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Creators Meet TAKAOKA 2020 参加クリエイター募集!

2020.08.24 UP

400年以上続く銅器・漆器などの伝統産業から近代産業にいたるまで、日本海沿岸を代表するものづく りのまちとして発展してきた富山県高岡市。2019年から始まったのが、「ものづくりまち高岡」の魅力を県外のクリエイターに伝える「Creators Meet TAKAOKA」です。昨年は、東京でのPRイベントおよびクリエイターを招いた「高岡体験モデルツアー」を実施し、参加者から多くの好評の声をいただきました。今年は、高岡の工房とクリエイターの皆さんが協働し、共に新たな商品や作品を創り出し発信する、さらなる展開を目指すことになりました。

高岡からは意欲に満ちた8社の工房・職人等から参加の手が上がっています。彼らと一緒に新たな価値の創造に取り組むクリエイターを募集します!

高岡の魅力は、鉄、銅合金、錫、アルミ、漆、菅(すげ)など様々な素材とそれらを扱う高い技術力があり、自在にものづくりができること。そして何より、ものづくりにかける職人たちの心意気です。高岡で一緒に日本の手わざを未来につなげる取組みに挑戦してみませんか?

◉対象:クリエイター・アーティスト(デザイン・美術・建築・音楽・写真・映像・ダンス等)、エンジニア、科学者・研究者(人工知能・情報技術・ロボット・新素材等) など

高岡の参加工房と協働で、伝統工芸に新たな価値を付加する創作活動(作品制作/商品開発/素材開発/ブランディングなど)に取り組むことができる方。
202012月上旬までに、何らかの成果品(プロトタイプ、試作品可)を提出することとします。
年齢・国籍・プロ・アマは問いません。ただし、基本言語は日本語です。
チームや会社単位での参加も可能です。

応募多数の場合は、事務局によって職種・専門分野・年齢等のバランスを考慮して参加者を決定させていただきます。 あらかじめご了承ください。
※事業期間中に、高岡や職人の魅力をSNS等で積極的に発信していただける方。

◉定員:4組
◉参加料:無料 *ただし、移動経費等は自己負担
◉応募方法:専用応募フォームから必要事項を記載のうえご応募ください。
◉応募締め切り:2020年9月11日(金)
◉応募特典:
①開発経費の補助:作品制作、素材開発にあたっての実費経費(材料費、試作品制作費)を補助いたします。上限30万円まで。
②広報:全国メディアへのプレスリリース配信、当サイトでの紹介などを通じたPRを行います。

◉主催:富山県高岡市
◉参加工房紹介
①企業名/②工芸種類/③企業紹介/④担当者から一言/⑤参考リンク


株式会社能作
②銅器
③大正5年(1916)創業。創業当時は仏具、茶道具、花器を中心に、現在ではテーブルウェアやインテリア雑貨、照明器具や建築金物なども手掛ける。「伝統は守るものではなく、攻めるもの」をキーワードに革新し続けてきた能作では、昔からの技術を継承しつつも、常に新しいことや面白いことに挑戦する気持ちを大事にしている。特に錫を使った曲がる器「KAGO」シリーズは大きな反響を呼び、高岡を代表する鋳物メーカーとして全国から注目を集める。熱して溶けた金属を鋳型に流し込み、製品を成型する方法を鋳造という。能作では、生型(なまがた)鋳造法を中心に、自硬性鋳造法、ロストワックス鋳造法、シリコーン鋳造法などの鋳造法を使い分け、多品種少量生産を実現する。また、創業より培った職人の技法と現代の技術を融合させることで、企画から製造までを請け負い、高品質な製品を安定的に供給できる生産体制を構築している。

2017年には産業観光をコンセプトにした新社屋をオープン。職人目線で体感できる工場見学や体験スペースでの鋳造体験が特徴的だ。製品では錫の抗菌性などを生かし医療分野に展開、また高岡の他の職人とのコラボ企画など挑戦的なスタンスを崩さない。

