高岡の「たからもの」、金工と漆芸の名作にふれる。 「高岡の金工・漆芸 入門!」、高岡市美術館で開催中!(〜6/26)

2016.06.03 UP

高岡を代表する伝統産業・工芸である金工と漆芸。
 特に幕末〜明治にかけての輸出工芸の時代には、華麗な花瓶や香炉などが創られ、多くの職人と、プロデューサーである商人の活躍によって、高岡の金工は隆盛を極めました。また時を同じくして漆芸においても、初代石井勇助や初代三村卯右衛門といった巨匠が登場し、独自の風格を持つ漆器を生み出しました。時代のなかで育まれ受け継がれている制作技法の種類は多彩で、それが高岡の金工と漆芸の特長ともなっています。
 本展では、材料を作りこなす巧みな技と、作品の美しさや芸術性に注目し、よりすぐりの30点を展示しています。
 
■会期:2016年5月7日(土)〜6月26日(日)<月曜休館>
■場所:高岡市美術館 1階 企画展示室3(高岡市中川1-1-30)
    http://www.e-tam.info/index.html
■開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
■観覧料:無料
※パンフレットはこちらから
http://www.e-tam.info/img/2016/col2016_pamph.pdf
 
【担当学芸員による工芸講座】
いずれも14:00~15:30 地階ビトークホールにて (聴講無料、申込不要)
6月11日(土) 第二回「高岡の漆芸―技と歴史」
6月12日(日) 第三回「林忠正と工芸」
 
【画像】
左;高岡市指定文化財 二代 横山彌左衛門「武人文大香炉」(1877)、
右;高岡市指定文化財 二代 石井勇助「福寿文勇助塗飾棚」(1881頃)
※いずれも高岡市美術館蔵

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