

   表 https://www.e-tmm.info/2020_otakara1.jpg

   裏 https://www.e-tmm.info/2020_otakara2.jpg

 

【会期中のイベント】

<展示説明会>

・日 時:2020年9月5日(土)、10月3日(土) 各日14:00~14:30

・参加無料(申込は電話にて(0766-20-1572)。先着10名)

・申込開始 9月5日(土)〔申込開始:9月1日(火) 9:00から〕

       10月3日(土)〔申込開始:9月29日(火)9:00から〕

 

※新型コロナウイルス感染症拡大の状況により中止する場合があります。

※当日はマスクを必ず着用ください。また、来館時に検温を実施します。高熱等で体調が悪い場合は参加をご遠慮いただく場合があります。

 

◎高岡市立博物館

https://www.e-tmm.info/index.htm

 

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