主な受賞歴:「第1回三井ゴールデン匠賞」グランプリ受賞、「第5回富山県ものづくり大賞」優秀賞受賞、「第13回産業観光まちづくり大賞」経済産業大臣賞受賞

④新商品開発は常に力を入れています。
https://www.nousaku.co.jp/



株式会社竹中銅器
②銅器
③竹中銅器の特徴は、伝統技法及び金属加工に熟達した職人・技術者との幅広い連携を基に、テーブルウェアや文鎮から大型モニュメントまで、顧客のニーズに合わせたモノづくりチームをコーディネイトできることである。伝統工芸品だけでなく、世界で活躍するデザイナーや建築家・芸術家といったクリエーターの鋭い感性による斬新なモノづくりの要望に対しても、このチーム力で応え、高岡銅器の可能性を広げ続けている。銅像をはじめ、日常的に目にするものも多く、その商品は全国に展開しており、実績は非常に多い。

特にfine.(ファイン)というデザイナーズブランドでは今日の多様なライフスタイルに向き合い、そこに美しく豊かな時間を届けることを念頭に、素材とデザインにこだわり、デザイナーとの一対一でのコラボ商品の開発に努めてきた。様々な日常のシーンを心地よく演出するシリーズとして展開している。

主な受賞歴:プロダクトデザイナー澄川伸一氏とのコラボ商品「aquarium Dumbbell」が2012年レッドドット・デザイン賞を受賞、同じく澄川伸一氏デザインの「aquarium シューホーン(くつべら)#003」が2004年グッドデザイン賞を受賞

④新分野での販路開拓に向け、クリエイターとの今までにない商品開発を目指しています。
http://www.takenakadouki.co.jp/index.html


有限会社佐野政製作所
②銅器
③前身である佐野為鋳造所では、鉄やアルミなどを鋳造していたが、そこから業務を引き継ぎ、現在では主に企業のオーダーメイド品の受注製作や仕上げの加工(研磨やアッセンブリなど)、仏具の数珠掛けの製作を行っている。同時に、人気の高いオリジナル商品の自社製作にも注力。特に受注製作においては、各工程の熟練職人の手によって最高の技術が施される分業制の中で、コンセプトから企画立案・開発・生産・製品化までをワンストップで取りまとめる役割を担う。オーダー品を製作するにはいろいろなスタートの方法があるが、顧客はラフスケッチからなら50%、図面からでも70%程度のイメージで工房を訪れる。打合せでその残りを埋め、各工程のエキスパートの協力企業様とチームを組みながら120%での納品を目指す。各工程での専門的な知識や技術を持つ職人たちと仕事をすることで、自社だけでは思いつかない工夫の提案を受けることが多い。そしてそれは自社にノウハウとして蓄積し、現在は強みになっている。最近では異素材との組み合わせなど新しい取り組みも数多く進めている。

④衰退の流れにある生型鋳造で作る鉄鋳物で何かできないかと考えています。もう一度、素材や技術などを見つめなおすことで、技術、事業の継続ができると確信しています。また弊社の主力商品「御念珠掛け」という数珠をかけておくための製品は、現在、需要が徐々に減少しています。こちらも、素材や技術、デザインなどを見つめなおし新しいものが作れたらと思っています。
https://www.sanomasa.net/


高岡民芸株式会社
②菅笠
③菅笠とは竹で作った笠骨に、菅を縫い合わせた縫い笠である。通気性が良く、腐りにくい。日除け、雨除けに使用され、雪に対しても強く、昔は蓑や合羽と併用して労働や道中にも使われた。現在は基本的に農作業を中心に使用される。生まれたのは京都の禅僧から伝えられたという菅笠の技法に、もともと福岡の地に自生していた菅を用いたなど諸説ある。江戸時代に発展をとげ、九州・関東・東北地方まで販売先を広げ、現在も全国シェア90%以上をほこる。ただ菅笠製作は、農閑期の副業として行われてきた時代背景もあり、工賃が安く、後継者不足が深刻な問題になっている。

そんな中、2015年、中山煌雲氏が越中福岡の菅笠製作の後継者として立ち上がる。これまで菅笠製作は、分業制であり、菅の制作、笠骨製作、菅の縫い付けと、別の職人が行うことがほとんどであった。しかし、すべてを一貫して行うことで、品質の向上とストーリーの見える商品を作りを可能にした。商品は実用品としてだけではなく、作品としての菅笠を提案。菅笠の可能性を広げた。

