古式ゆかしい「歌合(うたあわせ)」の方式での、高校生たちの短歌バトル!8月23日(金)11時〜、ウイング・ウイング高岡で開催
万葉歌人・大伴家持ゆかりの高岡の魅力を全国に発信しようと2016年から毎年開催されている「高校生万葉短歌バトル」。
第4回となる今年の本戦が8月23日(金)にウイング・ウイング高岡で開かれます(入場無料・事前申込不要)。
今年の応募は18都県33校67チームから応募があり、当日は本戦に勝ち進んだ8チームが1チーム3人のトーナメントで戦います。地元富山県からは、高岡工芸高校・富山中部高校の2校のチームが出場します。
ここで、本戦に選ばれた高校生たちの予選作品の一部をご紹介しましょう。
・窓の外うららにかすむ授業中我が想い人今何思う
【美女と野獣・高岡工芸高校(富山県)】
・水を張り雲を映した水田に罫線みたいな苗の点描
【東京学館新潟高等学校書道コース・東京学館新潟高校(新潟県)】
・菜種梅雨(なたねづゆ)いつ止むのかと雨宿りふと聞こえさすそらの泣き声
【所沢高校文芸部・所沢高校(埼玉県)】
・何もかも吸いこんでゆく放課後の空をまとえば死なないだろう
【たかゆくや・富山中部高校(富山県)】
・聴き飽きたウォークマンの中あるものはパターン化された私の感情
【福岡女学院高校チームB・福岡女学院高校(福岡県)】
・アスファルトの伸びた景色にスカートを回せばプリーツから夏来(きた)る
【星野高等学校A・星野高校(埼玉県)】
・職員室に行列できる店ありて引換券は再テスト用紙
【宮崎南ひなた女子会・宮崎南高校(宮崎県)】
・さらさらのガーゼの下の生傷や冷たい風もじわり染み入る
【チームおおとり・盛岡第三高校(岩手県)】
8月23日の本戦では、「手」(1回戦)、「あう」(2回戦)、「梅」(3回戦)をそれぞれテーマとし、昔の歌合(うたあわせ)にちなんで、先鋒・中堅・大将がそれぞれ1対1でテーマに沿った一首を披露。相互に朗誦・批評しあい、3人の判者(審判)が勝敗を判定します。判者は、歌人で早稲田大名誉教授の佐佐木幸綱氏、歌人の小島ゆかりさん、高岡市万葉歴史館の坂本信幸館長。
また、今年の初の試みとして、来場者に自由な題で詠んだ歌を投稿してもらい、判者が優秀作品を選んで表彰式で発表するという企画も行われます。
高校生の若々しい感性に触れ、言葉の世界の美しさ・深遠さを楽しんでみませんか?
<第4回高校生万葉短歌バトルin高岡>
・日時:2019年8月23日(金)11:00〜
・会場:高岡市生涯学習センターホール(富山県高岡市末広町1-7 ウイング・ウイング高岡4階)
・入場無料
<お問合せ>
高校生万葉短歌バトル高岡実行委員会事務局
(北日本新聞社西部本社高岡事業部内)
TEL:0766-22-2226 FAX:0766-25-7775
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◎高校生万葉短歌バトルin高岡 https://www.kouko-tanka.jp/
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