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ものづくりの現場

FACTORY

高岡のものづくりは、約400年前、前田利長公が開町の際に、7人の腕利きの鋳物師をはじめ、さまざまな職人たちを招いたのがはじまりです。最初は鉄鋳物の生活用品づくりからはじまり、江戸中期以降は銅器づくりが盛んに。高岡銅器は国の伝統工芸品として、いまでは全国のトップシェアを誇ります。

同じく、国の伝統工芸品の高岡漆器は家具製作からはじまり、勇助塗、彫刻塗、青貝塗(螺鈿)といった高岡独自の技法が発展。明治期には日本トップクラスの漆器産地でした。いまでも螺鈿を施した漆器づくりでは、国内の9割のシェアを占めています。

高岡では伝統の技を活かした最新のものづくりが盛んで、高い技術を持った職人による分業制が進んでいるのも特徴。各工場・工房では、見学・体験ツアーを行っているところもあります。ものづくりの現場を間近で見て、体験して、高岡のすごさを再発見してみませんか。

伝統的な彫金技法で、金属に様々な模様を。

和田彫金工房

WADA CHOUKIN KOUBOU

金槌と、何種類もの鏨(たがね)とを駆使し、力強い深彫りや繊細な線などにより、花鳥風月や文字、紋など金属に多彩な模様を施す彫金の仕事。この工房では、仏具の装飾を中心に、依頼に応じて記念品製作や古物修理を行ったり、変わったものではアニメをモチーフにした五月人形に彫金を施したりと、対応範囲は多岐に渡る。彫金だけでなく、象嵌加工や筆メッキによる金・銀・銅の色つけ作業も行う。

〒933-0916 高岡市大町3-2

TEL. 0766-28-2872

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自然が発する音のような、癒しの響き。

株式会社 山口久乗

YAMAGUCHI KYUJO Co., Ltd.

明治40年創業。神仏具や美術銅器を中心に扱いながら、仏具のひとつである「おりん」を様々な生活のシーンに向けて提案する「久乗おりん」ブランドを展開する。久乗おりんの音には「f分の1のゆらぎ」があり、脳のα波を増加させ、人の心を穏やかにするという研究報告も(日本音響研究所)。十二支にあわせたおりんや手の平サイズのおりんなど、ショールームでは100種以上のおりんを鳴らしたり購入したりすることができる。

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〒933-0941 富山県高岡市内免2-8-50

TEL. 0766-22-0993

www.kyujo-orin.com

 

 

大型鋳物を中心に、仏像から現代アートまで。

株式会社 平和合金

HEIWA GOKIN

明治42年の創業時より、花器、茶道具、仏具等を製造していたが、戦後は美術鋳造の需要増加に伴い、銅像、仏像、モニュメント等大型作品を中心に手がける。時代の変遷によって蓄積された、多様な鋳造方法による対応が可能で、現代アート作家からの依頼も多い。最近では精密鋳造といわれる複雑形状の製品制作にも挑戦している。工場見学も受付可能。1300度にまで熱した金属を流し込む圧巻の「鋳込み」の様子は必見。

〒939-1118 富山県高岡市戸出栄町56-1

TEL. 0766-63-5551

http://www.heiwagokin.co.jp/

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鋳造から仕上げまで、一貫した生産体制。

株式会社 道具

DOGU

明治32年創業の鋳造メーカー。一点ものから中量生産まで、そしてセミオーダーからデザイン提案まで、細かな対応で製品全体を総合的にサポートする。

生砂による生型(なまがた)鋳造と、接着剤(バインダー)を砂に混ぜて固める自硬性型(じこうせいがた)鋳造の両技法を使い分けるほか、道具独自の技法であるRIM樹脂の成形技術や、高度な技術と鋳造品のノウハウを蓄積した美術鋳物専門の仕上げ部門も有し、多種多様な品目を製作している。工場見学や鋳物体験も受け付けている。

〒933-0951 富山県高岡市長慶寺1000

TEL. 0766-23-8540

www.dougu-imono.com

 