主な受賞歴:第3回菅笠コンテストにて新人賞受賞  ( 作品「小雪」)、全国三大コンペティション、高岡クラフトコンペ奨励賞受賞(作品 六方)、越中福岡の菅笠製作技術保持者として認定

④「菅笠」は大変魅力のある商品であるものの、主に農作業や祭礼での使用にとどまり、現代の生活様式には取り入れられにくいため認知度が低い状況です。菅自体を、菅笠以外のものに活用し、日々の暮らしに身近に取り入れて頂けるような商品を開発し、「菅」「菅笠」の認知度向上を図りたいと考えています。
https://takaokamingei.co.jp/ko-wn/


有限会社北辰工業所
②銅器
③高岡銅器で鋳造の工程を担う工房で、銘板や看板、記念碑、定礎板、各種記念品からテーブルウェアまで幅広く対応できる。他の工房ではあまり対応しない一品物も引き受けている。(東京地方裁判所の銘板はここで鋳造した物である。)依頼内容はオーダー製作、業務用製品だけでなくオリジナル商品もあり、鋳造における技術的アドバイスもしている。銅鋳物は重いが、切削加工や部品組み立てである程度軽量化できるなど、幅広い案件をこなしてきたことによる充実したノウハウがある。

主な受賞歴:2016グッドデザイン受賞(FUKITO-SERIES(アルミ鋳物皿))
④2016年にグッドデザイン賞をとった洋食器皿は、デザイナーとのコラボ商品でした。これまで経験がなかった食器の製作でしたが、鋳物の手作り感がでるテクスチャー(鋳肌)を出すデザインや初期投資が少なく少量生産可能な砂型鋳造での開発など、当社の強みをうまく活かすことができました。結果、鋳肌のデザイン面だけでなく、軽くて錆びない、落としても割れないという機能面やリサイクル素材である再生アルミニウムを使った鋳造という環境面でも評価をいただきました。クリエイターの方ともこのような新たな挑戦を一緒にしていければと思っています。
http://www.hoxsin.com/


シマタニ昇龍工房
②鍛金
③明治42年創業のシマタニ昇龍工房。金槌で叩く鍛金という技法で真鍮から寺社に納めるおりんを製作する工房である。おりん自体の需要が減っていることもあり、手作業でおりんを作れる職人は全国に10人しか残っていないそうだが、そのうちの3人が所属する工房だ。金槌だけで形成していく技術に加え、おりん特有の心地よい音を調整していく技術は非常に希少である。アジア、欧米と日本の伝統工芸を普及するようなイベントにはこれまでも数多く招待されてきた。

近年では鍛金の技術を活かし「すずがみ」という商品開発も行った。錫100%の柔らかさを、圧延と金槌の力加減や回数によって絶妙な曲げを可能にした平皿である。またこのすずがみをさらに発展させ、ボウルに近いようなテーブルウェアや薄い錫製の折り紙を開発するなど、伝統技術を現代のライフスタイルに活かす商品開発に余念がない。

主な受賞歴:伝統工芸士、wonder500、はばたく中小企業・小規模事業者300社、中小企業「元気とやま賞」等
④昨年、Creators Meet TAKAOKA首都圏PRイベントやモデルツアーに参加させてもらいました。今まで知り合えなかった分野の方々とのお話を通し、大変刺激的で良い意見交換をすることが出来ました。マッチングによって、今まで自分達がやってきたのと全く違う、商品開発が出来そうでワクワクします。
www.syouryu.com


漆器くにもと
②漆器
③漆器くにもとでは高岡の伝統工芸品、及びその技術を活かしながら現代のライフスタイルに合致した商品を中心に販売を行っている。産地の問屋というポジションから、商品開発に至るマーケティングや分業制を敷く高岡の工房間の間をつなぐなど多岐に渡る。どの工房がどういった技術に優れているなど、高岡の多くの工房を把握していることから商品開発時の窓口になることも多い。案件毎にどの工房と一緒にやっていくのか、その選択は分業制を敷く高岡において特に重要であり、これまでの実績や工房との関係性などを考慮すれば、高岡において欠かせないポジションを担っている。

