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まちは一人ひとりが面白くするもの。

土地の歴史を大切にしながら、

ワクワクする場所にしたい。

築110年の商家を改装し、2016年春開店予定の大菅商店(仮)

妻の麻希子さんと営む人気のカフェも、自ら「解体設計」

大菅洋介さんは富山県朝日町生まれの建築士。東京の設計事務所や大手建設会社に勤めた後、独立。都内でスタジオオオスガを設立し、住宅や店舗の設計・施工・リノベーションを手がけていました。しかし、震災を機に故郷へ。妻の麻希子さんの実家があり、自身も高校時代を過ごした高岡へ家族で移住し、現在は高岡を拠点に、東京、名古屋などでも設計の仕事に携わっています。

大菅さんの設計のコンセプトは「つくらない。を、つくること」と、とてもユニーク。古いものにも価値を見い出し、できるだけ廃棄物を出さない設計を大切にしているとか。

「掃除だけで十分よくなることも(笑)。自分でも解体しながら無駄を出さない設計を考える、『解体設計』という独自の方法なんですよ」

高岡の山町筋では、長らくパン屋さんだった建物をリノベーションしたCOMMA, COFFEE STAND(コンマコーヒースタンド)をオープン。麻希子さん手作りで地元の素材を使ったシュークリームや、シングルオリジンコーヒー、ランチなどが評判です。高岡大仏のある大手町では、築110年の空き家を改装した現代の荒物屋「大菅商店(仮)」を2016年春に開店予定です。また、高岡の菅笠づくりの技を活かした新たな商品も開発中で、全国や世界に発信していけるプロダクトを育てたいと考えているそうです。

「まちや土地には長く受け継がれてきた歴史があり、人々の記憶に残っているイメージがあります。その土地で必要とされてきたものを大切にしながら、将来につなげていけるといいなと思っているんです」

ほかにも、山町筋の土蔵造りの町並みの広い軒下を活用して、近隣の農家が新鮮な野菜などを販売する「たかおか軒下マルシェ」を、同じく山町筋でお店を営む「大野屋」の大野悠さん、「はんぶんこ」の東海裕慎さんらと企画・運営。まちの賑わいを生み出しています。坂下町では御車山が勢揃いする場所に建つ公民館の建設事業にも従事しました。

一歩ずつ自分らしい活動を追求しながら、地域の人とのつながりを広げ、信頼を得てきた大菅さん。高岡では最近、面白いことをやろうという元気な人が増えていると評判です。

「仲間や応援してくださる方が増えてきたのはうれしいですね。でも、僕は、まちづくりをしている意識はなく、個々の場所が元気になり、その集積がまちになると考えています。だから、手探りでも、まず実践していくことを大事にしているんです。『なぜ建築士がお店を?』と聞かれることもありますが、僕ができるんだったら、誰でもできるはず。高岡にはいいストックが数多くあります。空き家も積極的に活用して、個性あるお店が増えると、もっとワクワクする場所になると思うんです」

sub_oosuga_04COMMA,COFFEE STAND

住所:富山県高岡市小馬出町48

電話:070-5465-0993

建築士・デザイナー

大菅洋介/YOSUKE OSUGA

スタジオオオスガ/大菅商店

【Profile】

富山県朝日町出身。富山県立高岡工芸高校卒業後、東京の美術大学へ進学。設計事務所等の勤務を経て、「studiooosuga」(スタジオオオスガ)を設立 。店舗、住宅設計・施工で、東京を中心に活動。設計者が解体・デザイン・施工を行う「解体設計」を実践中。むだのない建築物の利活用を提案する。東日本大震災を機に、高岡に生活拠点を移す。実家のある朝日町、生活の拠点である高岡市、仕事を行う東京をぐるぐるする日々。朝日町では「TRYJIN」の立ち上げメンバーとして、朝日町を元気にするイベントを企画運営。高岡市では地産地消の推進、街の活性化のため「たかおか軒下マルシェ」を有志と共に開催。2014秋に高岡の山町筋にある空き店舗を改修し、「COMMA, COFFEE STAND」をオープン。2016年春には、高岡大仏近くにある、土蔵造りの建物をリノベーションし、荒物屋「大菅商店」をオープン予定。