漆技法の美を、現代に生きるテクスチャーに。

アルベキ社

ALBEKY COMPANY

彫刻塗師屋(ぬしや)の三代目として習得した400年続く漆塗りの技法を応用し、葉脈や水の流れ、雲の流れなどの表現を切り取って「美しいと思っていただけるテクスチャー」を提案・発信する。彫刻塗のほか、和紙貼、布貼、金箔貼などを組み合わせ、ノミの使い分けや和紙の揉み方、布の編み方など多種多様な工夫により、幾通りものパターンを生み出す。従来のお椀やお盆、仏壇だけでなく、インテリア内装材やサインなど建築分野からの依頼も多い。工場見学希望の場合は、ご連絡を。

〒933-0803 富山県高岡市出来田38-2

TEL. 090-8268-1986

www.albeky.com

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錫100%の曲がる器で、新しい世界をつくった。

株式会社 能作

NOUSAKU

株式会社能作は大正5(1916)年に高岡で創業した鋳物メーカー。仏具や茶道具製作からはじまり、最近では錫100%の特性を活かした「曲がる器」が大ヒット。日本橋三越や松屋銀座、阪急うめだなど、日本各地に直営店を持つ。そのほか医療器具、アーティストとの作品づくりなど、鋳物の技術を活かした新しい挑戦をつづける。産業観光の拠点を兼ねた新社屋・工場は2016年末に完成予定。

 

sub_factory_02_02〒939-1118 富山県高岡市戸出栄町46-1

TEL. 0766-63-5080

http://www.nousaku.co.jp

感性と色彩で、常識を塗り替えていく。

モメンタムファクトリー・Orii

MOMENTUM FACTORY Orii

高岡銅器はその豊かな着色技術が特長の一つ。青銅色・煮色・朱銅色・焼青銅色・鉄漿色(オハグロ)など、技法・薬品の組み合わせで数十種類もの色のバリエーションをつくり出す。美術銅器の着色にとどまらず、食器、インテリア、エクステリア建材の分野でも、新しい色の世界を提案する商品を発表。また、ANREALAGE×momentumfactory Oriiのワークウェアが話題に。若い感性で、次のものづくりに挑む。

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〒933-0959 富山県高岡市長江530 折井着色所

TEL.0766-23-9685

http://www.mf-orii.co.jp/

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心に響くおりんの音色、カン、オツ、モン。

シマタニ昇龍工房

SHIMATANI SYOURYU KOUBOU

明治42年に創業し、日本各地のお寺で使われる鏧子(けいす・きんす)・おりん・大金(だいきん)の製造と調律を手がける。焼きなましをした金属を金槌で叩いて仕上げる鏧子職人は全国でも10人に満たず、そのうちの半数以上が高岡に。最終的に“鳴り”を出す際には、通称甲(カン)・乙(オツ)・聞(モン)と呼ばれる3つの音の音程・波長をすべて整える。鍛金の技を活かした「すずがみ」も人気商品。

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〒933-0847 富山県高岡市千石町4-2

TEL.0766-22-4727

http://www.syouryu.co.jp/

伝統の技から、アルミの新ブランドへ。

高田製作所

TAKATA SEISAKUSYO

高田製作所は仏具製造で培った鋳造や研磨の高い技術をもとに、現代のものづくりを展開。インテリア小物のブランド「シロカネ」「タカタファクトリー」ではアクセサリースタンドや酒器などのギフト商品を。そして、日本初のアルミタイルのブランド「アルデコール」では、タイル、車止めなどのエクステリア製品を製造・販売する。原型から完成品まで社内でワンストップでの、ものづくりが可能。

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〒939-1118 富山県高岡市戸出栄町54-7

TEL. 0766-63-6800

http://www.imono.com/

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華やかな螺鈿を、現代のプロダクトに。

武蔵川工房

MUSASHIGAWA KOUBOU

明治43年創業で、国指定の伝統工芸品、高岡漆器の青貝塗の技を四代にわたり受け継ぐ工房。青貝塗とは螺鈿のことで、アワビなどの貝を0.1ミリ程の薄さに削ったものをカットして漆を塗った面に貼り、模様を表現する。建築、家具、金属などへの青貝の加飾のほか、最近ではデザイナーとのコラボによる新商品や、ガラスの器、iPhoneカバーなどにも螺鈿を施し、現代の暮らしに合った青貝塗を目指している。

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〒933-0907 富山県高岡市地子木町1-23

TEL.0766-26-0792

http://www.raden-musasigawa.com/