また多くの地域の活性化に絡むようなプロジェクトに参画するなどものづくりに加え、まちづくりの面でも高岡を盛り上げている。現在はアウトドアブランドの企画開発や、後継者不足に悩む全国の産地をつなぎ、足りない技術を補い合ってものづくりを行うシステムの構築を目指すなど、幅広い展開をしている。

主な受賞歴:2016年工芸都市高岡クラフトコンペグランプリ

④「モノ」と同時に、「作り方」「売り方」が持続的に機能するカタチを新たな視点から産み出したいと考えています。既成概念にとらわれて新陳代謝していない、産地の非常識な常識を世界のビジネスにも通用するように一新出来たらと思っています。
http://www.kunimoto-japan.com

株式会社柴田漆器店
②漆器
③創業者、柴田治三郎が1925年に彫刻塗工房として開業して以来、漆器づくりに携わってきた工房。現在は自社工房を軸に木地師・青貝師・塗師・蒔絵師と連携し茶道具や酒器、和装小物などの漆器製品の企画・製作を行っている。関わる職人は高岡で培われた精巧で繊細な技術を受け継ぐ、熟練の精鋭たち。扱う商品も日常的に使える小物から、螺鈿や蒔絵の高い技術を施した数十万円もする茶道具や小箱にまで至る。
今後は高岡の伝統技法の1つである螺鈿(らでん)、青貝塗りを中心に展開していく。青貝塗とは「鮑(あわび)」「夜光貝」「蝶貝」「孔雀貝」などを薄く削った材料を使い、絵柄を表現する技法である。貝を細工していくことを総称して螺鈿といい、一般的には約0.3ミリ厚の貝を使うが、高岡漆器では0.1ミリ厚の貝も使い細工する。この特色を生かした製品づくり、また多様な絵柄が求められる酒器揃えなど、職人の技が生きるような商品企画、開発が期待できる。

主な受賞歴:2018 高岡漆器新作展示会 富山県知事賞(グランプリ)、TAKUMI NEXT 2020
④販路開拓、別角度からのデザインなど、これまでになかったものづくりをしたいと考えています。また商品単体よりもテーブルコーディネイトで挑戦していきたいと思っています。
www.shibata-sikki.com

 

 

 



お申し込みはこちら
問合せ先(事務局):一般社団法人富山県西部観光社 水と匠 

担当:林口・山崎
〒933-0397 富山県高岡市内島3550番地
tel.0766-95-5170  fax.0766-95-5171    E-mail. info@mizutotakumi.jp
https://mizutotakumi.jp/

#日本の手仕事 #高岡銅器 #高岡漆器 #越中福岡の菅笠 #伝統と革新 #新素材 #商品開発 #工芸とアート #クリエイターと職人

初公開品を含む約440点の貴重な資料から高岡を再発見!「高岡のお宝展」、高岡市立博物館で開催中(〜10/11)

2020.08.19 UP

国指定史跡「高岡城跡」(高岡古城公園)内に立地する高岡市立博物館は、今年で開館50周年。

これを記念し、日ごろから収集されている高岡の歴史・民俗・伝統産業等に関わる様々な資料を厳選した約440点の「お宝」を8月1日から10月11日(日)まで展示・紹介しています。

たとえば上の写真(提供:高岡市立博物館)。これは「渾天儀(こんてんぎ)」と呼ばれる天体の位置を測定する器具で、この原理を発展させたものが現代のプラネタリュームです。中心の球が地球を表し、江戸後期には太陽と月の動きを説明する器具として利用されていました。支柱に細かな木彫がなされていたり、台座に漆の塗られていたりと丁寧な装飾が施されていますが、これらはすべて高岡の職人たちの手によるもの。高岡市指定文化財にもなっており、高岡の工芸史上においても特筆すべき資料です。

