かつて高岡には16もの映画館が!【高岡市立博物館 映画ポスター・チラシ展】開催中!(~R7.1.13)
堀上町の「世界館」、小馬出町の「帝国館」、末広町の「高岡劇場」。これらはすべて、過去に高岡のまちで人気を博した映画館です。大正から昭和初期にかけて、歌舞伎などの大衆演劇にかわって、映画が人々の娯楽として発展しました。高岡市でも、映画黄金時代と言われた昭和20年代から30年代前半頃には、まちなかの映画館は16館を数えました。
本展では、高岡市立博物館が所蔵する歴史資料のなかから、戦前の映画ポスターやチラシを中心に、初公開資料40点を含む全63件85点を展示・紹介しています。ポスターやチラシだけでなく、当時の写真や新聞記事などの映画関係資料とともに大正から平成初期にかけての市内における主な映画館の歴史・変遷を振り返ることができます。今のあの場所がかつて高岡市の賑わいの中心となっていた映画館だったなんて!・・・という驚きもあるかもしれません。
また、昭和10年に高岡市民のスタッフ・出演者によって、市内で撮影された市民映画「輝く孝道」を特集したコーナーもあります。この映画は、長らくフィルムが見つかっておらず、幻の映画となっていましたが、博物館からの呼びかけもあり、平成21年に発見されました。映像は博物館でいつでも閲覧が可能で、DVDを購入することもできます。ロケ地となった高岡古城公園や市内の様子、当時の服装などもうかがえる貴重な資料です。
当時のまちの様子や映画スターを懐かしんだり、現在と比較したり、映画館全盛の時代を知る人もそうでない人も様々な楽しみ方ができる企画展になっています。高岡のまちが歩んだ歴史のワンシーンをぜひ、その目に焼き付けてみてはいかがですか。
●高岡市立博物館 企画展「映画ポスター・チラシ展」
【会期】令和6年11月23日(土・祝)~令和7年1月13日(月・祝)
【場所】高岡市立博物館(高岡市古城1-5)
【休館日】月曜日(月曜日が祝・休日の場合は開館し、翌平日に休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
【入館料】無料
【公式HP】https://www.e-tmm.info/
【お問合せ】0766-20-1572
※最新の開館状況をホームページ等でご確認のうえ、お出かけください。
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