新元号「令和」のもとになった、大伴旅人の梅花の宴って?「万葉集」って?「高岡市万葉歴史館」にて、現在特別展示を開催中!GWは万葉衣装の体験も

2019.04.26 UP

4月1日に新元号「令和」が発表され、出典元となった「万葉集」が脚光を浴びています。

元号の典拠となった部分は「万葉集」の巻五にあり、当時大宰府の長官であった大伴旅人が邸宅で宴を開いた折に詠まれた三十二首の、「序文」の一部にあたります。

「万葉集」は、大伴旅人の息子にあたる歌人、大伴家持が奈良時代末頃に、最終的な編纂に大きく関わったと言われており、天皇・皇后から名もなき様々な身分の人々が詠んだ歌までが集められた、日本に現存する最古の和歌集です。大伴家持が約5年間越中の国守として現在の高岡の地に赴任していたことから、「万葉集」には、家持やその部下が越中を舞台に詠んだ歌、この地に伝わる歌が300首以上収められています。

そういった経緯から、高岡市には日本初の「万葉集」研究施設である「高岡市万葉歴史館」があり、現在、新元号発表を記念した特別展示、「令和」と『万葉集』〜家持の父大伴旅人と梅花の宴〜が5月27日(月)まで開催されています。

 

高岡市万葉歴史館。越中の国府のあった地に程近い、高岡市伏木一宮にある

 

 

特別展示の様子

 

展示では、大伴旅人が開催した梅花の宴と、元号の典拠となった万葉集の部分について、「西本願寺本万葉集」(複製)や寛永版本万葉集などの展示とあわせて解説しています。

万葉歴史館では、万葉集に関する様々な展示を行っているほか、『万葉集』ゆかりの花木を植栽した「四季の庭」も見どころです。また、5月1日(水・祝)〜5月6日(月・振休)は、老若男女を問わず万葉衣装の体験もできます。

 

衣装を着たまま館内見学も可能

 

この機会に、万葉集の歌に詠まれた人々の思いや歴史的背景を知り、新しい「令和」の時代を歩むヒントを探ってみてはいかがでしょうか。

 

【概要】

特別展示 「令和」と『万葉集』〜家持の父大伴旅人と梅花の宴〜

・会期:2019年4月3日(水)〜5月27日(月) 9:00〜18:00

    *入館は閉館の45分前まで   

    *終了後は新元号コーナーを設置予定

・休館日:火曜(ゴールデンウィークは全日開館)

・会場:高岡市万葉歴史館 特別展示室(高岡市伏木一宮1-11-11)

・観覧料:一般210円、中学生以下無料、65歳以上160円

 

【同時開催】

<万葉衣装体験>

・日時:5月1日 (水・祝)〜5月 6日 (月・振休) 9:00〜16:00

・体験料金:一般500円、 65歳以上400円 、300円 

    *万葉歴史館の観覧料を含む

・内容:衣装は、男・女・小学生・幼児用あり。万葉衣装着付け後、そのまま30分間の館内見学も可能。(撮影スポットも設置あり)

・申込方法:当日受付で申込み

 

◎その他、年間の催し予定はこちらから

 

【問合せ先】

高岡市万葉歴史館  0766-44-5511

https://www.manreki.com/

 

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