また、高岡初の町絵師・堀川敬周(江戸後期)が俳人・松尾芭蕉を描き、現三重県出身の画家兼俳人が芭蕉の句を書いた合作が今回初公開されています。高岡市出身の算学者・筏井満好(江戸期)が低いところの水を高いところへ登らせる「揚水車」の研究について記した書物「自然登水車(じねんとすいしゃ)」も、県内では初公開です。

このほか、常設展示場では、「高岡ものがたり -楽しく知ろう!ひらめき・ミュージアム-」と題し、高岡市の歴史・民俗・伝統産業などをジオラマ、タペストリー、映像、各種体験コーナーなどで分かりやすく紹介しています。

今の暮らしと昔の様子を展示資料で結びつけることで、新たな気づきや発見があるかもしれません。

 

高岡市立博物館開館50周年記念 特別展「高岡のお宝展」

【概 要】

・会  期:2020年8月1日(土)~10月11日(日)

・開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

・会  場:新館企画展示室

・入 館 料:無料

・休 館 日:月曜日(ただし月曜日が祝・休日の場合は開館し、翌平日に休館)

・チラシ

   表 https://www.e-tmm.info/2020_otakara1.jpg

   裏 https://www.e-tmm.info/2020_otakara2.jpg

 

【会期中のイベント】

<展示説明会>

・日 時:2020年9月5日(土)、10月3日(土) 各日14:00~14:30

・参加無料(申込は電話にて(0766-20-1572)。先着10名)

・申込開始 9月5日(土)〔申込開始:9月1日(火) 9:00から〕

       10月3日(土)〔申込開始:9月29日(火)9:00から〕

 

※新型コロナウイルス感染症拡大の状況により中止する場合があります。

※当日はマスクを必ず着用ください。また、来館時に検温を実施します。高熱等で体調が悪い場合は参加をご遠慮いただく場合があります。

 

◎高岡市立博物館

https://www.e-tmm.info/index.htm

 

高岡を活動の拠点とするアーティストを応援!高岡市独自の補助事業の募集を開始しました。

2020.07.31 UP

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために活動の制限を余儀なくされている文化芸術団体の皆さんの継続的な創作活動を支援するため、このたび高岡市独自の2つの補助事業をスタートしました。

1つは、芸術(音楽、演劇、舞踊など)、伝統芸能(雅楽、能楽など)などの活動を行う文化芸術団体に対し、公演で利用することが想定されるホール等で練習する場合、令和2年7〜9月の利用に関して利用料金の一部を補助するもの。

もう1つは、公演やイベント、展覧会等の発表機会を喪失したアーティストに対し、創作活動を発表する動画を制作するために要する経費を補助するものです。制作された動画は、市のウェブサイト、YouTubeチャンネル等で発信します。

 

※画像はイメージです

 

 

いずれも応募期間は令和2年9月30日(水)までです。(ただし、予算に達した段階で、応募受付を中止します。)

それぞれの対象者や応募方法など、詳細は下記URLをご参照ください。

 

◎文化芸術団体のホール等を利用した練習支援について

https://www.city.takaoka.toyama.jp/bunsou/bunsou/shisetsuriyoushien.html

 

◎アーティスト(個人・団体)のオンライン発信用動画制作支援について

https://www.city.takaoka.toyama.jp/bunsou/covid19/onlineshien.html

 

地域で活動するアーティストの演奏をケーブルテレビで。ユニークベニュー番外編特別企画、無観客公演を7月から放映!

2020.07.08 UP

高岡市内外で活動するアーティストに高岡のまちなかでパフォーマンスをしていただき、音楽や踊り、伝統芸能など様々な芸術文化に気軽に触れることのできる「ユニークベニューTAKAOKAオンまちなかステージ」。

この事業は、文化活動を行うアーティストに活動・交流の場を提供するとともに、地域の方々に生のパフォーマンスを届け、文化芸術を身近に楽しんでいただくことでまちの賑わいを創出しようとするもので、昨年度から始まったものです。

 

 

昨年度に実施した様子

今年も多くのアーティストのステージを予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在、屋外・屋内ともにコンサートを一時休止しています。

そこで、「ユニークベニューTAKAOKAオンまちなかステージ」特別企画として、無観客コンサートを収録し、高岡ケーブルテレビ9チャンネルで放映することになりました。

出演者のみなさんは以下のとおりです。

 

「四番街のマリー」(ハーモニカ)

  • 県西部のハーモニカ認定指導員5名で編成されたアンサンブルグループ。

  • 放映予定日 7月6日(月)~7月12日(日)

 

②「Tumbling Dice(タンブリングダイス)」(バンド)

  • 2019年に結成。富山県を中心にライヴ活動しているアコースティックユニット。ローリング・ストーンズの曲を中心にカバー。

  • 放映予定日 7月20日(月)~7月26日(日)

 

③「侍ロックス」(バンド)

  • 洋楽ロックユニット。熱き侍魂を持ったメンバーの融合で70‘s洋楽ロックを中心にカバー。

  • 放送予定日 7月27日(月)~8月2日(日)

 

④「Life in a Mafia Family」(バンド)

  • ブルース、R&B、オールディーズ など、3人3色がひとつになったグループ。

  • 放送予定日 8月10日(月・祝)~8月16日(日)

 

放送予定日の、7:00~、11:00~、15:00~に60分番組で放映されます。

※放送日時は変更になる場合があります。

 

コロナ収束後にまた生演奏が聴ける機会を心待ちにしつつ、ぜひテレビでも出演者のみなさんのパフォーマンスをお楽しみください。

 

【主催】公益財団法人 高岡市民文化振興事業団

「ユニークベニュー✕高岡CATV!」高岡ケーブルテレビ9チャンネル(7月6日~7月12日、7月20日~)放映予定!/【収録版】ユニークベニューTAKAOKAオンまちなかステージ

 

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2〜3月「ユニークベニューTAKAOKA」ほかライブ情報!

 

伏木・勝興寺近くの道路にデザインマンホールが登場します!

2020.06.16 UP

 

高岡市伏木にある国指定重要文化財「勝興寺」の改修工事が2021年春に完了することに伴い、歴史に触れながら安心して散策できる歩行空間の創出を図るため、勝興寺から北前船資料館をつなぐ道路の修景整備の一環として新しいデザインのマンホール蓋に取替えを行うことになりました。
 高岡市及び伏木地区の観光PRと、広く市民の皆様に下水道を身近に感じていただく取り組みとして、デザインは富山大学芸術文化学部の学生が行いました。デザイン案は、学生80余名のなかから選考された5名に提出していただき、このうち1案を今年1月、地元住民や勝興寺関係者、デザイン専門家が選びました。採用されたデザインを作成したのは、富山大学芸術文化学部3年の和田彩花さんです。

 

デザインコンセプト(富山大学芸術文化学部 和田彩花さん)


勝興寺を中心に表し、周囲に大伴家持が越中で詠んだ歌にある「かたかごの花」を表すことで、勝興寺と富山の歴史を結びつけています。設置後数十年のあいだ地域と共にあるためには、永く愛されるデザインであるべきだと考え、ずっと変わらぬ姿で伏木の町にあり続けて欲しいという願いを込めて勝興寺の姿をシンプルに表現し、デザインの中心に置きました。
 勝興寺と北前船資料館を結ぶルートに設置されるということで、マンホールが道標のような存在になるように、伏木のけんか山の提灯、勝興寺御満座法要の大ろうそく、伏木灯明台に共通する灯りを黄色とオレンジの円で表現しました。


 

採用されたデザインマンホール蓋は、今年の12月末までに勝興寺から北前船資料館までの道路などに設置される予定です。

 

国指定重要文化財「雲龍山 勝興寺」本堂

 

和田さん以外の4名の学生も、伏木地区や勝興寺のことを時間をかけて調査し、それぞれ個性的で工夫をこらした素晴らしいデザインを提案してくれました。4名のデザイン案をご紹介します。

飯野那々子さん/道を覗き込むと伏木の魅力を再発見する。街並みと調和するようあえてモノクロのカラーを採用。

 

五十嵐悠さん/勝興寺御満座法要の名物「大ろうそく」が伏木で暮らす人々の営みを温かく照らす。地面には勝興寺が映る。

 

氏原栞さん/伏木の街並みに紛れ込ませた勝興寺と大ろうそく。見た人が気になり、地元の人と話すきっかけに。

 

酒井日向さん/勝興寺の装飾で特徴的な動物がモチーフ。本堂の周りには境内にある大木・イチョウの葉を模様に。

 

 

<デザインマンホール蓋の概要>

設置場所:高岡市伏木 勝興寺から北前船資料館までの歩車道等

設置時期:2020年12月末まで

設置箇所:18箇所(予定)

設置者:高岡市上下水道局

デザイン案作成: 富山大学芸術文化学部3年

・和田彩花さん(採用デザイン案作者) 

・飯野那々子さん 

・五十嵐悠さん

・氏原栞さん

・酒井日向さん

協力:富山大学芸術文化学部

<問合せ先>

高岡市上下水道局下水道工務課

電話:0766-20-1741

開館20周年記念!富山県内唯一の安藤忠雄建築「ミュゼふくおかカメラ館」で宮澤正明 写真展 「伊勢神話への旅」を開催中!(〜7/26)

2020.06.15 UP

伊勢神宮の正式記録写真家として、2005年よりはじまった伊勢神宮第62回神宮式年遷宮をはじめ、伊勢神宮の様々な表情や風景を切り取ってきた宮澤 正明氏。2013 年10月に行われた遷御の儀までの間に6万点に及ぶ作品を奉納してきました。

 

高岡市福岡町のミュゼふくおかカメラ館では、これらの宮澤氏の作品群を紹介する写真展「伊勢神話への旅」を7月26日(日)まで開催しています。伊勢神宮の神秘に包まれた荘厳な世界に包まれ、自然への感謝と神話と共に歩んできた日本人の心をたどってみませんか?

 

ちなみに、このミュゼふくおかカメラ館は、世界で活躍する建築家・安藤忠雄氏の設計によるもの。コンクリート建築の無機質な空間に、光と影が効果的に取り込まれたデザインとなっています。今年はカメラ館開館20周年記念の年でもあります。富山県内唯一の安藤忠雄建築となるこの建物自体の美しさも、一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

●宮澤 正明(みやざわ・まさあき)プロフィール

 

写真家・映画監督・ビジュアルディレクター

1960年東京都生まれ。

1985年、赤外線フィルムを使った作品「夢十夜」で、ニューヨークICPインフィニティアワード新人賞を受賞。2005年から、伊勢神宮第62回神宮式年遷宮の正式な撮影許諾を得て撮影を開始する。2015年、初監督を務めたドキュメンタリー映画「うみやまあひだ~伊勢神宮の森から響くメッセージ」で、マドリード国際映画祭・外国語ドキュメンタリー部門「最優秀作品賞」他の2冠に輝く。俳優、女優、アーティストの写真集は150冊を超え、広告・PV・CM撮影など、活動は多岐にわたる。

 

 

 

 

 

 

 

開館20周年記念

宮澤正明 写真展 「伊勢神話への旅」

【概要】

・会 期 :2020年5月19日(火)~ 7月26日(日)

・開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

・休館日 :月曜日(祝日の場合は翌日)

・入館料 :一般800円 高校・大学生400円 中学生以下無料

  ※土・日・祝日は高校生無料

  ※65歳以上は640円(免許証等をご提示ください)

  ※祖父母と孫が一緒なら入館料無料

  (祖父母は高岡市、富山市、砺波市、小矢部市、南砺市、射水市、氷見市、 

  滑川市、舟橋村、上市町、立山町、魚津市、黒部市にお住まいの方)

  ※リピーターは100円割引(過去にカメラ館で鑑賞したチケットの半券を提  

  示された、一般の方が対象)

  ※上記の割引は併用できません

 

【主 催】ミュゼふくおかカメラ館(公益財団法人 高岡市民文化振興事業団)

【共 催】高岡市 高岡市教育委員会 北日本新聞社 富山テレビ放送

【後 援】高岡ケーブルネットワーク FMとやま 富山シティエフエム

【企画協力】宮澤正明写真事務所

            M&M color http://www.m-m-color.com/index.html

 

◎ミュゼふくおかカメラ館 https://www.camerakan.com/